2018年5月号180頁──等々力の小さなシェアオフィス──今村水紀+篠原勲/miCo.

2018年5月号180頁──等々力の小さなシェアオフィス──今村水紀+篠原勲/miCo.

東京都世田谷区──鉄筋コンクリート造6階建てのマンションの1階に入る,設計事務所と施工会社のオフィス.接道する3面それぞれの環境に応じて素材を変えて,異なる現れ方をつくっている.街に対して独立したインテリアではなく,街の一部となるような,街と連続するような空間が目指されている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年5月号176頁──元浅草の事務所──松本悠介建築設計事務所

2018年5月号176頁──元浅草の事務所──松本悠介建築設計事務所

東京都台東区──元浅草に建つ店舗付き住宅の1階の一角をデザイン事務所へ改修.5,300 ×2,580mmの平面に構造用合板でできた3,395×1,820mmのワークスペースを配し,接道2面をまちに開く.既存の全面開口を生かして,ワークスペースの接道面にディスプレイスペース(760mm)を設けている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年5月号144頁──evam eva yamanashi──奥野公章建築設計室

2018年5月号144頁──evam eva yamanashi──奥野公章建築設計室

山梨県中央市──山梨県に本社を置くアパレルブランドが掲げる「日々のくらしを心地よく過ごす」というコンセプトを提案する場として建てられたショップ(物販棟),レストラン(飲食棟)およびギャラリー(サロン棟)の計画.敷地は長い間放置されていた古屋敷で,既存樹木の位置,高さ,幹径,葉の広がりを調査し,その結果に合わせて各棟のボリュームや配置が決定された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年5月号107頁──大倉本館(Okura House)──大成建設一級建築士事務所(マスターアーキテクト) シルヴァン デュビソン(外装デザイン)

2018年5月号107頁──大倉本館(Okura House)──大成建設一級建築士事務所(マスターアーキテクト) シルヴァン デュビソン(外装デザイン)

東京都中央区──1882年に大倉組商会の事務所として建てられた大倉本館の4代目の建て替え.カルティエが入居する3階までを石材を基調としたファサードとし,オフィス,ショップ,レストランなどが入居する4~12階までを日本の障子をイメージした縦フレームと横ルーバによって覆う構成としている.また通りに面して1882年の初代大倉本館竣工時に設置されていたアーク灯を再現し設置している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年5月号088頁──東京ミッドタウン日比谷──マスターデザインアーキクテト:ホプキンス・アーキテクツ 基本設計:日建設計(都市計画・デザイン監修)  実施設計:KAJIMA DESIGN

2018年5月号088頁──東京ミッドタウン日比谷──マスターデザインアーキクテト:ホプキンス・アーキテクツ 基本設計:日建設計(都市計画・デザイン監修)  実施設計:KAJIMA DESIGN

東京都千代田区──三信ビルディングと日比谷三井ビルディングの建て替えを含んだ再開発プロジェクト.2014年に東京圏で初の国家戦略特区として区域認定を受け,国際的なビジネス拠点としての役割を期待されている.また,周辺の東京宝塚劇場・日生劇場・シアタークリエ・帝国劇場,そしてミッドタウン内のTOHOシネマズ日比谷と合わせて,「日比谷ステップ広場」などのパブリックスペースが設けられ,一体的な広場空間を生み出している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年5月号070頁──周南市立徳山駅前図書館──内藤廣建築設計事務所

2018年5月号070頁──周南市立徳山駅前図書館──内藤廣建築設計事務所

山口県周南市──JR徳山駅北口に直結する3階建て,全長約120mの駅前施設.中心市街地活性化の一環として駅周辺整備を行い,2014年に整備された南北自由通路と接続するかたちで,駅ビルの建て替えが行われた.図書館や書店,カフェなどが入居する.駅前広場(整備中,2019年度完成予定)に向けてテラスが大きく張り出す.運営はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC). 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年4月号192頁──武蔵小杉のオフィスビル増築──古澤大輔/リライト_D

2018年4月号192頁──武蔵小杉のオフィスビル増築──古澤大輔/リライト_D

神奈川県川崎市中原区──築22年の本社ビル(右)の隣地を購入し,新たに増築するプロジェクト.別棟新築と,既存棟への増築の比較検討を行い,日影規制や複雑な建物形状になることをを受け,増築が選択された.ふたつの敷地を合筆し増築とすることで,既存の容積未消化分も吸収しつつ,シンプルな建物形状としている.前面道路側の外観は既存建物と揃えた.現しのラーメンフレームの建物外周部をキャンチレバーとし,柱の本数を6本まで絞ることでフレキシビリティを高めた.長手方向の梁は逆梁とすることによって,柱と梁のフレームで空間および空調エリアを分割している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年4月号186頁──御堂ビルイノベーションスペース整備計画──竹中工務店

2018年4月号186頁──御堂ビルイノベーションスペース整備計画──竹中工務店

大阪府大阪市──竹中工務店本社・大阪本店(1965年竣工)の改修.高度BIM化など設計・施工のシステムや,社会ニーズの変化に対応したワークスペースを構築.6層の執務フロアに吹き抜けと階段を設け,業務領域の異なる社員の階間移動を誘引.個人用机以外の「共創的スペース」を多く設け,社員間交流を起こす. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年4月号178頁──ものづくり創造拠点 SENTAN──豊田市都市整備部公共建築課+丹羽英二建築事務所

2018年4月号178頁──ものづくり創造拠点 SENTAN──豊田市都市整備部公共建築課+丹羽英二建築事務所

愛知県豊田市──豊田市により設置された,地域のものづくり企業・団体の支援や人材の育成などを目的とする施設.新事業の展開,イノベーション創出,ものづくり人材育成を目標に,試作開発や課題解決,異業種・異世代間交流の機会の提供などの支援策を展開.約47年前に消防署として建てられた建物に,各階ごとに異なる機能を持たせ,内部の造作による新たなファサードの創出が志向されている 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年4月号146頁──大津百町スタジオ──竹原義二/無有建築工房

2018年4月号146頁──大津百町スタジオ──竹原義二/無有建築工房

滋賀県大津市──東海道五十三次最大の宿場町として栄え,今も町家や国登録有形文化財が多く残る大津における,築約90年の町家改修.減築をしながら骨組みを残し,通し貫や柱の新設,根継ぎといった手法によって耐震補強をすることで,地元工務店の支店兼ショールームとして再生した.通し貫による耐震壁は,商店街からの視線の抜けも確保している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年4月号062頁──近三ビルヂング(旧 森五商店東京支店)──竹中工務店(原設計:村野藤吾)

2018年4月号062頁──近三ビルヂング(旧 森五商店東京支店)──竹中工務店(原設計:村野藤吾)

東京都中央区──1931年に村野藤吾によって設計されたオフィスビル.竣工当初は森五商店の東京支店として使われ,現在はテナントビルとして活用されている.所有者である近三商事,当時の施工を担当した竹中工務店や設備を担当する三機工業などにより当時の姿を残したまま現役のテナントビルとしての性能も担保できるよう幾度も改修されてきており,2014〜15年には第2期の耐震改修が行われた. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年2月号174頁──HANEGI TERRACE──川辺直哉建築設計事務所

