2018年5月号114頁──濱江多目的センター──青木淳建築計画事務所

2018年5月号114頁──濱江多目的センター──青木淳建築計画事務所

台湾台北市──台北市松山空港に隣接するエリアに建つ,企業の倉庫兼ショールーム.敷地の南北を高速道路が走り,周囲には空港,公園,川といった大スケールが連続することから,短時間,かつ遠目からでも認識できる図象性が求められた. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年5月号080頁──チャンギ空港 第4ターミナルビル──竹中工務店 Benoy SAA Architects

2018年5月号080頁──チャンギ空港 第4ターミナルビル──竹中工務店 Benoy SAA Architects

シンガポール,チャンギ──アジア圏有数の航空ハブとして,世界空港ランキング(スカイトラックス社)6年連続1位のシンガポール・チャンギ空港の第4ターミナル.施設の高度なデジタル化が図られ,荷物の預け入れ,出国ゲートなどが無人化・省人化されている.トランジットエリアは,航空便の乗り換えに伴う空港の一時的な滞在者のための商業空間として機能し,多くの飲食・商業店舗が入居するショッピングモールのようになっている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号204頁──スカイライン@オーチャード ブールバード──槇総合計画事務所

2018年1月号204頁──スカイライン@オーチャード ブールバード──槇総合計画事務所

シンガポール,オーチャード──シンガポール随一の目抜き通りであるオーチャード ロードのほど近くに建つ,レジデンシャル・タワー.住居部分を地上から約20m持ち上げることで,低層階の住居にも眺望を確保し,1階レベルでは緑豊かなランドスケープを生み出している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2018年1月号200頁──台北駅地区再開発計画・桃園空港線 台北駅(A1駅)──槇文彦+槇総合計画事務所(再開発計画マスターアーキテクト,C1 D1タワー・駅デザインアーキテクト) 池田靖史+IKDS(駅デザインアーキテクト) 台灣世曦工程顧問股份有限公司(Prime Civil & Architectural Engineer) 潘冀聯合建築師事務所(Collaborate Architect)

台湾台北市中正区──台湾桃園国際空港と台北市内を結ぶ桃園空港線(MRT)が,2017年3月に開通.その建設計画に伴い,空港線地下駅と商業・オフィス・ホテルの複合超高層建築に加え,周囲の歴史的建造物保存を含めた景観デザインがなされている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号186頁──深圳海上世界文化芸術中心──槇総合計画事務所

2018年1月号186頁──深圳海上世界文化芸術中心──槇総合計画事務所

中国深圳市──深圳市西端の蛇口半島に位置する「海上世界」エリアに建つ複合文化施設.ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館によるギャラリー,著名な蒐集家である馬未都氏によるギャラリーなど複数の展示空間を持つ美術館,劇場,多目的ホール,また文化的活動に関連した商業施設などが収められている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2018年1月号106頁──AU dormitory──設計:小林一行+樫村芙実/TERRAIN architects 設計協力:Plantek Consultants

ウガンダ共和国ワキソ県ナンササ町──ウガンダの首都カンパラ郊外に建つ,海外の大学への進学を目指す学生のための寄宿舎.49カ国から学生が集まり共同生活をしている.1期工事では,男子寮,学習室,ホールなどを建設し(本誌1405),第2期工事では,女子寮や事務所を建設した.壁は焼成煉瓦+鉄筋コンクリート造,屋根は木造+鉄骨造.東西に壁面,南北に開口部を設け,直射日光による影響を抑えながらも明るさや通風を確保している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年11月号124頁──難民・移民のためのコミュニティパビリオン+極小ベニヤハウス──慶應義塾大学小林博人研究会デザイン・ビルド・チーム

スロベニア,スロベン・グラデッツ市──スロベニアのスロベン・グラデッツ市に試みられた,近年増加している難民,移民のためのコミュニティパビリオンおよび仮設住宅を制作するプロジェクト.CNCルーターを用いてプレカットされたベニアの切り込み同士を継いでいく方法で,短時間で誰でも容易に組み立てが行える.日本からプロジェクトに参加した大学生,現地のリュープリア大学,スロベン・グラデッツ職業訓練校の生徒約25名の手によって,職業訓練校の校庭内にモデルハウスが14日間で建てられた. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年11月号048頁──EPFL ArtLab──隈研吾建築都市設計事務所

スイス,ローザンヌ──レマン湖沿岸に位置するスイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の新たなキャンパス施設.全長約270mの細長い屋根の下に,アート&サイエンス・パビリオン,テクノロジー&インフォメーション・ギャラリー「データスクエア」,そしてジャズをテーマにしたカフェという3つのボックスが配置されている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年9月号74頁──Vijversburg Visitor Center──石上純也建築設計事務所(設計) Studio MAKS/Marieke Kums(設計協力)

2017年9月号74頁──Vijversburg Visitor Center──石上純也建築設計事務所(設計) Studio MAKS/Marieke Kums(設計協力)

オランダ,ズワールテウェフセント──19世紀に設立された公園のビジターセンター.ガラス造による空間がサマーハウスや池,庭園や木々などの既存のランドスケープに溶け込みながら,それらをトレースするように配置される. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年9月号48頁──グレイス・ファームズ──妹島和世+西沢立衛/SANAA Handel Architects

2017年9月号48頁──グレイス・ファームズ──妹島和世+西沢立衛/SANAA Handel Architects

アメリカ合衆国コネチカット州ニュー・ケイナン──.コネチカット州ニュー・ケイナンの緑地に建つ,宗教団体が運営するコミュニティセンター.起伏ある敷地に沿って,礼拝のためのスペースやライブラリ,コートなどいくつかの機能を点在させ,それらをカーブする木造屋根で緩やかに繋いだ「River Building」と,厩を改修した切妻屋根の平屋2棟からなる「Barn」で構成されている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年9月号98頁──ポートランド日本庭園 カルチュラル・ヴィレッジ──隈研吾建築都市設計事務所