2018年2月号174頁──HANEGI TERRACE──川辺直哉建築設計事務所

東京都世田谷区──東西に細長い敷地に建つ集合住宅・事務所の建て替え.構造・設備は2区画を構成単位とすることで,住戸の形状に自由度を与え,かつ設備スペースを建物中央付近に引き込んだ.それにより北側廊下面にPSや各種メーターが並ぶことを避けた.その結果生まれた,廊下の奥行や住戸プランのバリエーションが,北側の共用廊下にそのまま形態として現れている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年2月号138頁──目黒駅前地区 第一種市街地再開発事業──日本設計(都市計画・基本計画・基本設計) 大成建設・竹中工務店設計共同企業体 (レジデンス棟・外構/大成建設 オフィス棟/竹中工務店)(実施設計・監理)

2018年2月号138頁──目黒駅前地区 第一種市街地再開発事業──日本設計(都市計画・基本計画・基本設計) 大成建設・竹中工務店設計共同企業体 (レジデンス棟・外構/大成建設 オフィス棟/竹中工務店)(実施設計・監理)

東京都品川区──目黒駅のロータリーに面する都営バスの旧営業所などを含む約2.3haの再開発.都市交通の結節点として賑わいを見せる駅前に立地し,商業店舗等を有するオフィス棟とふたつのレジデンス棟からなる.オフィス棟と北側のレジデンス棟(ノースレジデンス棟)の距離を縮めて敷地に緑地を設け,周囲の住宅地との和合を図る. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号178頁──中之島フェスティバルタワー・ウエスト──日建設計

2018年1月号178頁──中之島フェスティバルタワー・ウエスト──日建設計

大阪府大阪市北区──大阪の中之島に「中之島フェスティバル・タワー」(本誌1301)に引き続き竣工した,多目的ホール(284席),美術館(2018年開館予定),オフィス,ホテルが入る複合高層ビル.地下3階部分でふたつの駅に直結し,地上部分の賑わいをふたつのタワーでつくり出す試みが行われている.そのため,それぞれのタワーの地上部は16mの高さに揃えたピロティが設けられた. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号170頁──グローバルゲート──竹中工務店

2018年1月号170頁──グローバルゲート──竹中工務店

愛知県名古屋市中村区──名古屋駅から南約1kmに位置する再開発地区「ささしま24」に建つ地上36階の高層タワーと17階のダイワハウス名古屋ビル,それらの間の低層の商業棟からなる複合施設.かつては運河からの物流拠点であった同地区を新たな国際歓迎・交流拠点として整備するその中核を担う施設として計画され,周囲には,テレビ局,大学,映画館,コンサートホールなどが建つ.高層棟の上部にはホテルが,低層部には国際会議に対応できるコンベンションホールが入る. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号160頁──JRゲートタワー──大成建設一級建築士事務所(統括・実施設計) 日建設計(実施設計) ジェイアール東海コンサルタンツ(実施設計) Kohn Pedersen Fox Associates PC(デザインアーキテクト)

2018年1月号160頁──JRゲートタワー──大成建設一級建築士事務所(統括・実施設計) 日建設計(実施設計) ジェイアール東海コンサルタンツ(実施設計) Kohn Pedersen Fox Associates PC(デザインアーキテクト)

愛知県名古屋市中村区──1日100万人以上の乗降客が行き交う中部・東海地方最大の駅拠点,JR名古屋駅と直結した開発.左隣に建つJRセントラルタワーズ(本誌0004)との一体運用を計画し,2階の歩行者通路や15階スカイストリートなど,建物同士の横の移動をつくり出している.将来的に,地下につくられるリニア中央新幹線駅の利用を見据えて,中層階にホテル,高層階にオフィスを配置し,ビジネス拠点としての利便性を高めた場所づくりが意識された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号150頁──ナカニシ新本社R&Dセンター RD1──北川原温建築都市研究所

2018年1月号150頁──ナカニシ新本社R&Dセンター RD1──北川原温建築都市研究所

栃木県鹿沼市──歯科医療用ハンドピースで世界一のシェアを誇るナカニシ社の工場を含む既存の本社敷地において,これまで複数の建物に分散していた部署を集約し,より円滑なコミュニケーションを計ることを目指して計画されたR&Dセンター. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号128頁──佐賀県歯科医師会館──アトリエ・アンド・アイ 坂本一成研究室

2018年1月号128頁──佐賀県歯科医師会館──アトリエ・アンド・アイ 坂本一成研究室

佐賀県佐賀市──佐賀県歯科医師会の会館建て替えに際し,求められた面積を平屋建てのホール棟(手前)と5階建てのオフィス棟(奥)のふたつに分割することで,全体のボリュームを敷地周辺のスケールに対応させ抑えると共に,ホールを開かれたものとしている.オフィス棟はコンパクトな平面と庇を伴った水平連窓が外周をくるみ,透過性の高い空間となっている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年12月号156頁──マギーズ東京──篠田智信+金子博宜/コスモスモア(本棟) 勝矢武之+平井雄基/日建設計(アネックス棟) 佐藤由巳子(総合プロデュース)  阿部勤(総合監修)

2017年12月号156頁──マギーズ東京──篠田智信+金子博宜/コスモスモア(本棟) 勝矢武之+平井雄基/日建設計(アネックス棟) 佐藤由巳子(総合プロデュース)  阿部勤(総合監修)

東京都江東区──新豊洲に建つ,がん患者とその家族,友人らのための無料相談支援施設.三井不動産レジデンシャルの「WANGAN ACTION」の一貫として三井不動産レジデンシャルの下で,東京ガスが所有する土地に,2020年までの期間限定の建築物として建てられた.ややスケールアウトした敷地周辺の状況に対して,本棟(左)とアネックス棟(右)の2棟を向かい合わせ,間に庭をつくることで,親密なスケール感の場所を生み出している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年12月号110頁──プラネットジャパン関東支社──竹原義二/無有建築工房

2017年12月号110頁──プラネットジャパン関東支社──竹原義二/無有建築工房

さいたま市大宮区──大阪に本社を置く,ドイツ・クライデツァイト社との共同開発で生まれた自然塗料「プラネットカラー」や,ドイツ本漆喰の 「プラネットウォール」を扱うメーカーの関東支社.大阪から出張できた社員のために,2階は生活ができるように水回りのある個室やリビングスペースがあり,1階はショールームや工房となっている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年12月号100頁──赤坂インターシティAIR──日本設計

2017年12月号100頁──赤坂インターシティAIR──日本設計

東京都港区──オフィス,住宅,コンファレンス,商業施設から構成される地上38階,高さ205mの大規模複合ビル.敷地は「大街区」と呼ばれ多くの再開発が進む六本木・虎ノ門地区の北側に位置する.建物を西側の六本木通りに寄せることで,敷地中央に5,000㎡を超える緑地が整備された.エネルギー面では,隣接するアークヒルズ地区の地域冷暖房区域を拡張し,新たにプラントをつくることで,敷地周辺の既存建物との間でもエネルギーの相互融通を可能にしている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年12月号076頁──ミキモト銀座本店──KAJIMA DESIGN 内藤廣(外装デザイン)

2017年12月号076頁──ミキモト銀座本店──KAJIMA DESIGN 内藤廣(外装デザイン)

東京都中央区──1974年に建設されたミキモト本店の建て替え.地下2階,地上12階建てで,地上1~6階にミキモトの店舗が入る.外装はガラスピースを使って,キラキラ光る春の海の光景をイメージさせるデザインとなっている.銀座中央通りに対しては大きなウィンドウ(アーバンショーウィンドウ)が設けられ,店舗の賑わいが表出されれる. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年12月号054頁──小田原文化財団 江之浦測候所──新素材研究所 杉本博司+榊田倫之

2017年12月号054頁──小田原文化財団 江之浦測候所──新素材研究所 杉本博司+榊田倫之

神奈川県小田原市──江之浦測候所が建つ神奈川県小田原市江之浦地区は箱根外輪山の麓に位置し,東に相模湾を望む.かつてみかん畑であった3,000坪の敷地に,ギャラリー棟,石能舞台,光学硝子ストラクチャー,茶室,門,待合棟などの施設が,庭園と呼応するように配置されている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年11月号178頁──多田善昭の新しい仕事場──多田善昭建築設計事務所

2017年11月号178頁──多田善昭の新しい仕事場──多田善昭建築設計事務所

香川県丸亀市垂水町──香川県丸亀市の川沿いに建つ設計事務所.柱と柱の間に通し貫を貫通させ,楔によって接合部を固定させる貫工法によって建てられた.梁間方向中央に2,400mmピッチで配置された2本の中柱を通し貫と足固めで拘束した2方向ラーメンが建物を支持することで建物の南面に耐力壁を設けない開放的な空間としている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年11月号112頁──ふたば富岡社屋/郡山社屋──はりゅうウッドスタジオ

2017年11月号112頁──ふたば富岡社屋/郡山社屋──はりゅうウッドスタジオ

福島県──【富岡社屋】縦ログパネルが2層分となり,約6.1mの吹き抜け空間を構成している.梁,壁共に富岡産材の材料を使用している.1階においては適度な通風やプライバシーを確保しながら,執務室全体としては,木によるトンネル状の空間が街に開くような大開口を設けている. 【郡山社屋】約11mのスパンのピロティを持ち,縦ログによる会議室が浮かんでおり,中庭を介して執務室が見える.準防火地域ではあるが,縦ログにおける準耐火性能の大臣認定により,内外木材現しとすることができた.また,横ログと縦ログを二重に使ったクロスログを用いている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年11月号086頁──国分寺フレーバーライフ社本社ビル──八木敦司+久原裕/スタジオ・クハラ・ヤギ+team Timberize

2017年11月号086頁──国分寺フレーバーライフ社本社ビル──八木敦司+久原裕/スタジオ・クハラ・ヤギ+team Timberize

東京都国分寺市──国分寺駅北口から徒歩1分,商店やマンションが建ち並ぶエリアに位置する.天然アロマオイルなどを扱うフレーバーライフ社の本社ビル.鉄骨造7階建てのうち上から4階は鉄と木の木質ハイブリッド集成材による1時間耐火,下3階は一般被覆による2時間耐火(3階は3時間耐火)で耐火性能をクリアしている.4〜7階の柱・梁に木質ハイブリッド集成材を,下層階にはスギルーバーを採用することで,構造は鉄骨でありながら,都市の密集地の中の「木で造った」建築となった. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年11月号068頁──高知県自治会館新庁舎──細木建築研究所

2017年11月号068頁──高知県自治会館新庁舎──細木建築研究所

高知県高知市──高知県下の市町村が加盟する高知県市町村事務所組合の庁舎.関係団体などの事務所が入居する場所となる.意見交換や情報収集の場としての役割や,研修施設としての役割を担うほか,高知県の関係諸室やほかの公的な組織が入居できるようになっている.日本一の森林面積を持つ高知県として,木材をふんだんに使用し,1,2階の中間に免震層を設け,1〜3階の鉄筋コンクリート造の上に3層の耐火木造の架構を載せている.木造部分の耐震要素は木材を木製ブレースと高耐力を有する面材耐力壁,CLTパネルを使用している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年10月号180頁──上島町ゆげ海の駅舎──西澤高男/ビルディングランドスケープ+日髙仁/SLOWMEDIA

2017年10月号180頁──上島町ゆげ海の駅舎──西澤高男/ビルディングランドスケープ+日髙仁/SLOWMEDIA

愛媛県越智郡上島町──瀬戸内海に浮かぶ弓削島に建つ海の駅のための駅舎.2009年より港や生活実態,既存建物の調査などを通して続けられてきた地域資源を活かした観光のあり方を探るワークショップの活動を経て,町内の古民家や公共施設と海とを繋ぐ交流拠点として計画された.建物周囲を勾配1/12のスロープが取り囲み,その高さ変化に対応して梁を架け渡しているため,屋根面はHPシェル形状となっている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年10月号120頁──unico──西田司+森詩央里+伊藤彩良+大沢雄城/オンデザイン

2017年10月号120頁──unico──西田司+森詩央里+伊藤彩良+大沢雄城/オンデザイン

神奈川県川崎市川崎区──川崎市に建つ築53年の本社兼工場を,シェアオフィスを中心とした複合施設(unicoA)へとリノベーションするプロジェクト.1階には飲食店とFab工房VUILDが入居する.既存躯体はできるだけ生かし,新たに加えるものは1階のFab工房で加工可能なものとした.両隣も同オーナー企業の所有で,西側の倉庫はバスケットコート(unico court)に,東側の元社員寮はシェアハウス(unicoB)へと改修予定. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年10月号112頁──ヤマハモーター・イノベーションセンター──日建設計/小谷陽次郎+平野章博+髙橋渓

2017年10月号112頁──ヤマハモーター・イノベーションセンター──日建設計/小谷陽次郎+平野章博+髙橋渓

静岡県磐田市──ヤマハ発動機グループの先行デザインの研究開発拠点.各階とも構造架構と設備機器を組み合わせた9×9mのユニットで構成することでレイアウトのフレキシビリティが確保され,2・3階にアイデアを生む場である「イノベーションラボ」が設けられている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年10月号096頁──UNIQLO CITY TOKYO──アライド・ワークス・アーキテクチャー 乃村工藝社

2017年10月号096頁──UNIQLO CITY TOKYO──アライド・ワークス・アーキテクチャー 乃村工藝社

東京都江東区──ユニクロなどのファッションブランド展開するファーストリテイリングの新本社屋とクリエイティブスタジオ.東京湾に面する有明地区に建つ6階建ての物流倉庫の最上階を利用し,74×253mという大きな平面を活かして全体を街区に見立てた構成としている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年9月号144頁──三鷹中央防災公園・元気創造プラザ──日本設計

2017年9月号144頁──三鷹中央防災公園・元気創造プラザ──日本設計

東京都三鷹市──北西より見る.三鷹市役所に隣接する青果市場跡地に建つ防災公園と多機能複合施設.公園の地下にはスポーツセンターが整備され,西側の「元気創造プラザ」には総合保健センターや生涯学習センターなどの市民の健康・福祉に関する施設のほか,総合防災センターが設置された.都市再生機構による防災公園街区整備事業を活用することで,老朽化により建て替えが必要だった市内のスポーツ施設や福祉施設を集約するとともに,地域の防災拠点としての機能を強化している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年9月号160頁──日比谷パークフロント──KAJIMA DESIGN(基本設計・実施設計) 日建設計(基本計画・デザイン監修)

2017年9月号160頁──日比谷パークフロント──KAJIMA DESIGN(基本設計・実施設計) 日建設計(基本計画・デザイン監修)