2017年9月号98頁──ポートランド日本庭園 カルチュラル・ヴィレッジ──隈研吾建築都市設計事務所

アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド──駐車場とカルチュラル・ヴィレッジを結ぶ遊歩道から見る.左にティーカフェ,右にカルチュラルセンターが見える.ポートランド日本庭園は,市中心部のほど近くに位置するワシントンパーク内に1967年に設立された.日本文化発信のミュージアム機能でも知られる同園を,コミュニティの文化的中核とすべくカルチュラルセンター,ガーデンハウス,ティーカフェで構成されたカルチュラル・ヴィレッジと,駐車場に隣接するチケットパビリオンが新設された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年9月号196頁──クムジュン・スクール──坂茂建築設計+ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク

KHUMJUNG, SOLUKHUMBU, NEPAL──ネパール地震の復興プロジェクトの一貫.車が通れない場所に建つ学校の再建の依頼を受けて計画されたもの.資材を運べない分,その場所にある材料(石)を使い,標準的な建築と同じ性能でつくることが目指されている.写真は南側より教室を見る.木フレームを並べてその間に地元の一般的な工法で石を積んでいる.石を積み上げる技術は高い.隣には1953年に世界ではじめてエベレストに登頂したエドモンド・ヒラリーの支援によってできた教室が建っている.左手奥に見える山はクンビラ山. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年6月号084頁──Cisternerne Pavilion「the Water」(日本デンマーク外交関係樹立150周年記念事業)──三分一博志 Alex Hummel Lee(アソシエイトパートナー(EU))

デンマーク,フレデリクスベア──展覧会場となる「Cisternerne」は1730年頃に建造された貯水槽.1850年代末に埋設され,上水道が整備されるまで,地下貯水槽としてコペンハーゲンへ水を供給していた.その後利用されなくなったものの,いまでも水が湧き続けている.ここに市民の生活を支えてきた「水」をテーマにした展示物を設計している.会期は2017年3月21日〜2018年2月2日. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年6月号050頁──ラ・セーヌ・ミュジカル──SHIGERU BAN ARCHITECTS EUROPE+JEAN DE GASTINES ARCHITECTES

フランス ブローニュ=ビヤンクール・セガン島(パリ郊外)──ラ・セーヌ・ミュジカルは球体のクラシック音楽ホール(1,150席)と,屋上庭園下の4,000席の多目的ホールのほか,音楽学校,テナント,リハーサルや録音用小ホールなどを兼ね備えた音楽複合施設.敷地であるセガン島は,パリ市西側に隣接するブローニュ=ビヤンクール市を囲むように流れるセーヌ川にある11万5000㎡の広さの中州にある. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

1976年9月号──ポカンティコヒルの家──吉村順三

アメリカ合衆国ニューヨーク州──ニューヨーク市の郊外ポカンティコの丘と呼ばれる所に建てられた住宅.家族だけで十分使いこなせる家族本位のプランニングを基本とし,部屋ごとを間仕切る襖や障子はすべて壁の内側に収まるように設計され,フレキシブルに利用できる計画となっている.中庭を取り巻く壁はギャラリーとしても利用できるようになっている.

2004年9月号──指名設計競技応募案 ゲント市民文化フォーラム──伊東豊雄+アンドレア・ブランジ設計共同体

ベルギー、ゲント──ベルギーのゲント市で行われたコンペティションでの提案。コンサートホールやリハーサルルーム、スタジオなどが入る文化複合施設。三次元シェル構造により「アーバンケイブ」と「サウンドケイブ」と名付けられたふたつの空間が相互に入り組んだ構成をつくり出している。
2005年1月号──ホンブロイッヒ/ランゲン美術館──安藤忠雄建築研究所

2005年1月号──ホンブロイッヒ/ランゲン美術館──安藤忠雄建築研究所

ドイツ,ノイス──ドイツ,デュッセルドルフ郊外のエルフト川のほとりに建つインゼル・ホンブロイッヒ美術館近くの,NATOミサイル発射基地跡地に建てられた美術館.常設展示棟と2棟の特別展示棟からなる.常設展示棟はガラスの皮膜がコンクリートの箱を包む二重皮膜構造となっており,ガラスで囲まれた回廊が四周を巡る.特別展示棟は半ば地中に埋められ,スカイライトなどにより光を取り込む空間となっている.

2008年4月号063頁──上海征大ヒマラヤ芸術センター──磯崎新アトリエ

中華人民共和国上海市──アートギャラリー,デザインセンター,ホテル,商業施設などのコンプレックス.立面構成は「光」へんに,つくりが「易」という漢字からできている.地上30mのところに水平のプラットホームが設けられ,上部北側にキューブ,上部南側に卍型平面に配されたボリュームがある.下部中央はフラックス・ストラクチャー(流動体構造),下部両端は漢字の要素をバラバラに組み合わせデザインされたレリーフが対になっている.

2008年4月号066頁──深圳文化中心──磯崎新アトリエ

中華人民共和国広東省──香港に接した中国の経済特区である深圳の新都心に建つ.北側のボリュームが音楽庁(コンサートホール),左手(南側)が図書館.一対に配され,中央に既存市街地からの都市軸が通る.ファサードには,平均長さ約30m,計248本のマリオンが並び曲面をつくっている.