東京都千代田区──最上階の共用スカイガーデンから北方向を見る.眼前に日比谷公園が,その先に皇居の緑が広がるという都内では他にない景色を臨むことができる.旧長銀ビル(本誌9401)の建替えである本プロジェクトは,植栽や周囲の緑地の借景など,さまざまなかたちで緑を生かした設計になっている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年9月号168頁──大手門タワー・JXビル/大手町パークビルディング(大手町ホトリア)──三菱地所設計/山極裕史(統括) 高田慎也+森田悠詩(大手門タワー・JXビル) 宮地弘毅+小池秋彦(大手町パークビルディング)

2017年9月号168頁──大手門タワー・JXビル/大手町パークビルディング(大手町ホトリア)──三菱地所設計/山極裕史(統括) 高田慎也+森田悠詩(大手門タワー・JXビル) 宮地弘毅+小池秋彦(大手町パークビルディング)

東京都千代田区──オフィス,商業施設からなる「大手門タワー・JXビル」(右),オフィス,商業施設,サービスアパートメントからなる「大手町パークビル」(左).この2棟および東側の大手町センタービルの3棟で「大手町ホトリア街区」を構成する.皇居側に約2,800m2の緑豊かなホトリア広場を設けるほか,大手門タワー・JXビルの地下に濠の浄水施設を儲けるなど,皇居を中心とする都市生態系への配慮がなされている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年7月号042頁──みなと交流センター──原広司+アトリエ・ファイ建築研究所

2017年7月号042頁──みなと交流センター──原広司+アトリエ・ファイ建築研究所

愛媛県今治市──海事都市を掲げる今治市の中心市街地にほど近い今治港今治地区に計画された交通広場や待合い・発券所,事務所,飲食店などからなる施設.今治の海の交通を担ってきた当地区において,観光や交流などの機能も付加し,街の活性化を図る.建物は船を直喩した形態で,低層部はピロティ空間としている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年6月号190頁──GINZA SIX──森ビル/アール・アイ・エー(PM) 銀座六丁目地区市街地再開発計画設計共同体 (谷口建築設計研究所:都市デザイン・外装デザイン,KAJIMA DESIGN)

東京都中央区──ふたつの街区を統合し9,080㎡の一体的な敷地としている.既存のあづま通り道路は東側に付け替え,従来あづま通りが通っていた場所には新たに敷地内通路を通している.ファサードは「のれん」と「ひさし」というデザインシステムが採用された.商業施設は従来の街並を形成する高さ31mに設定され,店舗ごとに自由度の高い「のれん」が「ひさし」に吊られている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年6月号182頁──SHIBUYA CAST.──日本設計・大成建設一級建築士事務所共同企業体

2017年6月号182頁──SHIBUYA CAST.──日本設計・大成建設一級建築士事務所共同企業体

東京都渋谷区──東京都の「都市再生ステップアップ・プロジェクト」事業の第一弾.都営宮下町アパート跡地を70年の定期借地により民間事業者が開発した.西側が明治通りに面し,旧渋谷川遊歩道の始点でもある.東側は美竹公園や住宅街が広がる.T字型の敷地に合わせ,西側に約1,000㎡の広場と東西を繋ぐ貫通通路を設けている.また今回の事業に合わせて,周辺の歩道なども再整備している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年6月号112頁──KITAYON──寳神尚史+太田温子/日吉坂事務所

2017年6月号112頁──KITAYON──寳神尚史+太田温子/日吉坂事務所

東京都杉並区──西荻窪北側の商店街に建つ設計者がオーナーとなり土地探しから計画したテナントビル。間口が小さいため、広めの路地を奥まで通して街を敷地の中にまで引き込むプランニングとし、路地との接点となる建具を丁寧につくり込んでいる。 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年6月号064頁──恵比寿SAビル──小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt

2017年6月号064頁──恵比寿SAビル──小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt

東京都渋谷区──救世軍ビルの建て替えプロジェクト.恵比寿公園と駒沢通りに挟まれた敷地に建つ教会,住居,テナントオフィスからなる複合施設.北側の恵比寿公園は第二種中高層住居専用地域にあるため日影規制をクリアするため2〜4階が大きくセットバックし,5階から上階が張り出した構成となっている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年5月号126頁──柏の葉イノベーションキャンパ アクアテラス/柏の葉T-SITE──日建設計(アクアテラスデザイン監修) オオバ(アクアテラス)  クライン ダイサム アーキテクツ 竹林正彦/日本設計 イチケン(柏の葉T-SITE)

2017年5月号126頁──柏の葉イノベーションキャンパ アクアテラス/柏の葉T-SITE──日建設計(アクアテラスデザイン監修) オオバ(アクアテラス)  クライン ダイサム アーキテクツ 竹林正彦/日本設計 イチケン(柏の葉T-SITE)

千葉県柏市──千葉県柏市の柏の葉キャンパス駅周辺の公民学が連携した街づくりの一環として,駅から国道16号線までのエリアを対象に企業や住宅以外の機能誘致に向けて開発が進む「柏の葉イノベーションキャンパス」の中心に位置する調整池の整備事業.これまで人が立ち入ることができなかった調整池を,新たな街区の中心となるパブリックな親水空間として街に開く.北側には子育て世代に対する生活提案を施設のコンセプトに掲げる柏の葉T-SITEが隣接. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年4月号166頁──上智大学四谷キャンパス6号館(ソフィアタワー)──日建設計/岩崎克也 勝矢武之 森井直樹 望月蓉平

2017年4月号166頁──上智大学四谷キャンパス6号館(ソフィアタワー)──日建設計/岩崎克也 勝矢武之 森井直樹 望月蓉平

東京都千代田区──上智大学のキャンパス機能の再編とグローバル化の拠点となるタワー.低層部に大学施設,高層部にテナントオフィスを重ね合わせた複合施設になっている.大通りに面した低層階にはさまざまに利用できる800名を収容する大教室が配置されている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2009年1月号116頁──SUMIKA Project by Tokyo Gas SUMIKAパビリオン──伊東豊雄建築設計事務所

2009年1月号116頁──SUMIKA Project by Tokyo Gas SUMIKAパビリオン──伊東豊雄建築設計事務所

栃木県宇都宮市──「SUMIKA Project」は東京ガス主催の「プリミティブな暮らし」をテーマとした住宅のプロジェクト.東京ガスのガスホルダー脇に建つパビリオン.SUMIKA Projectのインフォメーション機能を持ち,ガス機器を使ったクッキングセミナーなどが行われる.9m角の正方形平面,高さ約3.3mの箱状ボリューム.主構造は,柱を起点として幾何学的パターンを描く集成材のフレーム.材の接点を鉄筋とエポキシ樹脂で接合している.
2009年1月号060頁──上海環球金融中心──設計・監修 森ビル/デザインアーキテクト Kohn Pedersen Fox and Associates PC/建築設計 入江三宅設計事務所

2009年1月号060頁──上海環球金融中心──設計・監修 森ビル/デザインアーキテクト Kohn Pedersen Fox and Associates PC/建築設計 入江三宅設計事務所

中国上海市──中国・上海の陸家嘴金融貿易中心区に,「バーティカル・ガーデンシティ」をコンセプトに建てられた地上101階,高さ492mの高層ビル.オフィス,ホテル(パークハイアット),商業施設,会議やイベントなどに使われるフォーラム,メディアセンター,世界で最も高い場所にある展望施設(100階)などからなる.
2009年2月号166頁──神宮前メグビル──古谷誠章+NASCA

2009年2月号166頁──神宮前メグビル──古谷誠章+NASCA

東京都渋谷区──1店舗とSOHO的な2住居が入った鉄筋コンクリート造の小さなビル.前面道路は計画道路となっており,1・2階の一部は鉄骨造.側面壁は型枠兼用外断熱パネル(GSパネル)が用いられ,施工の手間とスペースを省きながら,温熱環境の性能が確保された.
2009年2月号144頁──西国分寺の集合住宅 マージュ西国分寺──谷内田章夫/ワークショップ

2009年2月号144頁──西国分寺の集合住宅 マージュ西国分寺──谷内田章夫/ワークショップ

東京都国分寺市──賃貸集合住宅,SOHO,カフェが一体となった建築.キッチンと洗濯機が置かれたコモンダイニングが設けられており,住人同士で共有する.集合住宅の住戸内には洗濯機置場がなく,入居者はコモンダイニングのランドリーを利用.共有部の使い方のルールなど,入居者が自分たちで話し合って決めている.

2009年2月号076頁──沖縄小児保健センター──フナキサチコケンチクセッケイジムショ・細矢仁建築設計事務所 設計共同体

沖縄県島尻郡南風原町──「沖縄方式」と呼ばれる乳幼児集団健診システムを運営する沖縄県小児保健協会のセンター.沖縄の風土や施工性から,外壁と深い庇(最大で4,800mm張り出している)はすべて鉄筋コンクリート造.2階は曲面壁によってゆるやかに機能が分けられており,3階には風の抜ける大きな半外部空間がある.
2009年2月号046頁──松田平田設計本社ビル リノベーション──松田平田設計

2009年2月号046頁──松田平田設計本社ビル リノベーション──松田平田設計

東京都港区──3棟のビルから構成された既存本社ビルのリノベーション.耐震補強の上,インテリアを改修している.階高2,900mmという低さながら,減築で生まれた3層吹き抜けのコミュニケーションボイドを活動の中心とし,居心地のよいスケール感を持った所員同士のコミュニケーションを誘発するオフィスとしている.緑化,輻射冷暖房,自然換気など,既存の空間を生かしたさまざまな工夫が集約されている.
2009年3月号134頁──四条木製ビル/第15長谷ビル──河井敏明/河井事務所 大建設計

2009年3月号134頁──四条木製ビル/第15長谷ビル──河井敏明/河井事務所 大建設計

京都府中京区──京都市,烏丸通沿いに建つ地下1階,地上9階建てのテナントオフィスビル.敷地は四条通からの交差点に近く,第5種美観整備地区になる.構造は鉄骨造.外壁には地元のスギ間伐材を不燃処理した無垢の下見板張りパネルを用いており,プレキャストコンクリートの庇が1,560mmの間隔で木のファサードを分節する.
2009年3月号140頁──学研本社ビル──清水建設

2009年3月号140頁──学研本社ビル──清水建設

東京都品川区──基準階は,階段室や水回りなどを矩形ボリュームの外に出して風車型平面とし,人の動きを生み出すと共に,中間期の自然換気も促す.3階のメガトラスによって1・2階の柱を減らしている.最上階24階のメガトラスには垂直方向のオイルダンパーを組み込んでいる.地下1階の保育所や2階のギャラリーは半公共的なスペース.

2009年3月号109頁──三里屯VILLAGE──マスタープラン 隈研吾建築都市設計事務所

中華人民共和国北京市──中国・北京市内の三里屯地区につくられた「三里屯VILLAGE」.南北ふたつの街区に分かれ,商業施設,オフィス,ホテルなどを含む.建物の高さは一部24mのものを除いて18mに抑えられ,北区は「四合院」型,南区は「胡堂」型の配置となっている.ふたつの街区のマスタープランを隈研吾都市建築設計事務所が担当し,各棟を隈研吾都市建築設計事務所,北京松原弘典建築設計公司,LOT-EK,SHoP/Sharples Holden Pasquarelli,SAKO建築設計工社が担当した.
2009年5月号166頁──Breathing Factory──山口隆建築研究所

2009年5月号166頁──Breathing Factory──山口隆建築研究所

大阪府高槻市──医薬品試験のための恒温恒湿槽装置の研究所・工場・事務所の建て替え.外壁にはアルミ押し出し成形材によるルーバーが縦横ランダムに配されている.南北に2カ所設けられた3・4階2層分のボイド(光庭)は,採光と眺望のためのテラスとなっている.
2009年5月号160頁──AGCモノづくり研修センター宿泊棟──竹中工務店

2009年5月号160頁──AGCモノづくり研修センター宿泊棟──竹中工務店

神奈川県横浜市鶴見区──「AGCモノづくり研修センター」(本誌0701)利用者のための宿泊,娯楽を目的とした施設.宿泊室の窓の前には合計100枚のブリーズソレイユ(日射遮蔽板)が設けられている.ブリーズソレイユはさまざまなカラーや機能を持つフィルムを組み合わせた合わせガラスで,新しいガラス素材の実験の場にもなっている.
2009年5月号099頁──IDIC 岩手暖房インフォメーションセンター──彦根アンドレア/彦根建築設計事務所

2009年5月号099頁──IDIC 岩手暖房インフォメーションセンター──彦根アンドレア/彦根建築設計事務所

岩手県八幡平市──竣工して16年が経過したピーエス(放射冷暖房器具の企業)の工場,オフィス兼インフォメーションセンター.構造躯体である鉄筋コンクリート柱の蓄熱体として有効利用など環境配慮でCASBEE Sランク(既存)を取得.竣工当時は苗木だった南側立面の落葉樹ヤマナラシが,夏は葉を繁らせ日射を遮り,冬は葉を落として建物内に日光を届ける.時間が経過することでより環境にフィットするよう計画された建築.
2009年6月号151頁──森×hako──前田圭介/UID 一級建築士事務所

2009年6月号151頁──森×hako──前田圭介/UID 一級建築士事務所

広島県福山市──3つの異なる業種が入るテナントビル.前面道路に面する間口に対して奥行のある細長い敷地において,建物をふたつの「ハコ(箱)」に分け,その中間に植栽帯「森のハコ」を設けて,条件の悪いとされる敷地奥の環境に付加価値を与えている.ふたつのハコと森のハコによってレイヤー状に4枚の壁が生成される.その壁には一見ランダムな開口が設けられているが,テナント同士のプライバシーや植栽帯でのアクティビティ,レイヤーによって生成される開口の重なりを考慮して位置が決められている.
2009年6月号158頁──OYM──新関謙一郎/NIIZEKI STUDIO

2009年6月号158頁──OYM──新関謙一郎/NIIZEKI STUDIO

東京都渋谷区──道路拡張によって生まれた間口方向に細長く奥行の少ない敷地に建てられたオフィスビル.奥行を確保するため,敷地境界際での施工が可能な鉄筋コンクリート組積造(RM造)が採用されている.特注色の白色のコンクリートブロックは構造体であり,内外壁の仕上げにもなっている.内部空間は長手方向に空間の広がりを意識するよう壁の配置を工夫し.外部では通りに大きく面したコンクリートブロックの壁面によって都市の風景をつくっている.
2009年6月号087頁──大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業 経団連会館──日建設計・三菱地所設計

2009年6月号087頁──大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業 経団連会館──日建設計・三菱地所設計