2008年6月号054頁──メディジン市ベレン公園図書館──設計 内藤廣+中井祐+川添善行+東京大学景観研究室/協力 EDU(Empresa de Desarrollo Urbano)/コンストラクション・マネジメント ACI Proyectos

コロンビア共和国メディジン市──コロンビア・メディジン市につくられた図書館.「教育水準のより高い都市」を形成するための同市の,5つの公園図書館プロジェクトのひとつ.水の広場を中心に3つの広場,図書館,講堂,社会福祉事務所などにより構成されている.材料や構法は地元のものが使われている.

2008年11月号108頁──第11回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展 日本館展示──石上純也建築設計事務所

イタリア・ヴェネチア──イタリア・ヴェネチアで行われている第11回ビエンナーレ建築展の日本館のプロジェクト.細いスチールの柱と薄いガラス板でつくられた4つの温室を前庭に配置.環境の陰影を生かした空間をつくり出す.コミッショナーに五十嵐太郎氏,植物学者の大場秀章氏が参加.

2008年11月号042頁──クラーク芸術修復センター(ストーンヒル・センター)──設計 安藤忠雄建築研究所/設計協力 Gensler

アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウィリアムズタウン──マサチューセッツ州ウィリアムズタウンにある「クラーク美術館」で安藤氏が手がけている増築計画の一環.低いボリュームが丘の上に建ち,周囲には緑の遊歩道などがある.外壁は金属のグリッドフレームに木の収まり.2008年6月にオープンした.

2008年12月号114頁──四川大地震復興プロジェクト 成都市華林小学紙管仮設校舎──慶應義塾大学SFC坂茂研究室+松原弘典研究室

中華人民共和国四川省成都市成華区──四川大地震で被害を受けた小学校の仮設校舎.現地で手に入る材料(紙管,塩化ビニルサッシなど)を使い,主に日本と中国の学生によって1カ月でつくられた.仮設校舎だが,数年使用される可能性もある.
2009年1月号060頁──上海環球金融中心──設計・監修 森ビル/デザインアーキテクト Kohn Pedersen Fox and Associates PC/建築設計 入江三宅設計事務所

2009年1月号060頁──上海環球金融中心──設計・監修 森ビル/デザインアーキテクト Kohn Pedersen Fox and Associates PC/建築設計 入江三宅設計事務所

中国上海市──中国・上海の陸家嘴金融貿易中心区に,「バーティカル・ガーデンシティ」をコンセプトに建てられた地上101階,高さ492mの高層ビル.オフィス,ホテル(パークハイアット),商業施設,会議やイベントなどに使われるフォーラム,メディアセンター,世界で最も高い場所にある展望施設(100階)などからなる.

2009年3月号120頁──三里屯VILLAGE北区 ウエスト 三里屯VILLAGE南区 コンテナ・モール──外装デザイン LOT-EK

中華人民共和国北京市──三里屯北区の西に建つ「ウエスト」.1・2階が店舗,3・4階がオフィス.各階から斜めに振られた出窓が出る.三里屯南区の北東に建つ「コンテナ・モール」.メッシュで覆われた外壁にサイズの異なる海上コンテナが貫入する.*2009年3月の時点では,クライアントの意向により外装は設計変更となっている.

2009年3月号109頁──三里屯VILLAGE──マスタープラン 隈研吾建築都市設計事務所

中華人民共和国北京市──中国・北京市内の三里屯地区につくられた「三里屯VILLAGE」.南北ふたつの街区に分かれ,商業施設,オフィス,ホテルなどを含む.建物の高さは一部24mのものを除いて18mに抑えられ,北区は「四合院」型,南区は「胡堂」型の配置となっている.ふたつの街区のマスタープランを隈研吾都市建築設計事務所が担当し,各棟を隈研吾都市建築設計事務所,北京松原弘典建築設計公司,LOT-EK,SHoP/Sharples Holden Pasquarelli,SAKO建築設計工社が担当した.

2009年3月号110頁──三里屯VILLAGE北区 オポジットハウス──隈研吾建築都市設計事務所

中華人民共和国北京市──「四合院」型に配置された北区に立つオポジットハウスは,四合院の客間である「対院」を指す.外壁は強化ガラスに中国の格子パターンをセラミックプリントしたものをSSG構法によって構成したもの.中心のアトリウムに天井から垂れるステンレスメッシュが1階のパブリックエリアと2〜6階の客室会を緩やかに分ける.南区のサウスタワーは地上4階建ての商業施設.外壁には2枚のガラス間に三角断面の色付きアクリル棒を挿入したものが使われている.

2009年5月号148頁──スモール・ケーススタディ・ハウス──アトリエ・ワン

ROY AND EDNA DISNEY/CALARTS THEATER(アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス)──アメリカ合衆国・ロサンゼルスで行われた展覧会.ひとつの「気付き」でひとつの住宅をつくるという考え方のもと「ハンモック」,「バーベキュー」,「サンセット」というロサンゼルスの住宅街で日常的に見られる風景を作品化している.アメリカの住宅で日常的に使用されている2×6材.その古材を材料にしている.
2009年5月号038頁──2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム──伊東・竹中・RLA2009年高雄世界運動会会場設計チーム(伊東豊雄建築設計事務所,竹中工務店,劉培森建築師事務所)

2009年5月号038頁──2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム──伊東・竹中・RLA2009年高雄世界運動会会場設計チーム(伊東豊雄建築設計事務所,竹中工務店,劉培森建築師事務所)

台湾高雄市──2009年7月に行われるワールドゲームズのメイン会場として台湾の高雄市に計画されたスタジアム.従来の閉鎖的になりがちなスタジアムとは異なり,メインゲート方向に観客席を開き,隣接する公園との一体的な利用を図っている.観客席を覆う屋根全面には約8,800枚のソーラーパネルが設置され,それを支える構造体としてトラスに加えて,鋼管をスパイラル状に連続させた構造体が用いられている.