東京都千代田区──外周に細柱を出し,鉛直荷重を負担させると共に,室内へ日射を遮り,深い彫りのある表情を生み出している.仕上げはGRC花崗岩打ち込みパネル.水平力については南側の制震ブレースや,北側のコア内に設置された粘性ダンパー壁,極軟鋼耐震壁が負担する.1階のエントランスホールには和泉正敏氏による庵治石横積みによる壁がある.
2009年6月号084頁──大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業 JAビル──三菱地所設計・全国農協設計・NTTファシリティーズ

2009年6月号084頁──大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業 JAビル──三菱地所設計・全国農協設計・NTTファシリティーズ

東京都千代田区──外観はグリッド状に並ぶ開口部の回りをさまざまな大きさの矩形パターンが囲うデザイン.仕上げは花崗岩打ち込みPCカーテンウォール.上層階には,事務室に隣接したラウンジや自然の木が植えられた空中庭園がある.多くの環境調和型技術が取り込まれている.
2009年6月号064頁──イスノキ──齊藤正轂工房

2009年6月号064頁──イスノキ──齊藤正轂工房

香川県丸亀市──丸亀市郊外に建つ設計者自身の事務所.事務所,中川幸夫プレ美術館,ショップが入る鉄骨造の事務所棟と木造の温室棟が並ぶ.ピアチェックの要らないルート 1-1でできるラーメン構造,床暖房配管ユニットを改造したコンベクター,地下水の利用など,構造や環境についてさまざまな試みを行っている.
2009年6月号081頁──大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業 日本経済新聞社 東京本社ビル──日建設計

2009年6月号081頁──大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業 日本経済新聞社 東京本社ビル──日建設計

東京都千代田区──ペンをモチーフにしたフィンがガラスを支え,高い開放性を生み出している.内部は,リニア形状のコアで,大空間と個室とワークプレイス内を結ぶ階段・エレベータなどを設けている.構造はやじろべえの原理を使い,メインフレームと窓回りの細柱・キャンティレバー梁によって,コア部の最小化,ワークプレイスの最大化などを実現している.
2009年7月号162頁──武蔵ヶ辻第四地区第一種市街地再開発事業 近江町いちば館──アール・アイ・エー

2009年7月号162頁──武蔵ヶ辻第四地区第一種市街地再開発事業 近江町いちば館──アール・アイ・エー

石川県金沢市──金沢市の中心商業地の一角に位置し市民の台所として親しまれてきた近江町市場.「近江町いちば館」は近江町市場の一部を,歴史・文化の継承と,新たな機能を付加することによりにぎわいを維持再生しようとする再開発事業.既存市場と違和感なく連続した通り,屋内外を感じさせない市場空間によって,都市の公私空間の空間的時間的な重なりを演出している.
2009年7月号152頁──インド大使館・インド文化センター──宮崎浩/プランツアソシエイツ

2009年7月号152頁──インド大使館・インド文化センター──宮崎浩/プランツアソシエイツ

東京都千代田区──インド大使館および文化センターの建て替え.千鳥ヶ淵に面した敷地を生かすため,ガラスを用いたファサードとし室内に景色を取り入れ,最上階には千鳥ヶ淵を望む屋上デッキを設けている.また,内部空間には4つのボイドを用いて,光と風を導入している.インドは世界30ヵ国で大使館および周辺施設の建て替えを計画しているという.日本でも大使館に加えて,大使公邸や職員宿舎など大使館が所有するすべての施設が宮崎浩氏の設計によって建て替えられた.
2009年9月号106頁──JST東京技術センターB──岡部憲明アーキテクチャーネットワーク+竹中工務店

2009年9月号106頁──JST東京技術センターB──岡部憲明アーキテクチャーネットワーク+竹中工務店

神奈川県横浜市港北区──横浜市港北区の準工業地域内に建つ研究所.民家,集合住宅,工場などさまざまな規模の建物が立ち並ぶ中に,外観を段々のボリュームで分割して構成し,周辺との整合性を持たせている.また,隣家との間にはパーゴラを設けて緩衝帯としている.内部には大きな吹き抜けを持つロビーに面してボールトの連なる研究設計エリアが配され,視覚的にはパーゴラの緩衝帯までが連続した空間として構成されている.
2009年9月号059頁──木材会館──山梨知彦/日建設計+勝矢武之/NSD

2009年9月号059頁──木材会館──山梨知彦/日建設計+勝矢武之/NSD

東京都江東区──新木場の駅前に建つ木材問屋の組合会館.都市における木材利用の一般化を試みた建築.木で構成されているファサードはテラス,階段,エレベータホールを内包し,オフィス空間と外部との間の縁側空間となっている.最上階のホールではコンピュータ制御のNC加工を用いた継手梁によって30m近い大スパン加工を実現している.
2009年10月号084頁──日産自動車グローバル本社──竹中工務店

2009年10月号084頁──日産自動車グローバル本社──竹中工務店

神奈川県横浜市西区──日産自動車の本社機能とギャラリー(ショールームなど)が主要な構成要素になっているオフィスビル.横浜駅とみなとみらい21地区を結ぶ公共通路が建物内を貫通している特殊な条件を読み解き,公共性のあり方や都市的見地に立った計画がなされた.外壁に設けられたルーバーは,日射の調整以外に,周辺の高層ビルとの視線の交差を調停し,本社としてのセキュリティを確保している.
2009年10月号068頁──丸の内パークビルディング/三菱一号館──三菱地所設計

2009年10月号068頁──丸の内パークビルディング/三菱一号館──三菱地所設計

東京都千代田区──都市再生特別地区の指定を受けて,地上34階建ての丸の内パークビルディングとの一体開発で,丸の内最初のオフィスビルである三菱一号館が復元された.復元では,保存部材などに基づいて素材やディテールまでを復元しているほか,免震構造を採用することで,創建時の煉瓦組積造,耐火性能試験によって,木造小屋組の構造も復元している.
2009年10月号052頁──ロレックス中津ビル──槇総合計画事務所

2009年10月号052頁──ロレックス中津ビル──槇総合計画事務所

大阪府大阪市北区──東側に高架の新御堂筋が走り,南側と西側には高層の建物など,周辺環境の厳しい敷地に建つ.三層構成のピアノ・ノービレに当たる2〜5階(作業室や事務室など)は,帯状のセラミックプリント(丸穴付き)と透明ガラスのカーテンウォールを各階で位置を変えながら配している.7階(カフェテリアやライブラリーなど)は曲面の屋根を持つ開放的なボリューム.
2009年11月号144頁──DST──aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所

2009年11月号144頁──DST──aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所

東京都渋谷区──代官山に建つテナントビル.建物外周を螺旋状に上る階段は外壁をえぐるように設けられており,それに合わせて構造壁が傾斜している.建物のボリュームは,40%の空地をとるため南西側に寄せて,北西側に路地的空間をつくっている.
2009年11月号080頁──ポーラ銀座ビル──日建設計+安田アトリエ

2009年11月号080頁──ポーラ銀座ビル──日建設計+安田アトリエ

東京都中央区──銀座中央通りに面する敷地にもともと建っていた旧ポーラ銀座ビルの建て替え.夕刻よりダブルスキンの内部に内蔵された可動パネルが波打つように開閉し,銀座の街並みに変化を与える.LEDの照明は発色パターンや色を変えることも可能.建物高さ66m.
2009年12月号098頁──新フランス大使館──基本計画 ADP Ingénierie(ADPI)/設計 竹中工務店/ADPI