2009年9月号080頁──サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2009──妹島和世+西沢立衛/SANAA

イギリス・ロンドン──夏の4カ月間のみ設置される仮設のパビリオンである.構造用合板をコアに裏表それぞれ3mmの鏡面研磨仕上げのアルミ板を接着した屋根が,既存の木々を避けながら空中に浮かび,細い柱に支えられる.壁やファサードがなく周囲に開かれ,人々が自由に出入りできる公園のようなパビリオン.

2009年11月号100頁──ミレニウム・パビリオン──山下保博/アトリエ・天工人

エチオピア・ゴンダール市──エチオピア暦2000年を祝う文化施設.将来は自然浄化槽を整備した水供給施設との複合施設になる.主に日本からの寄付でつくられた.島根県大田市の伝統的民家の構造躯体・建具を移築した日本棟(建具と躯体以外は現地調達)と,エチオピアの伝統的民家である組積造の「円形住居」を移築したエチオピア棟が組み合わされている.

2009年12月号127頁──金華キューブチューブ──SAKO建築設計工社

中国浙江省金華市──浙江省金華市に新設された開発区に建つオフィスビル.32,000mm角のキューブ内部に9層のフロアが収まる.外壁は550mm角のアルミ切板パネル(t=2mm)貼り.開口部や階高,また周辺のランドスケープもすべて550mmのグリッドにしたがって計画されている.隣接してレストラン棟の計画が進行中.

2009年12月号131頁──北京バンプス──SAKO建築設計工社

中国北京市──北京市に建つデパートと集合住宅の複合施設.4本の住居タワーと低層部の商業施設からなる.タワーの最高高は82,000mm.容積率400%.「スケーリングユニット」と呼ばれる建築要素を内包したハコ型空間をずらしながら積層させている.2層が1つのハコ型に収まる.建物は南北軸に対して45度回転した軸線にしたがって配置している.
2009年12月号060頁──プンタ・デラ・ドガーナ再生計画──安藤忠雄建築研究所

2009年12月号060頁──プンタ・デラ・ドガーナ再生計画──安藤忠雄建築研究所

イタリア,ベネチア──イタリアのベネチア,サンマルコ広場の対岸にある15世紀に建てられた税関倉庫を現代アートの美術館にとして改修・保存したもの.クライアントのフランソワ・ピノー氏とはパリ郊外に計画したピノー現代美術館からのつきあいで,ベネチアでは2006年に運河中流にPalazzo Grassiを完成させている.建物は基本的に元の状態に戻すことが原則とされた.16,000mm角のセントラルコートを中心に各展示スペースが展開する.
2010年1月号072頁──ペンシルバニア大学 アネンバーグ・パブリックポリシーセンター──槇総合計画事務所

2010年1月号072頁──ペンシルバニア大学 アネンバーグ・パブリックポリシーセンター──槇総合計画事務所

アメリカ合衆国・ペンシルバニア州フィラデルフィア──報道の内容や公共政策に関する研究を中心とした施設.ペンシルバニア大学のキャンパスの中央部に位置する.周囲には勾配屋根の古い煉瓦造や外壁がライムストーンの建物など,異なる時代の建築が建つ.ガラスカーテンウォールと木製のインナーサッシによるダブルスキン.木(メープル)のパネル戸が不規則に配列されている.一部が可動で室内環境を調整できる.
2010年1月号058頁──イズマイリ・イママット記念館──槇総合計画事務所

2010年1月号058頁──イズマイリ・イママット記念館──槇総合計画事務所

カナダ・オンタリオ州オタワ──イスラム教シーア・イズマイリ派の第49代イマーム(最高指導者),アガ・カーンによる非宗教施設.また,アガ・カーンによるカナダでの活動団体の施設でもある.外壁は高透過ガラス,半透明のセラミックフリットガラス,白い結晶化ガラス(ネオパリエ)によって構成されている.ガラスドーム(高透過ガラス)の載ったアトリウムは,グラスファイバーメッシュスクリーン,アルミキャストスクリーンがレイヤー状に重ねられ,時間によってさまざまな光の状態を生み出す.

2010年2月号070頁──空の教会──伊丹潤・アーキテクツ

大韓民国済州特別自治道西帰浦市──韓国の済州島に計画中の「ビオトピア」プロジェクトの一画に建つ教会.同事務所による水,風,石,地と名付けられた4つの美術館(本誌0512)に続く作品.屋根は映り込みの異なる3色の亜鉛合板葺き.750mmピッチで配された木製柱は50×200mmの鉄骨パイプを内包している.

2010年2月号057頁──リンツ・スーパー・ブランチ──アトリエ・ワン

オーストリア,リッツ──オーストリア・リンツのOKセンターで開催された展覧会.アトリエ・ワンは観賞のための通路となる木製トラスフレームの橋を設計した.橋は高低差のある複数の建物の屋上や屋内を上下し,観客は歩きながら周辺の街やアート作品を観賞する.

2010年3月号167頁──瀋陽市方城地区計画──柄沢祐輔建築設計事務所

中華人民共和国遼寧省瀋陽市──中国瀋陽市の中心部に位置する世界遺産の故宮を中心とした大規模都市開発の計画.開発面積は1.2km四方の旧市街全体,約120万m2に及ぶ.サステナブルなエネルギー効率のよい地下空間を主に利用する大規模都市開発が目指された.計画を統括する大きな軸として,フィボナッチ級数のジオメトリーが立体的に錯綜しながら絡み合うアルゴリズムにより地下空間がデザインされている.

2010年3月号125頁──ヨルダン南シューナ地区コミュニティセンター──渡辺菊眞+D環境造形システム研究所

ヨルダンハシュミット王国南シューナ地区──ヨルダン南シューナー地区に建設された貧困層のためのコミュニティセンター.ヨルダンの伝統建築工法である石造と,土嚢工法,鉄筋コンクリート造を混交して建設された.内部に5.5mスパンの石造アーチが2.5mピッチで連続する.土嚢工法でつくられたドームは地元住民によるセルフビルドでつくられた.

2010年3月号121頁──東アフリカ・エコビレッジ──渡辺菊眞+D環境造形システム研究所

ウガンダ共和国カージ村──東アフリカ地域で進めているエコビレッジのモデルハウス.モデルルームは,リビングルーム,ふたつの寝室,キッチン,トイレ,シャワールームから構成.すべて幅300mm×長さ450mm×高さ150mmの土嚢ブロックを積み上げる工法によってセルフビルドで建設されている.

2010年3月号113頁──コンゴ民主共和国アカデックス小学校──慶應義塾大学SFC松原弘典研究室

コンゴ民主共和国キンシャサ郊外キンボンド地区──コンゴの地元住民と日本の学生がセルフビルドで建てた小学校.施工から運用,教育に至るすべてを地元住民や教育者,日本の研究チームが協力.これから毎年1棟づつ建設され6年後の竣工を目指す.壁は日干しレンガブロック,小屋組はハサミ型断面の木造トラス構法.

2010年4月号205頁──ブッダ・プライマリー アンド セカンダリー・スクール2期──AAF(ASIAN ARCHITECTURE FRIENDSHIP)

ネパール,ゴルカ郡フィリム──2003年日本の支援によって建設されたネパール・ヒマラヤ山麓,フィリムの学校の2期工事.親元を離れてこの学校で授業を受ける子どもたちのために,生徒宿舎,食堂棟,便所棟がつくられた.石積み,小屋組のつくりで,分棟配置.AAFは,竹中工務店勤務の野田隆史氏らが行うNGO活動.
2010年4月号094頁──バルセロナスイーツアベニューアパートメント ファサードリノベーション──伊東豊雄建築設計事務所

2010年4月号094頁──バルセロナスイーツアベニューアパートメント ファサードリノベーション──伊東豊雄建築設計事務所

スペイン・バルセロナ市,パセオ・デ・グラシア──バルセロナの中心的な大通りである,パセオ・デ・グラシア通りに面したオフィスビルをコンドミニアムへ改修する計画.ファサード全体を波のような鋼板で覆う.厚さ8mmの鋼板を完全溶け込み溶接で接合.波同士のずれが,開口部や目隠し壁となり,場所性を生み出す.
2010年4月号078頁──バルセロナ見本市グランビア会場拡張計画+トーレス・ポルタ・フィラ──伊東豊雄建築設計事務所

2010年4月号078頁──バルセロナ見本市グランビア会場拡張計画+トーレス・ポルタ・フィラ──伊東豊雄建築設計事務所

スペイン・バルセロナ市,オスピタレット市──バルセロナ見本市グランヴィア会場の拡張と,見本市に隣接するホテルとオフィス,2棟の高層タワーの新設.グランヴィア会場では既存の4棟のパビリオンが稼働しており.拡張計画の第一期としてエントランスホール,パビリオン1,8,パビリオン同士を繋ぐセントラルアクシスおよび外構が新設された.
2010年7月号038頁 ──ポンピドー・センター・メス──坂茂建築設計 Shigeru Ban Architects Europe / Jean de Gastines Architects

2010年7月号038頁 ──ポンピドー・センター・メス──坂茂建築設計 Shigeru Ban Architects Europe / Jean de Gastines Architects

フランス・メス市──1977年に開館したパリ・ポンピドー・センターの分館.2003年に行われた国際設計競技で坂氏が最優秀に選出され,フランス・メス市に建設された.六角形に編まれた木造の大屋根が全体を覆い,その下に15m×90mの3本のギャラリー・チューブが挿入される.

2010年8月号108頁──ソウル江南地区「デザインマスターピース」ハウジングA3 Block──山本理顕設計工場+Ga.A Architects

韓国ソウル江南地区──韓国江南地区に建つ低所得者層向けの集合住宅計画.各住居の入口部分に設けられた,韓国の伝統的住居形式の「sarangbang」(客間),それを繋ぐ「madang」(中庭)と,住棟の間に設けられたcommon fieldをひとつのコミュニティの単位とし,地域に開かれた集合住宅のあり方を目指す.
2010年9月号181頁──入川亭・忘茶舟──藤森照信

2010年9月号181頁──入川亭・忘茶舟──藤森照信

台湾新竹縣──文化交流の支援を目的とする団体,Asian Cultural Councilからの依頼により,台湾につくられたふたつの茶室.高さ7,200mmの巨竹の支柱上の茶室,入川亭と,外板自体が強度部材となるモノコック構造でつくられた忘茶舟.入川亭は巨竹の脚の形が「入」と「川」の二文字に読めることが名前の由来となっている.
2010年9月号122頁──マサチューセッツ工科大学 新メディア研究所──槇総合計画事務所

2010年9月号122頁──マサチューセッツ工科大学 新メディア研究所──槇総合計画事務所

アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ──マサチューセッツ工科大学(MIT)キャンパス内の旧メディア研究所(I.M.ペイ設計)への15,142㎡の増築.1998年に設計を開始した11年越しのプロジェクトである.異なる研究グループの間に垣根がなく,それぞれの議論がお互いの研究活動を活性化するMITメディア研究所らしく,吹き抜け空間やガラスのスクリーン,開放的なアトリウムなど,研究の協創を促す空間がつくられている.