2009年12月号098頁──新フランス大使館──基本計画 ADP Ingénierie(ADPI)/設計 竹中工務店/ADPI

東京都港区──フランス大使館の建て替え.道路沿いのビザ棟と敷地奥の事務所棟で構成される.事務棟は,敷地内の森に向けて緩やかにカーブしたガラスファサードとし,オフィス内から森を感じられる.南側は粒径の異なる花崗岩と石灰岩の砕石を打ち込み,水磨きしたPCa版としている.
2010年1月号100頁──虎屋京都店──内藤廣建築設計事務所

2010年1月号100頁──虎屋京都店──内藤廣建築設計事務所

京都府京都市上京区──京都御所の傍にある虎屋発祥の地に,以前よりあった菓子製造と喫茶スペースに,ギャラリーなどを新たに加えた施設.喫茶 虎屋菓寮の天井は150mm間隔に配されたスギ集成材で,圧縮力を負担する構造部材としても働く.屋根面に設けられたトップライトからは光が差し込む.敷地の外周には路地が巡り,既存の樹木を生かした庭へと至る.
2010年2月号108頁──大崎ウエストシティタワーズ──山下昌彦+UG都市建築

2010年2月号108頁──大崎ウエストシティタワーズ──山下昌彦+UG都市建築

東京都品川区──老朽化した木造住宅密集地の再開発.4層の低層住宅棟,38層,39層の高層住宅棟,7層の業務棟により構成されている.低層棟は周囲のスケールに合わせ軒髙を設定.中央に通り抜けの広場をつくり,街に開放している.2棟の高層住宅棟は互いに向き合わないように配置することで,住戸間のプライバシーを確保.壁面には青色のLow-Eガラスを使用.
2010年3月号147頁──Yビル──中山英之建築設計事務所

2010年3月号147頁──Yビル──中山英之建築設計事務所

東京都港区──都心の交差点に建つ,三角形の平面をした4階建ての事務所ビル.前面道路の拡幅に伴いガソリンスタンドを廃業,縮小した約25m2の敷地に新たに建設された.89mm角の無垢の鉄骨柱を構造体としている.1階の床および外構の仕上げ材は前面歩道の舗装材に合わせて選ばれており,敷地内外が連続する.
2010年3月号137頁──ベルギー・スクエアベルギー大使館+二番町センタービル──岡部憲明アーキテクチャーネットワーク+竹中工務店

2010年3月号137頁──ベルギー・スクエアベルギー大使館+二番町センタービル──岡部憲明アーキテクチャーネットワーク+竹中工務店

東京都千代田区──ベルギー大使館の建て替え.敷地には大使館棟と事業棟である二番町センタービルが配され,それらと街を繋ぐ広場として,ブルーストーン敷きの広場「プラザ」が配置されている.大使館棟の外壁はライムストーンの目地とプレキャストコンクリート版間の目地幅を等しくし,均一な目地幅で壁面を構成している.
2010年4月号150頁──Grotto──芦澤竜一建築設計事務所

2010年4月号150頁──Grotto──芦澤竜一建築設計事務所

兵庫県芦屋市──国道沿いに立地する地下1階,地上5階の店舗,オフィス,SOHOの複合テナントビル.敷地形状,法規制により外形が決まり,最大厚さ640mmのコンクリートの外壁に,大小異なる正方形の開口が開いている.室内には,ガラス張りのテラス空間が挿入され,3〜5階は,中廊下から各テナントスペースにアプローチする計画.
2010年5月号144頁──中川政七商店新社屋──吉村靖孝建築設計事務所

2010年5月号144頁──中川政七商店新社屋──吉村靖孝建築設計事務所

奈良県奈良市──6つの家型に分節された外観を持つ事務所兼倉庫の新社屋.東西に細長く,屋根に高低差の付いた6棟が短冊状に並ぶ.内部は天井高さの違いを活かしたハイサイドライトによる明るい事務室と日光を遮った倉庫が,交互に125mmのH鋼のフィーレンデール構造の組柱で区切られる.
2010年5月号152頁──TASAKI銀座本店──乾久美子建築設計事務所

2010年5月号152頁──TASAKI銀座本店──乾久美子建築設計事務所

東京都中央区──銀座4丁目交差点近くに立地する店舗のファサード全面改装.枠の素材感,見付けや見込み,ガラスを,それぞれ複数種用意し掛け合わせたすべて違うパターンが並ぶ.中央通りに面したファサードのモジュールは900×2,110mm.それに対して,すずらん通り側は1,305×2,962mmになっている.
2010年6月号071頁──富士ゼロックス R&D スクエア──清水建設

2010年6月号071頁──富士ゼロックス R&D スクエア──清水建設

神奈川県横浜市西区──横浜みなとみらい21地区への西のゲートに位置する,楕円形の平面形状をした顧客共創型研究開発拠点.アートスペースのある1階,横浜駅から繋がる3階ペデストリアンデッキレベルの「緑の丘」は,公開空地として地域に開かれる.基準階では,1周300mのペリメーターゾーンを,縁側空間とし,スキップボイドやオープンパントリーを設けて社員同士の交流の場としている.方位追従型熱排気システムや照明制御によりCO2 35%削減を実現.

2010年6月号079頁──清水建設新本社プロジェクト──清水建設

東京都中央区──2012年竣工予定の清水建設新本社.ハイブリッド外装システム,タスク&アンビエント輻射空調システム,エネルギーオフセット照明システム,シミズ・マイクログリッドシステムといった最先端の環境技術を駆使し,CO250%削減を目指している.
2010年8月号170頁──NEST──統括 第一生命保険/設計 飯田善彦建築工房

2010年8月号170頁──NEST──統括 第一生命保険/設計 飯田善彦建築工房

東京都武蔵野市──第一生命ビルを、事務所に店舗と賃貸住居を加えたコンプレックスに建て替えたもの。北側斜線と日影規制によって二辺が大きく削がれた変形ボリュームの中に、事務所と店舗2軒、7戸のSOHO付き賃貸住戸を埋め込んでいる。設備や動線を集約したり、各住戸をメゾネットやトリプレットすることによって、空間を確保している。
2010年10月号156頁──Architecture Planet Project──マスターアーキテクト 黄金町エリアマネジメントセンター/設計 高橋晶子+高橋寛/ワークステーション 吉村靖孝建築設計事務所 ウィット・ピムカンチャナポン+遠藤治郎 西田司+梁井理恵/オンデザイン 青島琢治建築設計事務所

2010年10月号156頁──Architecture Planet Project──マスターアーキテクト 黄金町エリアマネジメントセンター/設計 高橋晶子+高橋寛/ワークステーション 吉村靖孝建築設計事務所 ウィット・ピムカンチャナポン+遠藤治郎 西田司+梁井理恵/オンデザイン 青島琢治建築設計事務所

神奈川県横浜市中区──黄金町の中でも比較的古いエリアの細い路地に面して建つ1軒の元違法飲食店を構造補強をしながら5組の建築家のデザインによりコンバージョンがなされた.1階はクラフトやファッション系のショップ,2階はオフィスを予定している.
2010年10月号084頁──えんぱーく 塩尻市市民交流センター──柳澤潤/コンテンポラリーズ

2010年10月号084頁──えんぱーく 塩尻市市民交流センター──柳澤潤/コンテンポラリーズ

長野県塩尻市──旧塩尻駅前大門中央通り地区の市街地再開発ビル.図書館や子育て支援センターなどの公共施設と共に,市民が自由に出入りできるオープンスペースも多くとられている.3層連続のプレキャストコンクリートの壁柱約100本による構造.壁柱は構造であると共に間仕切りでもあり,空間をゆるやかに分節している.
2010年10月号104頁──RunPit by au SmartSports──トラフ建築設計事務所

2010年10月号104頁──RunPit by au SmartSports──トラフ建築設計事務所

東京都千代田区──パレスサイドビル(設計:日建設計,本誌6612)内の一角に設けられた,皇居ランナーのための施設.ロッカースペース,シャワー設備,ラウンジなどを併設する.ランニングコースをイメージしたふたつのカーブの間を通ってアプローチする.
2010年11月号115頁──東急キャピトルタワー──東急設計コンサルタント・観光企画設計社 設計共同企業体/デザイン監修 隈研吾建築都市設計事務所

2010年11月号115頁──東急キャピトルタワー──東急設計コンサルタント・観光企画設計社 設計共同企業体/デザイン監修 隈研吾建築都市設計事務所

東京都千代田区──1963年に開業した「キャピトル東急ホテル」の建て替え.1993年に都市計画決定した「永田町二丁目地区地区計画」の一環.9mを基準スパンとするオフィス棟の上に,6mを基準スパンとするホテル棟が重ねられている.内装の一部と外装を隈研吾建築都市設計事務所がデザイン監修した.アルミカーテンウォールに花崗岩を乾式で取り付けている.
2010年12月号103頁──室町東三井ビルディング COREDO室町──日本設計(統括設計・実施設計・工事監理) 清水建設(実施設計・工事監理) 團紀彦建築設計事務所(マスターアーキテクト・デザインアーキテクト)

2010年12月号103頁──室町東三井ビルディング COREDO室町──日本設計(統括設計・実施設計・工事監理) 清水建設(実施設計・工事監理) 團紀彦建築設計事務所(マスターアーキテクト・デザインアーキテクト)

東京都中央区──日本橋室町東地区開発計画のB街区.中央通りを挟んだ三井本館の向かいに位置する,「三井本館」のファサードデザインを踏襲.外装デザインは,團紀彦氏.中央通り側の大窓に「大江戸機織り」が設置されている.商業施設,オフィス,ホールなどを持つ複合施設.1階の路面店が,街に賑わいをつくり出している.日本橋界隈で昔から経営している,刃物の木屋や鰹節の老舗のにんべんなどが軒を連ねている.
2010年12月号110頁──日本橋室町野村ビル YUITO──野村不動産+日建設計

2010年12月号110頁──日本橋室町野村ビル YUITO──野村不動産+日建設計

東京都中央区──日本橋室町東地区開発計画のD街区.低層部は正面の「三井本館」や「日本橋三井タワー」(本誌0601)を踏襲し,高さを約31mに揃えた縦列柱のデザイン.高層部はセットバックさせ,水平フィンを付けることで隣の「室町東三井ビルディング COREDO室町」と連続性を持たせている.北西側コーナーに地下からの吹き抜け空間を設け,開放することで,かつて分岐点であったこの場所の顔をつくり出している.
2010年12月号060頁──大阪富国生命ビル──設計施工 清水建設/デザインアーキテクト ドミニク・ペロー アーキテクチュール

2010年12月号060頁──大阪富国生命ビル──設計施工 清水建設/デザインアーキテクト ドミニク・ペロー アーキテクチュール

大阪府大阪市北区──JR大阪駅前に建つ地上28階,地下4階のオフィス.事務室,店舗,産学連携施設が入る.3種類の形状のユニットを用いた鱗状で末広がりな低層部と垂直な高層部の外観は地下から立ち上がる大樹に見立てたもの.約25mの吹き抜けを持つアトリウムには,フォレストウォールと呼ばれる白神山地のブナ林がプリントされたガラスのフィンが挿入されている.アトリウムは梅田の地下街と連続し,公共空間となる.
2011年1月号165頁──浜松サーラ──青木茂建築工房

2011年1月号165頁──浜松サーラ──青木茂建築工房

静岡県浜松市──築29年を経過した故・黒川紀章氏設計の既存建物を,内部のオフィスを稼働させながら改修し,再生.鉄骨の耐震ブレースをリボンのように巻き付け,さらに耐久性を維持するためにガラスで覆う.外壁の劣化を防ぐため,既存建物をガルバリウム鋼板でパッケージしている.

2011年1月号084頁──三里屯SOHO──隈研吾建築都市設計事務所

中華人民共和国北京市朝陽区──北京市・故宮の北東にある三里屯地区に建てられた複合施設(商業,オフィス,住宅).敷地は2008年に隈研吾建築都市設計事務所がマスタープランを担った「三里屯VILLAGE」(本誌0903)の隣地.51,245m2の敷地に9棟のタワーが分散して林立している.室内に閉じがちな高密度な都市計画において「都市の室外化」を図るため,タワーをスリム化,複数化し,さらに有機的な曲面の形態のプランとすることで,室外を変化に富んだ「立体的路地」としている.
2011年1月号097頁──神奈川芸術劇場・NHK横浜放送会館──都市再生機構神奈川地域支社

2011年1月号097頁──神奈川芸術劇場・NHK横浜放送会館──都市再生機構神奈川地域支社

神奈川県横浜市中区──1,2階がNHK横浜放送会館,2階以上に神奈川県立の最大席数1,300席の演劇,ミュージカル,ダンス等のための専用劇場や,小劇場や稽古場となる大・中・小の大きさの異なるスタジオを持つ.ホールのエントランスを5階とし,そこへ導く動線として8層吹き抜けの大きなアトリウム空間を設けている.南側のガラスファサードは,夜になるとガラス1枚ごとにランダムに点灯され,本町通りを明るく照らす.
2011年3月号149頁──北沢建築工場──三澤文子 稲山正弘

2011年3月号149頁──北沢建築工場──三澤文子 稲山正弘

長野県上伊那郡──木造平屋建ての木材加工場.地元の大工が手刻みで加工した県産スギ材を,在来軸組工法の継手・仕口を応用したボルト・ビス止めで接合して樹状トラスを組むことにより,大断面集成材や特殊金物を使わずにスパン18mの大空間を実現している.最大断面寸法を120×360mm,長さ6,000mmにとどめ,普通の流通材の範囲で構成できる.
2011年3月号086頁──天神山のアトリエ──藤野高志/生物建築舎

2011年3月号086頁──天神山のアトリエ──藤野高志/生物建築舎

群馬県高崎市──幹線道路沿いに建つ住居兼アトリエ.180mm厚の鉄筋コンクリートの壁で囲まれた変形のワンルーム.壁の最高高さは7,978mmで木々が成長しても枝葉に支障のない高さ.高流動コンクリートによる一発打設によりつくられた.天井は強化ガラス(t=8mm,飛散防止フィルム貼り)のトップライト.地面は建物の内外とも真砂土で,歩く場所はセメントを混ぜて突き固めている.室内に樹木が植えられている.
2011年3月号095頁──HTG──新関謙一郎/NIIZEKI STUDIO

2011年3月号095頁──HTG──新関謙一郎/NIIZEKI STUDIO

東京都世田谷区──都内の旗竿地に建つ住宅兼事務所.建物に囲まれた敷地のため,内部の随所に都市的なスケールや素材など,外部的要素が取り込まれている.外部との接点としてつくられた坂庭の内側は,最高高さ6mの傾斜のある居間の天井.2階に設けた玄関から坂庭に面するラウンジを通り,1階のリビングにアクセスする.