2010年10月号118頁──ヴェネチア・ビエンナーレ 第12回 国際建築展 国際企画展 People meet in Architecture──総合ディレクター 妹島和世

イタリア,ヴェネチア──イタリア,ヴェネチアで11月21日まで開催されている,ヴェネチア・ビエンナーレ第12回国際建築展の企画展.妹島和世氏が女性初,日本人初の総合ディレクターを務める.アドバイザーに西沢立衛氏と長谷川祐子氏.46組のアーティストが参加する.会場はジャルディーニ地区とアーセナル地区の2カ所.

2010年10月号127頁──ヴェネチア・ビエンナーレ 第12回 国際建築展 日本館展示TOKYO METABOLIZING──コミッショナー 北山恒/参加作家 塚本由晴 西沢立衛

イタリア,ヴェネチア──ヴェネチア・ビエンナーレ第12回国際建築展の日本館展示.コミッショナーは北山恒氏,参加作家として塚本由晴氏と西沢立衛氏.ジャルディーニ地区内の吉阪隆正設計の日本館(本誌5612)内にハウス&アトリエ・ワン(同0605)と森山邸(同0602)の45%の模型が展示された.東京の都市と住宅地の変遷も図版や映像で紹介されている.
2010年12月号117頁──HongDaeプロジェクト──デザインアーキテクト 光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所/設計・監理 ウンセンドンアーキテクツ

2010年12月号117頁──HongDaeプロジェクト──デザインアーキテクト 光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所/設計・監理 ウンセンドンアーキテクツ

韓国ソウル市マポ区──韓国ソウル市に建つ,地上5階,地下4階の複合商業施設.店舗や多目的のイベントスペースが入る.外壁は,厚さ24mmの複層ガラスのカーテンウォールでサッシが現れないSSG工法による取り付けを採用.黄橙色のガラス部分はフリットパターン焼き付けによるもの.道路斜線と歩道からのセットバックにより複雑な多面体形状となっている.

2010年12月号090頁──マイナスKハウス──佐伯聡子+K.M. TAN/KUU

中華人民共和国上海市南滙──中華人民共和国上海市の郊外に建つ煉瓦組積造の二世帯住宅.内寸3×3mのスペースがグリッド状に配置されている.大きなキッチンカウンターを両住戸でシェアし,プライバシーを保ちながらも,空間全体が緩やかに共有されている.キッチンがシェアされている「LDK-K」のプランであることから,「マイナスKハウス」と称されている.
2010年12月号072頁──韓国驪州のクラブハウス──坂茂建築設計+韓國建築KACI

2010年12月号072頁──韓国驪州のクラブハウス──坂茂建築設計+韓國建築KACI

大韓民国京畿道驪州郡──韓国驪州のゴルフ場に付随するクラブハウス.メイン棟,VIPレセプション棟,スイート・ルーム棟の3棟からなる.ゴルフ客が利用するさまざまな機能が配されたメイン棟は,木造の柱・屋根構面とカーテンウォールで構成される透明性の高い部分と,石積の壁面で構成される鉄筋コンクリート造の基壇部分によって成り立っている.木造の柱の上部には換気用可動ルーバー付きのトップライトが設けられ,自然光が差し込み,風が抜ける.

2011年1月号084頁──三里屯SOHO──隈研吾建築都市設計事務所

中華人民共和国北京市朝陽区──北京市・故宮の北東にある三里屯地区に建てられた複合施設(商業,オフィス,住宅).敷地は2008年に隈研吾建築都市設計事務所がマスタープランを担った「三里屯VILLAGE」(本誌0903)の隣地.51,245m2の敷地に9棟のタワーが分散して林立している.室内に閉じがちな高密度な都市計画において「都市の室外化」を図るため,タワーをスリム化,複数化し,さらに有機的な曲面の形態のプランとすることで,室外を変化に富んだ「立体的路地」としている.

2011年1月号093頁──天津エコシティ──SINO-SINGAPORE TIANJIN ECO-CITY

中国天津市天津浜海新区──天津エコシティ(The Sino-Singapore Tianjin Eco-city:SSTEC)は中国とシンガポールの両政府が共同で出資し開発を進める環境配慮型大規模都市開発.日本からは三井不動産レジデンシャルや日立,日本総研などが参画.2020年までに完成を迎える計画.
2011年1月号064頁──日月潭風景管理処──團紀彦建築設計事務所

2011年1月号064頁──日月潭風景管理処──團紀彦建築設計事務所

台湾南投県──台湾最大の湖である日月潭に北面して建つ,景観維持や環境保全のための管理棟と,観光客のためのビジターセンター棟.地表の隆起をイメージしたスロープやボリュームの操作により建築と地形の連続感をつくり出している.台湾スギを使用した3種類の化粧型枠を使用.両棟のスパン34mのアーチはプレストレストコンクリートによる.
2011年1月号079頁──台中メトロポリタン・オペラハウス──伊東豊雄建築設計事務所

2011年1月号079頁──台中メトロポリタン・オペラハウス──伊東豊雄建築設計事務所

台湾台中市──2005年の国際設計競技に選ばれ,現在台中市で建設が進む鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造),地下2階,地上6階建てのオペラハウス.3次元の自由曲面シェルを構造体とする.現在,地下躯体とフライタワー鉄骨工事が進むと同時に,モックアップの製作も行われている.2013年9月竣工予定.
2011年2月号062頁──BELLE VUE RESIDENCES──伊東豊雄建築設計事務所

2011年2月号062頁──BELLE VUE RESIDENCES──伊東豊雄建築設計事務所

シンガポール,オクスリー・ウォーク──シンガポール中心部に建つ176戸のコンドミニアム.特別景観地区に指定されているため5層までの高さ制限の中で,既存樹木を残しつつ,23,000m2の敷地に176戸を配置する高密度な配置計画.枝分かれする樹木のような平面形によって住戸同士の角度や距離を調整し,多様性を生み出している.鉄筋コンクリート造,地下1階,地上5階建て.
2011年3月号074頁──Villa Vista──SHIGERU BAN ARCHITECTS Europe

2011年3月号074頁──Villa Vista──SHIGERU BAN ARCHITECTS Europe

スリランカ,ヴェリガマ──スリランカのインド洋に面した高台に建つ3階建てのヴィラ.現地で容易に入手可能な材料を使い構成されている.22mスパンの天井と床によって海と空がパノラマ状に切り取られる.敷地の起伏に合わせてラウンジ・ダイニン・リビングを1,500mmごとのスキップフロアとしている.
2011年4月号050頁──スリランカの住宅──安藤忠雄建築研究所

2011年4月号050頁──スリランカの住宅──安藤忠雄建築研究所

スリランカ,ミリッサ──スリランカ南端の,海に面した切り立った崖の上に建つアトリエ兼住宅.クライアントの住宅,ゲストルーム,夫人のアトリエからなる.それらの機能をジグザクに蛇行するボリュームの中に配し,その間にできたすき間を,スリランカの自然との対話の場としての中間領域にしている.半屋外の空間が多く設けられた風通しのよい建築.現地と日本の職人が協力して施工することで,コンクリート打ち放しの品質をはじめとした全体の施工精度を高めている.

2011年7月号061頁──パビリオン・エルメス・メゾン──Shigeru Ban Architects Europe / Jean de Gastines Architects

イタリア,ミラノ──住宅関連の商品を展開する「エルメス・メゾン」のためのパビリオン.異なる太さの紙管,合板,不織布シートで構成.2011年のミラノ・サローネ(4月17日〜22日)で展示された後,世界の各都市の巡回が予定されている.巡回移設の際,太さの違う紙管をそれぞれの中に収納して輸送できるよう,4種類の径の紙管を使用している.
2011年7月号036頁──深圳湾体育センター──佐藤総合計画+北京市建築設計研究院

2011年7月号036頁──深圳湾体育センター──佐藤総合計画+北京市建築設計研究院

中華人民共和国深圳市南山区──中華人民共和国広東省に位置する深圳市に建つ体育センター.深圳湾に面する30万m2の敷地にスタジアム,主要施設(スタジアム,アリーナ,プール)と一体となった,全長530mのエキスパンションジョイントのない,鉄骨格子シェルの大架構屋根が架かる.2011年夏季ユニバーシアード大会(2011年8月開催)の会場となる.
2011年8月号174頁──広州科学城科学技術者集合住宅──佐藤総合計画+広東省建築設計研究院

2011年8月号174頁──広州科学城科学技術者集合住宅──佐藤総合計画+広東省建築設計研究院

中華人民共和国広東省広州市──中華人民共和国広東省の省都,広州市に建つ科学城で働く技術員のための宿舎.約40,000m2の敷地に385戸が入る.9階建ての低層住棟と22階建ての高層住棟から成る.風の通りをよくするため,低層住棟に緑化したボイド(緑化テラス)やピロティ,高層住棟に空中庭園を配置.

2011年9月号180頁──ワールド・トレード・センター タワー4──槇総合計画事務所

アメリカ,ニューヨーク州ニューヨーク市──2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロによって崩壊した,ワールド・トレード・センター跡地に建設中の地上65階建てのオフィスビル.低層部には商業施設が入る.2組のペアの柱と中央のコアによる構造方式でコーナーに柱を出さない構成.2013年の竣工を目指す.

2011年11月号044頁──BMWグッゲンハイムラボ──アトリエ・ワン

アメリカ合衆国 ニューヨーク市──6年間で全世界をまわり,都市の公共性やサステナビリティについてのワークショップを行う移動式ラボ.最初は,ニューヨーク,ベルリン,ムンバイをまわる.さまざまなイベントやプログラムに合わせて施設上部の2重のメッシュに覆われた道具を上げ下げする.構造はカーボファイバー(炭素繊維補強樹脂).
2012年1月号066頁──証大ヒマラヤセンター──磯崎新アトリエ

2012年1月号066頁──証大ヒマラヤセンター──磯崎新アトリエ

中国,上海市──上海の開発が進む浦東地区に建設された,ホテル,商業施設,美術館を中心とした複合施設.北側に地下3階,地上18階建てのホテル棟,南側に地下3階,地上8階建ての芸術家創作棟を配し,有機的な鉄筋コンクリート壁面に覆われた異形体棟が繋ぐ.述床面積は150,000m2におよぶ.

2012年2月号144頁──メタル シャッター ハウス──坂茂建築設計 SHIGERU BAN ARCHITECTS AMERICA

アメリカ・ニューヨーク──8戸のメゾネット住戸,ギャラリー,ペントハウスからなるニューヨークの集合住宅.空港の飛行機収納庫に使われている水平折戸にLow-eペアガラスを組み込み,南北面の開口に使用.北側道路に面するファサードにはテラスの外にパンチングメタル製のシャッターを設置,メゾネット二層分を全面開放できる.

2012年3月号148頁──ガーデンスパ──KUU

中国上海市長楽路──上海のフランス租界にある1930年代に建てられた洋館の改修.庭および1階と2階の半分をスパへとコンバージョンしている.庭部分は,既存の建屋を取り除き,位置および面積を踏襲しながら新築している.煉瓦ブロック積み玉砂利セメント洗い出し仕上げ.

2012年3月号127頁──茶室 今冥途──新素材研究所 杉本博司+榊田倫之

アメリカ合衆国ニューヨーク市──ニューヨーク在住の現代美術作家により依頼された茶室.四畳半茶室と10名の客に茶を供するための立礼席からなる.場所は,摩天楼を見晴らす築80年の建物の最上階.茶室の框,床柱等の古材は,すべてアメリカ建国時の古材が使われている.

2012年3月号046頁──A Path in the Forest──近藤哲雄建築設計事務所

エストニア,タリン市──エストニアの首都,タリン市内カリオルグ公園内につくられたスロープ.欧州文化首都プログラムの一環である,LIFT11に出品されたインスタレーション.厚さ5mmの鉄板と直径139mmの鋼管で構成された全長95mのスロープは,最大8m程度のスパンを持ちながら,14本の樹木で支持されている.

2012年10月号056頁──ヴェネチア・ビエンナーレ 第13回 国際建築展 日本館展示 「ここに,建築は,可能か」──コミッショナー 伊東豊雄/参加作家 乾久美子 藤本壮介 平田晃久 畠山直哉

イタリア・ヴェネチア──伊東豊雄氏がコミッショナーをつとめ,建築家の乾久美子氏,藤本壮介氏,平田晃久氏,写真家の畠山直哉氏が作家として参加.現在,東日本大震災で被災した陸前高田市に「みんなの家」が建設中であり,その設計と思考のプロセスを展示している.パビリオン賞(金獅子賞)を受賞.国際建築展の総合ディレクターはデビッド・チッパーフィールド氏がつとめる.会期は2012年8月29日〜11月25日.

2012年12月号072頁──聖地メディナのアンブレラ──エスエルラッシュ社 リープヘル社(アンブレラ製作施工) 太陽工業(アンブレラ膜製作)

サウジアラビア王国メディナ──サウジアラビア王国,聖地メディナ広場にある巡礼者のためのアンブレラ.急増する巡礼者のために,サウジアラビア王国の命令によって計画された広場に建設された日除け.一辺25.5m各の大型アンブレラを250基設置している.

2013年1月号100頁──モナッシュ・ステップス/ストール・ステップス──中尾寛+モナッシュ大学建築学科

オーストラリア連邦ヴィクトリア州メルボルン,ストール──オーストラリア連邦ヴィクトリア州にあるストールステップ.モナッシュ大学が中尾寛氏を招聘建築家として招き,まず,実験としてモナッシュ大学美術館で,スタジオによるモナシュ・ステップスが制作された.その最終計画として,ストールの小規模公共事業として,カトー公園湖の増水から公園施設を保護する放水路のストール・ステップがつくられた. 掲載号はアプリで購入できます!
2013年1月号048頁──ルーヴル・ランス──妹島和世+西沢立衛/SANAA Co-Concepteurs Tim Culbert + Celia Imrey / IMREY CULBERT, Catherine Mosbach

2013年1月号048頁──ルーヴル・ランス──妹島和世+西沢立衛/SANAA Co-Concepteurs Tim Culbert + Celia Imrey / IMREY CULBERT, Catherine Mosbach

フランス・ランス──フランスの北部(ノール=パ・ド・カレ地域圏)の町,ランスに建設されたルーヴル美術館の分館.炭坑跡地を敷地とする.2005年に開かれたコンペでSANAAらが設計者に選ばれた.わずかなカーブを持つボリュームの連なりにより構成.ゆるやかな敷地の勾配に沿うように建物が配置される.地上1階,地下2階建て. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2013年2月号052頁──Logements Sociaux Rue Rebiére──アトリエ・ワン

2013年2月号052頁──Logements Sociaux Rue Rebiére──アトリエ・ワン

フランス・パリ──低所得者用高層集合住宅の解体に伴い,同地域に新たに建設された集合住宅.墓地南側に通る,幅24m長さ500mの道路の墓地側半分を敷地として18の区画に分割し,9組の建築家が2区画ずつ設計を担当した.アトリエ・ワンはそのうちの連続した2区画を敷地とし,3棟計20戸を設計した.東・西・南,3面には同じ大きさのフレンチウインドウが連続して並び,大中小3つのサイズのバルコニーが張り出している. 掲載号はアプリで購入できます!

2013年6月号105頁──エルメス パヴィリオン──伊東豊雄建築設計事務所

スイス・バーゼル──スイス・バーゼルで年1回開催される時計と宝飾品の見本市,バーゼルワールドのためにつくられたパヴィリオン.鉄骨による主構造の四周を直線材と曲線材による斜め格子で覆い,うねりを持ったファサードを生み出している.10年間の使用を想定しており,会期後は丁寧に解体し部材を保存.次年度に備える. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2013年7月号066頁──サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013──藤本壮介建築設計事務所

2013年7月号066頁──サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013──藤本壮介建築設計事務所

イギリス・ロンドン──ケンジントンガーデンズ内,サーペンタインギャラリー(奥)に隣接して夏の4カ月間のみ設置される仮設のパビリオン.20mm角のスチールパイプによる立体格子状の構造物.400m角と800mm角の2種類のグリッドを組み合わせ,起伏に富んだ空間を生み出している.最高高さは7,050mm. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2013年9月号038頁──タメディア新本社──SHIGERU BAN ARCHITECTS EUROPE

スイス,チューリッヒ──スイスにあるメディア企業の新本社.スイスでも大規模な木造となる7階建てのオフィス.木造架構がガラスカーテンウォールに包まれる.街区角の7階建て新築に加え,隣の5階建ての既存建物上に2層分増築している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら