2018年2月号114頁──高森のいえ──蓑原敬 環境設計研究所(企画立案監修・集落景観デザイン・全体配置計画) 園田眞理子 三浦研 室﨑千重(企画立案協力・設計協力) アルセッド建築研究所 エキープ・エスパス(高齢者向け住宅棟・外構) 安部良アトリエ(一般向け住宅棟・ふれあい交流センター棟・センター広場・雁木棟)

2018年2月号114頁──高森のいえ──蓑原敬 環境設計研究所(企画立案監修・集落景観デザイン・全体配置計画) 園田眞理子 三浦研 室﨑千重(企画立案協力・設計協力) アルセッド建築研究所 エキープ・エスパス(高齢者向け住宅棟・外構) 安部良アトリエ(一般向け住宅棟・ふれあい交流センター棟・センター広場・雁木棟)

奈良県吉野郡──紀伊半島大水害を契機に,人口減少と過疎高齢化という問題を解決するために計画された,住宅と高齢者福祉施設の中間的形態を目指した村営施設.高齢者向け住宅(8戸),一般向け住宅(1戸),ふれあい交流センターを,広場を取り囲む雁木により接続.「十津川村復興住宅」(本誌1408)に近接して建築された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年11月号184頁──木内家住宅書院改修──木内修建築設計事務所

2017年11月号184頁──木内家住宅書院改修──木内修建築設計事務所

千葉県香取市──千葉県の農村集落に建つ築180年の民家の改修.東と南に大きく開かれた既存の開放性を保持しつつ,今の暮らし方に合わせた使い勝手の向上と耐震化が図られた.明治神宮外拝殿(本誌1202),東山植物園宗節庵(本誌1306),尾張大国霊神社儺追殿(本誌1403)などで考案された耐震化架構体を各所に採用した.耐震化にあたっては,事前に東京大学腰原幹雄研究室による強振観測も実施されている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年9月号190頁──熊本県御船町仮設住宅──坂茂建築設計+ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク 大和リース(仮設住宅) 熊本大学田中智之研究室(コミュニティスペース)

2017年9月号190頁──熊本県御船町仮設住宅──坂茂建築設計+ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク 大和リース(仮設住宅) 熊本大学田中智之研究室(コミュニティスペース)

熊本県上益城郡御船町──御船町小坂校区を中心としたエリアの中で,住居を失った人たちが住む場所としてつくられた.住民のほとんどはもともとこの仮設住宅付近に居住し,震災前からコミュニティが形成されていた.それを引き継げる場としてコミュニティスペース(設計:熊本大学田中智之研究室)が計画されている.写真は2号棟,3号棟を見る.9坪と12坪の各部屋が繋がれ,壁柱と梁を一体化にした構造体を繋ぎ,繋がれた部分が収納となって遮音性を高めている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年8月号084頁──美浜町営住宅河和団地──栗原健太郎+岩月美穂/studio velocity

2017年8月号084頁──美浜町営住宅河和団地──栗原健太郎+岩月美穂/studio velocity

愛知県知多郡美浜町──海沿いに建つ町営団地の建て替えの計画.10棟の集合住宅が建っている場所で,耐用年数を経過している3棟を解体して建て替え,平屋の住戸が10棟建設された.ひとつひとつの住戸には深い軒と縁側があり,開放的な内部空間と連続して外の共用部や隣の住戸との関係性がつくられている.住人の繋がりを意識したあり方で,家族世帯の住みやすさを提案した場となっている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年8月号094頁──天川村南日裏定住促進住宅──成瀬・猪熊建築設計事務所

2017年8月号094頁──天川村南日裏定住促進住宅──成瀬・猪熊建築設計事務所

奈良県吉野郡天川村──天川村は奈良県南部の山深い地域.過疎化が進んでいるため子育て世代の移住・定住を促進することを目的に,3住戸が村によって整備された.もとは平坦に造成されていた土地を,地形に合わせて斜面地へと戻している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年6月号064頁──恵比寿SAビル──小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt

2017年6月号064頁──恵比寿SAビル──小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt

東京都渋谷区──救世軍ビルの建て替えプロジェクト.恵比寿公園と駒沢通りに挟まれた敷地に建つ教会,住居,テナントオフィスからなる複合施設.北側の恵比寿公園は第二種中高層住居専用地域にあるため日影規制をクリアするため2〜4階が大きくセットバックし,5階から上階が張り出した構成となっている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

1976年9月号──ポカンティコヒルの家──吉村順三

アメリカ合衆国ニューヨーク州──ニューヨーク市の郊外ポカンティコの丘と呼ばれる所に建てられた住宅.家族だけで十分使いこなせる家族本位のプランニングを基本とし,部屋ごとを間仕切る襖や障子はすべて壁の内側に収まるように設計され,フレキシブルに利用できる計画となっている.中庭を取り巻く壁はギャラリーとしても利用できるようになっている.

2008年4月号135頁──フラハウス──吉松秀樹+アーキプロ

東京都東久留米市──フラダンス用のスタジオと住宅のふたつの機能を持つ東京郊外に建つ住宅.アルミと木を同等に扱っている.外壁はアルミアングルとカリン縦羽目板張りで構成され,見る距離によって見え方が変化していく.
2009年1月号126頁──SUMIKA Project by Tokyo Gas コールハウス──藤森照信+速水清孝

2009年1月号126頁──SUMIKA Project by Tokyo Gas コールハウス──藤森照信+速水清孝

栃木県宇都宮市──高低差のある住宅地に建つ木造2階建ての住宅.床,壁,天井の接点を斜めに納めた洞窟状の主室を中心に構成されている.主室にはガス暖炉があり,また,階段室などへの開口の寸法を極力小さくしている.外壁は焼杉乱尺下見板張り.2階に張り出した茶室へは,ヒノキのはしごを上って直接入ることができる.
2009年2月号166頁──神宮前メグビル──古谷誠章+NASCA

2009年2月号166頁──神宮前メグビル──古谷誠章+NASCA

東京都渋谷区──1店舗とSOHO的な2住居が入った鉄筋コンクリート造の小さなビル.前面道路は計画道路となっており,1・2階の一部は鉄骨造.側面壁は型枠兼用外断熱パネル(GSパネル)が用いられ,施工の手間とスペースを省きながら,温熱環境の性能が確保された.
2009年2月号136頁──房総の馬場家と連棟──Open A

2009年2月号136頁──房総の馬場家と連棟──Open A

千葉県長生郡一宮町──千葉県外房の九十九里海岸から500mほどの場所に建てられた住宅群.当初からマスタープランとしてすべてが計画されていたのではなく,馬場家のみが建つ予定だったが,さまざまな偶然から7棟がひとつの群れをつくることになった.都心と郊外のセカンドハウスを所有することによる多拠点居住の実践.
2009年2月号128頁──Twin-Bricks──山下保博/アトリエ・天工人

2009年2月号128頁──Twin-Bricks──山下保博/アトリエ・天工人

埼玉県さいたま市浦和区──ガラスブロック+ALCによる鉄骨造の棟と,鉄筋コンクリート造の棟の2棟による構成.オーナーの住宅と賃貸住宅が組み合わされている.ガラスブロックの構造壁は,「クリスタル・ブリック」(本誌0409),「白いてんとう虫」(『新建築住宅特集』0808)でも展開されている.
2009年2月号062頁──フランス大使公邸 改修──改修設計 みかんぐみ・竹中工務店

2009年2月号062頁──フランス大使公邸 改修──改修設計 みかんぐみ・竹中工務店

東京都港区──1957年に建てられた在日本フランス大使公邸の改修.迎賓のための1階サロンの壁と天井は,モアビ材と既存の鉄筋コンクリート・ラーメン構造のフレームで構成.テーブルやソファなどもオリジナルにデザインされた.2階のゲストルームは和をイメージし,石や珪藻土といった自然素材を多用.
2009年5月号119頁──奥沢の家──長坂常/スキーマ建築計画

2009年5月号119頁──奥沢の家──長坂常/スキーマ建築計画

東京都世田谷区──1980年代(バブル期)に建てられた個人住宅の改修.室内では既存の鉄骨梁や小屋裏を現しとし,夜は鏡面処理を施したサッシに室内を映し込ませる.また外壁は既存煉瓦タイルのテクスチャを生かしたフロッタージュ(こする)という手法で塗装するなど,既存の要素に設計者の表現を重ね合わせ,時間の重層を試みている.
2009年7月号070頁──おか田ビル──佐藤光彦建築設計事務所

2009年7月号070頁──おか田ビル──佐藤光彦建築設計事務所

東京都江東区──永代通り,下町風情を残す商店街の並びの小さな敷地に建てられた店舗併設住居.1,2階を飲食店とし,3〜5階を住居としている.1,2階は通りに対してセットバックさせ,歩道を広げるようにすることで通りと馴染ませている.セットバック部分の仕上げは永代通りの反対側からもテクスチャーが分かるようなほうき引きとしている.住居階では,永代通りに面して開口を設けて,小さな室内に通り越しに見える風景を取り入れている.
2009年7月号048頁──天地のいえ──髙﨑正治都市建築設計事務所

2009年7月号048頁──天地のいえ──髙﨑正治都市建築設計事務所

愛知県名古屋市──名古屋市に建つ木造2階建ての住宅.全体はほぼ一室空間で,螺旋吹き抜け,頂部の鏡,「交流管」と名付けられた4つのトップライト,ステンドグラスなどの開口から,複雑な光が室内に入る.木造の架構は寺社建築の伝統的な技術を応用してつくられている.施工に約3年半がかけられた.
2009年10月号142頁──NOWHERE BUT SAJIMA──吉村靖孝建築設計事務所

2009年10月号142頁──NOWHERE BUT SAJIMA──吉村靖孝建築設計事務所

神奈川県横須賀市──敷地が民間開発による護岸を含むため,海に接して建つ一週間単位の貸し別荘.江ノ島や富士山を望むことができる.内部は,海に向かう一方向の筒状の空間が連続する.壁面を一方向に配することで,開口から見える風景を限定し,周囲から見られることなく開放的に過ごすことができる.それぞれの筒は多様な形や色調.
2009年10月号150頁──軒の家──吉村靖孝建築設計事務所

2009年10月号150頁──軒の家──吉村靖孝建築設計事務所

神奈川県足柄下郡箱根町──自然公園法に基づき,勾配屋根や50cm以上の軒の出などが要請された.富士山への眺望を活かすため2階建てとし,大きな軒をつくり,その下に諸室のボリュームをずらしながら配している.視線の抜ける開口や2階の風穴でもあるテラスなどによって,内外が混ざり合うような空間となっている.
2009年10月号118頁──離山の家──城戸崎建築研究室

2009年10月号118頁──離山の家──城戸崎建築研究室

東日本──既存の樹木が生い茂った敷地の北側に建物を配置し,南に大きく庭が取られている.庭に面してフルハイトの大きな開口と庇とテラスが設けられている.奥行が深く,軒髙を低く抑えられた庇は,庭と建物との間に中間領域を形成すると共に,スチールプレートのシャープな軒先が外観にプロポーションに調和をもたらしている.
2009年10月号110頁──ROOF HOUSE──藤森照信+中谷弘志

2009年10月号110頁──ROOF HOUSE──藤森照信+中谷弘志

滋賀県近江八幡市──近江八幡の鶴翼山(別名:八幡山)の裾野に建つ平屋住宅.中庭を中心に部屋を配置した回廊式プラン.壁は現場で焼いた焼杉板貼り,屋根と9つの塔屋の仕上げは手曲げ銅板.また主室の壁全体には蒲生土が塗られている.塔屋はそれぞれ茶室,ゲストルーム,子供室のロフト,採光のための吹き抜けとなっている.
2009年10月号098頁──プロジェクトウエスト──三分一博志建築設計事務所

2009年10月号098頁──プロジェクトウエスト──三分一博志建築設計事務所

瀬戸内──瀬戸内海に面した丘に立地する.緩やかに傾斜した敷地に煉瓦壁の母屋,離れ,蔵を雛壇状に配置し,居間を含むガラスの空間でそれらを繋いでいる.ガラスの空間には,地形に合わせてレベル差が設けられており,空気や熱が,地形に沿って緩やかに移動することで室内環境が整えられている.
2009年11月号073頁──書院/Third-house──岸和郎+K.ASSOCIATES/Architects

2009年11月号073頁──書院/Third-house──岸和郎+K.ASSOCIATES/Architects

東京都千代田区──既存集合住宅の一戸が改装された.住居,オフィスとして,また,立礼茶席にも用いられ,複合的な機能が想定されている.岸氏のデザインによるテーブルは,一部の配置を変えることができ,茶席に対応する.黒皮鉄板,ベネチアンスタッコ,雪見障子などにより面的に構成されている.
2009年12月号172頁──すごろくハウス──大建met なわけんジム

2009年12月号172頁──すごろくハウス──大建met なわけんジム

岐阜県岐阜市──家を替えずに住む場所を変えられる,いつでも動かせる住居.グレーの鉄板のメインユニットと白いFRPハニカムパネルによるサブユニットの組み合わせで構成されている.それらをユニットごとに分解することで,トラックに乗せて移動することができる.
2009年12月号148頁──House H──藤本壮介建築設計事務所

2009年12月号148頁──House H──藤本壮介建築設計事務所

東京都──3人家族のための住宅.敷地は住宅地の一画にあり,東側と北側の2面が道路に面した角地.写真は東側から見た外観.外壁はコンクリート打ち放し.建物高さ10,000m.各部屋は玄関から螺旋状に積み重なり,屋根面まで連続している.
2009年12月号156頁──O邸──中山英之建築設計事務所

2009年12月号156頁──O邸──中山英之建築設計事務所

京都府京都市──京都の美観地区の住宅街に建つ.鉄骨造2階建てのゆるやかにカーブする母屋と,母屋に垂木を渡した両脇の下家からなる.ファサードは,幅2m,高さ7.1m,19mm厚の1枚ガラス.母屋の外壁は,下家のあるなしにかかわらず,すべて同じ吹き付け仕上げが連続しており,西側の下家で1階に接する階段は,途中でこの外壁を通過し,東側の扉もこの壁を通過する.外壁としての仕上げと,間仕切り壁のような薄さが,家の内外を隔てるはっきりとした境界であることと,日常的に行き来することを両立させ,掴みにくい室の距離感をつくり,街と敷地と家の間にある生活に奥行を生み出そうとしている.

2009年12月号131頁──北京バンプス──SAKO建築設計工社

中国北京市──北京市に建つデパートと集合住宅の複合施設.4本の住居タワーと低層部の商業施設からなる.タワーの最高高は82,000mm.容積率400%.「スケーリングユニット」と呼ばれる建築要素を内包したハコ型空間をずらしながら積層させている.2層が1つのハコ型に収まる.建物は南北軸に対して45度回転した軸線にしたがって配置している.

2010年2月号070頁──空の教会──伊丹潤・アーキテクツ

大韓民国済州特別自治道西帰浦市──韓国の済州島に計画中の「ビオトピア」プロジェクトの一画に建つ教会.同事務所による水,風,石,地と名付けられた4つの美術館(本誌0512)に続く作品.屋根は映り込みの異なる3色の亜鉛合板葺き.750mmピッチで配された木製柱は50×200mmの鉄骨パイプを内包している.

2010年3月号121頁──東アフリカ・エコビレッジ──渡辺菊眞+D環境造形システム研究所

ウガンダ共和国カージ村──東アフリカ地域で進めているエコビレッジのモデルハウス.モデルルームは,リビングルーム,ふたつの寝室,キッチン,トイレ,シャワールームから構成.すべて幅300mm×長さ450mm×高さ150mmの土嚢ブロックを積み上げる工法によってセルフビルドで建設されている.
2010年3月号093頁──Sakura flat──若松均建築設計事務所

2010年3月号093頁──Sakura flat──若松均建築設計事務所

東京都渋谷区──築35年ほどの雑居ビルのペントハウスを共用廊下も含めてすべて改修.田の字型の既存柱梁(主なスパンは6,800mm×5,310mm)が構成する明快な空間.床は35mm厚のスギ足場を利用.天井高約2,400mm.住戸面積は180m2(テラス22.5m2含む).既存の未完成感と日常が同居した住まい.
2010年3月号054頁──古民家 リ・ロケーション プロジェクト YA-CHI-YO──山下保博×アトリエ・天工人

2010年3月号054頁──古民家 リ・ロケーション プロジェクト YA-CHI-YO──山下保博×アトリエ・天工人

神奈川県三浦郡葉山町──島根県から100年以上前のふたつの蔵を移築・改築を図ったリ・ロケーションプロジェクト.住宅兼ギャラリーとして使用される.蔵の軸組をパネルでくるんだ構成で、部分的に膨らんだパネルの開口から採光を得る。煉瓦、建具など古材も積極的に再利用している。
2010年5月号052頁──葉山の小屋──妹島和世建築設計事務所

2010年5月号052頁──葉山の小屋──妹島和世建築設計事務所

神奈川県三浦郡葉山町──葉山の海近くに建つ,夫婦ふたりのためのセカンドハウス.地上2階,地下1階の3層構成.建物の中心部の壁が,1階では垂壁,2階では腰壁として現れ,閉じた地下1階も含め,同じ平面でありながら異なる外との関係をつくり出す.
2010年9月号174頁──区の家──武井誠+鍋島千恵/TNA

2010年9月号174頁──区の家──武井誠+鍋島千恵/TNA

長野県諏訪郡──大小ふたつの矩形の小屋が,大きな十字の壁によって繋がる森の中の週末住宅.小屋の内部は,柱状の集成材を一体化した厚さ60mmの木の打ち放しによる,小さな十字の壁で仕切られている. 書籍購入はこちら
2010年10月号062頁──海光の家──岡田哲史建築設計事務所

2010年10月号062頁──海光の家──岡田哲史建築設計事務所

静岡県──海沿いの傾斜地に建つ別荘.海岸段丘の凹凸地形と調和する形をつくるため,鋼板のサンドイッチパネルを折り曲げた折板構造で全体を構成している.一部の壁を捻ることで安定を保つなどの構造上の工夫と,造船技術を活かした高い施工精度で実現した建物である.
2010年12月号161頁──柿畑のサンクン・ハウス──小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt

2010年12月号161頁──柿畑のサンクン・ハウス──小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt

神奈川県小田原市──中央にコアを持つワンルームの住宅.1階床レベルは地面より700mm下げられている.白く塗装されたパーティションを動かし,アクティビティに応じて部屋を囲い取る.北東側には生産緑地である柿畑の緑が広がる.軒天高さは約1.9m.柿畑の樹下と内部空間が連続するよう,軒の高さを低く設定している.
2010年12月号124頁──靭公園の住宅──安藤忠雄建築研究所

2010年12月号124頁──靭公園の住宅──安藤忠雄建築研究所

大阪府大阪市──間口4,320mm,奥行26,100mmの細長い敷地に建つ住宅.敷地はおおよそ南北に伸び,南側が緑豊かな靭公園に面している.プライバシーを確保した構成をとりながらも南側には大きく開かれ,居間や寝室からは靭公園の木々が見える.仕上げはコンクリート打ち放しで,家具や建築の寸法計画はコンクリート型枠の三六板を単位として納められている.
2010年12月号135頁──House OM──藤本壮介建築設計事務所

2010年12月号135頁──House OM──藤本壮介建築設計事務所

神奈川県横浜市──カーブした道路沿いに建つ,地下1階,地上3階建て,鉄筋コンクリート造の住宅.異なるカーブをもつ平面が積み上がり,中庭と住戸が交差する.鉄筋コンクリート打ち放しの外壁は普通型枠を使用.スチールメッシュで覆われたエントランスアプローチ部分を含め,土木的な荒さを出している.

2010年12月号090頁──マイナスKハウス──佐伯聡子+K.M. TAN/KUU

中華人民共和国上海市南滙──中華人民共和国上海市の郊外に建つ煉瓦組積造の二世帯住宅.内寸3×3mのスペースがグリッド状に配置されている.大きなキッチンカウンターを両住戸でシェアし,プライバシーを保ちながらも,空間全体が緩やかに共有されている.キッチンがシェアされている「LDK-K」のプランであることから,「マイナスKハウス」と称されている.

2011年1月号084頁──三里屯SOHO──隈研吾建築都市設計事務所

中華人民共和国北京市朝陽区──北京市・故宮の北東にある三里屯地区に建てられた複合施設(商業,オフィス,住宅).敷地は2008年に隈研吾建築都市設計事務所がマスタープランを担った「三里屯VILLAGE」(本誌0903)の隣地.51,245m2の敷地に9棟のタワーが分散して林立している.室内に閉じがちな高密度な都市計画において「都市の室外化」を図るため,タワーをスリム化,複数化し,さらに有機的な曲面の形態のプランとすることで,室外を変化に富んだ「立体的路地」としている.
2011年2月号144頁──OTM──北山恒+architecture WORKSHOP

2011年2月号144頁──OTM──北山恒+architecture WORKSHOP

東京都港区──テナント2軒,賃貸集合住宅3戸,オーナーの二世帯住戸が入る地上8層の複合ビル.ワンルームで使用する6階までは鉄骨鉄筋コンクリート造でスパンをとばし,7階以上は鉄骨の組柱に切り替えている.街並みから突出した上層階をガラススクリーンで覆い,存在感を抑えている.
2011年3月号170頁──大森ロッヂ──大島芳彦/ブルースタジオ+天野美紀/アトリエイーゼロサン

2011年3月号170頁──大森ロッヂ──大島芳彦/ブルースタジオ+天野美紀/アトリエイーゼロサン

東京都大田区──909m2の敷地に建っている7棟の木造長屋とオーナーの母屋,計8棟のリノベーション.昭和30〜40年頃に順次建てられた築50年程の建物群.無理な立ち退き交渉をせずに,住民との合意の上でリノベーションを進めるため,各棟工事は第一期から第五期まで段階的に行われた.建築確認申請の必要のない範囲での改修に留めているが,基礎補強や耐震壁,筋交設置などの耐震補強,グラスウール充填による断熱補強,外壁更新時には下見板を防火サイディングにするなど,入居者の安全性確保に努めている.
2011年3月号116頁──ちよだの森歯科診療所──小川博央建築都市設計事務所

2011年3月号116頁──ちよだの森歯科診療所──小川博央建築都市設計事務所

群馬県──群馬県邑楽郡の歯科医院兼用住宅.個室診療に必要な2.7×2.7mのスペースを単位としたグリッドプラン.中庭が分散配置されてどこでも明るく,グリッドのスケールが同一なので,各スペースに交換可能なフレキシビリティがある.グリッドを連結すれば,診療バックスペースや待合いなどの大きなスペースにもなる.住宅部分もグリッドの組み合わせでつくられている.
2011年3月号095頁──HTG──新関謙一郎/NIIZEKI STUDIO

2011年3月号095頁──HTG──新関謙一郎/NIIZEKI STUDIO

東京都世田谷区──都内の旗竿地に建つ住宅兼事務所.建物に囲まれた敷地のため,内部の随所に都市的なスケールや素材など,外部的要素が取り込まれている.外部との接点としてつくられた坂庭の内側は,最高高さ6mの傾斜のある居間の天井.2階に設けた玄関から坂庭に面するラウンジを通り,1階のリビングにアクセスする.
2011年4月号111頁──地面と屋根上の家──SPACESPACE

2011年4月号111頁──地面と屋根上の家──SPACESPACE

大阪府茨木市──三重県伊賀市の農業高校校舎のリノベーション.築47年の鉄筋コンクリート造3階建て校舎の3層部分を減築し,新設した勾配屋根に太陽熱集熱換気システムと集熱のための強化ガラスを搭載するなど,構造,性能,仕上げ・設備の3項目について改修が行われた.
2011年4月号050頁──スリランカの住宅──安藤忠雄建築研究所

2011年4月号050頁──スリランカの住宅──安藤忠雄建築研究所

スリランカ,ミリッサ──スリランカ南端の,海に面した切り立った崖の上に建つアトリエ兼住宅.クライアントの住宅,ゲストルーム,夫人のアトリエからなる.それらの機能をジグザクに蛇行するボリュームの中に配し,その間にできたすき間を,スリランカの自然との対話の場としての中間領域にしている.半屋外の空間が多く設けられた風通しのよい建築.現地と日本の職人が協力して施工することで,コンクリート打ち放しの品質をはじめとした全体の施工精度を高めている.
2011年5月号144頁──K──中原祐二建築設計事務所

2011年5月号144頁──K──中原祐二建築設計事務所

鹿児島県鹿児島市──鹿児島県鹿児島市に建つ研修センター兼住宅.張り出した庇は,夏場の日射を遮り,さまざまな影を落とす.また,2階テラスの水盤は夏季の風を冷やし室内に涼しい風を運ぶ.さらに,水盤を設けることで手摺をなくし眺望を遮ることなく室内と鹿児島の風景を繋いでいる.

2011年8月号167頁──上勝町旭町営住宅──基本設計 神奈川大学曽我部研究室 他/実施設計 開建築設計事務所+アトリエ・クー 他

徳島県勝浦郡上勝町──徳島県勝浦郡上勝町の町営住宅.単身者向けのシングルタイプ(1LDK)が3戸,家族向けのファミリータイプ(3LDK)が4戸の計7戸が棚田を生かした段差のある敷地に建つ.1階は開口を大きく取り,段差や床素材を内外で合わせることで連続し,開放的な半共用部のような場所となる.
2011年8月号098頁──Casa Dourada──宮部浩幸/SPEAC

2011年8月号098頁──Casa Dourada──宮部浩幸/SPEAC

東京都目黒区──東京都目黒区の築約30年のマンションのひとユニットの改修.壁を取り払い,ボックスを新設.ボックスには収納やユーティリティなどが納められ,ワンルームを緩やかに分節している.間取りの変更を見据えて,ボックスはフローリングの上に設置.既存の梁はモルタル薄塗り仕上げとした.
2011年9月号078頁──速度の家──三分一博志建築設計事務所

2011年9月号078頁──速度の家──三分一博志建築設計事務所

広島県──広島県にある住宅.敷地西には川,東には山があり夏期には昼は南から,夜には北からの卓越風がある.その風を取り込むため,居住空間を高い位置に持ち上げ,地上に外部空間をつくった.建物に流れる風の速度を上げるために立面をテーパーにしている.各階の平面は南北に風が抜ける.

2011年12月号175頁──モバイル・すまいる──企画 NPO法人 N・C・S/設計 山下保博×アトリエ・天工人

仮設住宅暮らしから,速やかな本設への移行を支援する災害復興プロジェクト.常設住宅をつくるシステムを持つNPO法人 N・C・Sと,移動を可能にするシステムを持つトレーラーハウス協会が一体となり,被災者に居場所を供給する.現在,多目的に使える支援タイプと住宅タイプの2種類がつくられ,被災地に運ばれている.

2011年12月号172頁──石巻市北上町白浜復興住宅──結設計室

宮城県石巻市──宮城県石巻市白浜地区の住民を対象とした木造恒久住宅.地場工務店と国産材を使い,個人住宅として平屋3棟,2階建て7棟と共同利用が可能な共生の家が1棟の全11棟が建てられた.敷地は一部を削平する造成を行っている.被災者の本格的な生活再建のため,また敷地の三陸地方では平地が限られていて必要な公有地が不足していることや,東北地方の合板工場が被災し合板を中心とする資材が不足したことなどから恒久住宅が選択された.

2011年12月号148頁──エクスコンテナ・プロジェクト──吉村靖孝建築設計事務所

宮城県石巻市──海運コンテナの規格を流用したプレファブユニット建築を被災地に届けるプロジェクト.仮設から本設へ移行できるように,構造フレームを再設計し,法規に適合させながら,不必要な部分を省いている.今回つくられたプロトタイプは福島,宮城を巡回し,最終的には石巻のボランティア支援団体に寄贈された.
2011年12月号091頁──浅草の町家──長谷川豪建築設計事務所

2011年12月号091頁──浅草の町家──長谷川豪建築設計事務所

東京都墨田区──東京都墨田区に建つ住宅.3階建ての住宅や町工場が密集して並ぶ中で,周囲と同様に敷地いっぱいのボリュームを配置し,内部を4層としている.各層の高さを1,910mmと低く抑えつつ,各スラブに大きな穴を穿つことで開放的な空間となっている.吹き抜けによって各階同士の繋がりや明暗のコントラストが生まれている.
2011年12月号098頁──キリの家──武井誠+鍋島千恵/TNA

2011年12月号098頁──キリの家──武井誠+鍋島千恵/TNA

東京都世田谷区──東京都世田谷区に立つ住宅.旗竿状敷地に建ち,前面道路の反対側には暗渠が面している.さまざまな曲率をもつスラブが中央の構造壁から張り出し,それぞれの曲率が人のさまざまな行為を促している.外壁はそれぞれのふるまいに合わせて白くガラスに塗装している. 書籍購入はこちら 書籍購入はこちら
2011年12月号069頁──二重螺旋の家──大西麻貴+百田有希/o+h

2011年12月号069頁──二重螺旋の家──大西麻貴+百田有希/o+h

東京都──旗竿状敷地に建つ,地上3階建ての住宅.竿にあたる路地から続くアプローチが鉄筋コンクリート造のコアに螺旋状に巻きつく構成.アプローチおよび螺旋階段の外壁はスギ板羽目板貼り.中央の白いコアの外側を木調の壁が取り巻く.コアの内側の壁は左官仕上げで滑らかな表面とし,廊下空間は荒いコンクリート打ち放しの上,塗装のみとするなど仕上げの変化をつけている.
2011年12月号077頁──No,00──ドットアーキテクツ

2011年12月号077頁──No,00──ドットアーキテクツ

兵庫県西宮市──兵庫県の都心から少し離れた場所に建つ住宅.さまざまな周辺環境に反応するような各部分で建築全体を構成するため,プラン・模型・詳細の3つのパートに分け,その中での問題を各パートの作業にフィードバックし,経験や発見や思考が蓄積されながら同時並行に設計した.
2011年12月号084頁──駒沢の住宅──長谷川豪建築設計事務所

2011年12月号084頁──駒沢の住宅──長谷川豪建築設計事務所

東京都世田谷区──東京都世田谷区の緑豊かな住宅地に建つ,木造2階建ての住宅.1階と2階で階高に変化をつけ,スケール感に差を出している.1階は仕切りのないワンルーム空間.2階天井は最も低いところで1,352mm,高いところで2,582mm.床には38×64mmのSPF材の小梁を68mmピッチで並べ,床越しに1階リビングや外部の通りが見える.
2012年1月号128頁──夢尋蔵──長岡勉+田中正洋/POINT+OUVI(基本設計) POINT+OUVI+成島建築設計(実施設計)

2012年1月号128頁──夢尋蔵──長岡勉+田中正洋/POINT+OUVI(基本設計) POINT+OUVI+成島建築設計(実施設計)

東京都──個人住宅の中につくられた茶室.露地の代わりに室内に廊下を引き込み,広間と小間を2階に持ち上げ隣接させることで,茶事のさまざまな場面転換を可能としている.また,パーティクルボードやモルタルなど現代の素材を使いながら茶室の空間を設えている.
2012年1月号044頁──メム メドウズ──隈研吾建築都市設計事務所

2012年1月号044頁──メム メドウズ──隈研吾建築都市設計事務所

北海道広尾郡──北海道広尾郡大樹町にある,トステム建材産業振興財団の研究・教育・研修施設.サステナブルな建築・都市のあり方を追求するため,競走馬の牧場であった場所に実験住宅や,既存の厩舎,走路を改修した宿泊研修棟をつくった.実験住宅は,屋根と壁が同一の素材でつくられるアイヌの伝統建物をモチーフにし,各部それぞれにセンサーが設置され,環境実験が行われる.

2012年2月号152頁──MINA GARDEN 十日市場──マスターアーキテクト 飯田善彦 小林克弘

神奈川県横浜市緑区──環境に配慮した住環境を町並みからつくり,モニタリングシステムを通して実証データを取得,研究に役立てる.計画地の高低差のある地形を応用し,中央にコモンスペースのある宅地を造成.住戸には土間テラスなどの住戸内外を繋ぐ中間領域を取り入れ,住まい手同士の繋がりを促す.
2012年2月号136頁──すごろくオフィス──大建met なわけんジム

2012年2月号136頁──すごろくオフィス──大建met なわけんジム

岐阜県岐阜市──中古海運コンテナを再利用した事務所兼住宅.鋼管フレームを主要部材とし,その中にコンテナを納めることでコンテナ自体には構造負担をかけないため,建築基準法に適合し,大きく開口を設けることができる.1階にオフィス,2階に食堂・キッチンが入り,3階を将来的に住宅として使用する.
2012年3月号089頁──栄福寺プロジェクト(演仏堂・納経棟)──白川在建築設計事務所

2012年3月号089頁──栄福寺プロジェクト(演仏堂・納経棟)──白川在建築設計事務所

愛媛県今治市──四国霊場57番札所である栄福寺境内の建て替え・改修計画.1階が社務所,2〜3階を庫裏とする演仏堂は,室外と室内で窓の位置をずらし,異なる角度と奥行を持たせることで日射および巡礼者の視線と眺望をコントロールしている.既成の左官材に地場産材の大島石を混ぜ,外壁を仕上げた.
2012年3月号054頁──潜水士のためのグラス・ハウス──中薗哲也/ナフ・アーキテクト&デザイン 名和研二/なわけんジム

2012年3月号054頁──潜水士のためのグラス・ハウス──中薗哲也/ナフ・アーキテクト&デザイン 名和研二/なわけんジム

広島県江田島市──広島県江田島にある潜水作業を営む会社の保養所兼住宅.江田島のコンクリート工場でテトラポット等をつくる際に余ったコンクリートを再利用した廃コンクリートブロックを集め,構造体にした.コンクリート工場の稼働状況に応じてこのブロックは生産されるため,16カ月の工期がかかった.
2012年4月号048頁──はなれ──長坂常/スキーマ建築計画

2012年4月号048頁──はなれ──長坂常/スキーマ建築計画

千葉県いすみ市──東京に住むクライアントが週の半分を日常的に過ごす「はなれ」の計画.急勾配の山を切り崩して建てられた.予算をおさえるべく鉄骨工事と木工事を分離発注し,鉄骨で組まれた骨組みの上に木構造を載せた構成となっている.
2012年6月号098頁──Y邸──中山英之建築設計事務所

2012年6月号098頁──Y邸──中山英之建築設計事務所

広島県広島市──広島県に建つ住宅.敷地は境界線ギリギリまで建つ隣家と駐車場の間.東側を曲面にすることによって一度に見える立面をひとつにしている.隣家側を同じ白に塗装し,駐車場側はコンクリート打ち放しにして,隣地の状況によって仕上げを変えている.
2012年8月号189頁──BREEZE──井手孝太郎/アールテクニック

2012年8月号189頁──BREEZE──井手孝太郎/アールテクニック

東京都世田谷区──北側東側に接する交通量の激しい道路に対してコンクリートの壁を立てることで中間領域を構成.南側は開口を大きく取り,採光を得る.周辺に対してプライバシーを維持すると同時に,壁の形態によって周辺への威圧感の軽減を図る.

2012年8月号166頁──JX汐見台アパート2301号棟──ブルースタジオ

神奈川県横浜市磯子区──HEMSやMEMS,再生可能エネルギーなどを活用し地域全体でのエネルギーマネジメントを通して低炭素都市を目指す取り組み「横浜スマートシティプロジェクト」の一環.築45年の社宅に,燃料電池(SOFC型エネファーム),太陽光発電,蓄電池からなる「自立・分散型エネルギーシステム」を設置した上,水回りの南側への移動,効率的に外気を取り込むサッシ,可動間仕切りの導入など,居住性の向上も図る.
2012年8月号150頁──M’s CORE──棚橋廣夫+エーディーネットワーク建築研究所 JSD

2012年8月号150頁──M’s CORE──棚橋廣夫+エーディーネットワーク建築研究所 JSD

神奈川県川崎市──神奈川県川崎市に建つ27戸の住戸と診療所が入る集合住宅.1階床下に免震層を設け,1,2階はプレストレストコンクリート造,3〜10階はPC版と鋼棒,鋼線で緊結したPCaPC造.PC版の版割りは構造計画,運搬,建て方,設備計画などのすべての条件を反映させ,版割りを行った.設備と躯体を分離させたSI集合住宅としている.

2012年8月号089頁──うめこみち──ブルースタジオ

東京都大田区──80年以上の歴史を持つ敷地.築54年(母屋に増築,後に曳家により独立)の木造住戸を長屋に,築26年の鉄筋コンクリート造マンションの1階廊下の壁を撤去するなどの改修を施した上,木造長屋と戸建住宅を新築.母屋と共にウッドデッキのある庭によって繋ぎ,敷地全体を緩やかな共同体として再構成した.
2012年8月号073頁──MINA GARDEN 十日市場──マスターアーキテクト 飯田善彦 小林克弘/設計 ナイス・飯田善彦建築工房 横河健+永尾達也/横河設計工房 ユー・アール・ユー総合研究所

2012年8月号073頁──MINA GARDEN 十日市場──マスターアーキテクト 飯田善彦 小林克弘/設計 ナイス・飯田善彦建築工房 横河健+永尾達也/横河設計工房 ユー・アール・ユー総合研究所

神奈川県横浜市緑区──日射・通風などを考慮しエネルギー使用を抑制した11棟のスマートハウスを北側斜面の敷地に配置.敷地中央に配した共有の庭を媒介に,群として住宅建築の低炭素化を目指す.共通の庭屋外の気候と各住戸のエネルギー使用量をモニタリングし,今後の研究に供する.

2012年12月号102頁──西都教会──魚谷繁礼建築研究所

京都府京都市北区──京都市北区にあるプロテスタントの教会.屋根を持ち上げハイサイドライトを設け,天井面に反射させることで礼拝堂内に光を満たす.天井と平面の中心をずらした構成となっている.扉を開くことで道と礼拝堂が繋がる.

2012年12月号078頁──イズ・ブックカフェ──アトリエ・ワン

静岡県伊東市──伊豆の別荘地に建つ,夫婦ふたりのための住居兼店舗.短軸に棟を持つボリュームの異なる4つの切妻屋根が連なる.既存の雑木林を残した中庭側に雨が落ちないよう,勾配は道路側に向けられている.木造地下1階,地上1階建て.
2013年2月号110頁──1930の家──宮部浩幸+吉里裕也/SPEAC

2013年2月号110頁──1930の家──宮部浩幸+吉里裕也/SPEAC

東京都世田谷区──東京都世田谷区に建つ,築83年の木造平屋家屋を賃貸住宅としてリノベーションした.柱と梁,柱と土台の接合部をダンパーで補い,耐震性能を上げ,もともとの土壁の竹小舞などを残すなど,既存の部材を再編することで建築の価値を上げている. 掲載号はアプリで購入できます!
2013年2月号065頁──村,その地図の描き方──西田司+中川エリカ/オンデザイン

2013年2月号065頁──村,その地図の描き方──西田司+中川エリカ/オンデザイン

神奈川県──高さや大きさの違う小さな建築のが集合した住宅.平面図を地図に見立て,建築家と施主の共有ツールとして使用した.650㎡の敷地全体に全部で23個の小さな建築を配るという構成.利用は不定期で,平日の数時間畑仕事をすることもあれば,数日間いることもあり,貸し出すことも考えている.肥沃な土には,これから庭や畑や焚き火場がつくられ,それ以外は芝が貼られる. 掲載号はアプリで購入できます!
2013年3月号106頁──正願寺──堀越英嗣 ARCHITECT 5

2013年3月号106頁──正願寺──堀越英嗣 ARCHITECT 5

愛知県豊川市──浄土真宗大谷派寺院の移転新築計画.東南海地震などの災害時に備え,井水利用や自家発電装置に対応するほか,子どもの遊び場となる原っぱや,日常的に活動できる諸室やギャラリー,門徒が共同で食事をつくる大きな厨房を持つ会館などを設けることにより,日常からコミュニティの拠点となるように配慮している. 掲載号はアプリで購入できます!
2013年5月号170頁──GRAZ──中村拓志/NAP建築設計事務所

2013年5月号170頁──GRAZ──中村拓志/NAP建築設計事務所

東京都世田谷区──交通量の多い幹線道路沿いに建つ,輸入車販売のショールーム兼住居.顧客がプライベートな個室でサービスを受けられるよう,車1台につきひとつの小部屋(セル)を用意し,その集合で構成されている.通過する車の運転手から見えやく,道路際の並木を避ける壁の角度など,諸要因からの調整によって外形を決定している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2013年5月号110頁──ワテラス 淡路町二丁目西部地区第一種市街地再開発事業──佐藤総合計画

東京都千代田区──東京都千代田区にある.オフィス,住宅,店舗,地域交流施設などからなる大型複合ビル.淡路町エリアの再開発として,コミュニティ活動や,学生参加などさまざまな取り組みを行っている.南側広場より見る.奥にはアトリウム.ガラスのスクリーンに囲われた半屋外空間のアトリウムは,施設の動線の結節点でもある. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2013年7月号122頁──佐世保の実験住宅 ハウステンボス スマートハウス──統括 野城智也/設計 川添善行+原裕介+吉武舞+東京大学 生産技術研究所 川添研究室

2013年7月号122頁──佐世保の実験住宅 ハウステンボス スマートハウス──統括 野城智也/設計 川添善行+原裕介+吉武舞+東京大学 生産技術研究所 川添研究室

長崎県佐世保市──未来の再生可能エネルギー供給の実装・検証を目的として,長崎県佐世保市のハウステンボス内に建設された住宅,実際に人が住み効果を検証していく.佐世保の造船技術を用いて製作された放射柱の中には,大村湾の海水を利用した海水ヒートポンプにより温度調節された冷温水が流れており,建物内部の空調をまかなっている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2013年9月号082頁──伊東建築塾 恵比寿スタジオ──伊東豊雄建築設計事務所

2013年9月号082頁──伊東建築塾 恵比寿スタジオ──伊東豊雄建築設計事務所

東京都渋谷区──都内の住宅地に建てられた伊東建築塾「NPOこれからの建築を考える」の活動拠点.アプローチから内部まで一続きに設えたコンクリート土間,光や風,視線や音を調節する2枚の引き戸によって,外部とゆるやかに繋がる.地中熱など自然エネルギーを活用しながら温熱環境を整える. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2013年11月号170頁──はま松ハウス──藤森照信+大嶋信道(大嶋アトリエ)

2013年11月号170頁──はま松ハウス──藤森照信+大嶋信道(大嶋アトリエ)

静岡県浜松市──市に建つ,国産自動車及び輸入車の修理・販売・買取りをする店舗(ショールーム・ガレージ)を併せ持つ個人住宅.屋根材は手曲げ銅板.施主や地元の工業高校の生徒らが,銅板曲げの作業に参加した.テーブルと一体となった暖炉,家族を覆うような大きなランプシェードも自分たちで製作をした. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2013年12月号138頁──改築 散田の家──アトリエ・アンド・アイ 坂本一成研究室

2013年12月号138頁──改築 散田の家──アトリエ・アンド・アイ 坂本一成研究室

東京都八王子市──坂本一成氏の処女作である「散田の家」(本誌7002)の改築.8,400×8,400×5,210mm(軒高)の大きな箱の中に小さな箱を入れ込んだ構成.内壁,天井,柱梁に薄い白色ペイントを施すことにより,空間の構成を残しつつ,イメージを変えることを目指した.増築された別棟も今回改築され,庭を挟んだ関係がつくられた. 掲載号はアプリで購入できます!
2013年12月号086頁──構の郭──武井誠+鍋島千恵/TNA

2013年12月号086頁──構の郭──武井誠+鍋島千恵/TNA

茨城県──茨城県に建つ平屋建ての個人住宅.約1,100㎡の敷地に7mグリッドで柱を建て,柱同士を高さの異なる垂れ壁で繋ぎ囲まれた庭と部屋をつくった.ひとつのグリッドの大きさは約50㎡.高さの異なる垂れ壁でゆるやかに仕切られた空間を目指した.柱は鉄骨,壁は木の混構造. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら 書籍購入はこちら

2017年3月号188頁──MARS ICE HOME──NASA(LANGLEY RESEARCH CENTER) CLOUDS ARCHITECTURE OFFICE/SPACE EXPLORATION ARCHITECTURE

火星──Mars Ice Homeは,2015年にNASAが主催した火星住居設計コンペに優勝した案を発展させたもので,2030年代に火星への有人探査を計画するNASAとの共同設計による,火星の氷を用いたシェルで宇宙放射線を遮蔽し,自然光を取り入れる.アプローチは外付けエアロックによる. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年2月号198頁──本町の部屋──馬場兼伸/B2Aarchitects

2017年2月号198頁──本町の部屋──馬場兼伸/B2Aarchitects

千葉県船橋市──築40年弱の分譲マンション1住戸(3LDK)の改修.枠材や間仕切り壁が躯体から切り離され,その隙間を幅木が途切れずに伸びる.元洋室の扉が洗面脱衣室,トイレの扉が収納,リビングの扉がトイレなどに転用されている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2014年2月号166頁──SI REFORM 1──木下昌大/KINO architects

2014年2月号166頁──SI REFORM 1──木下昌大/KINO architects

神奈川県川崎市宮前区──築25年の戸建て住宅を,2世帯が暮らすための家へ改修.神奈川県でLPガスを供給するカナエルiリフォームが構築した「iPDCAサイクル」により,住宅診断から未来を見通した改修プラン,施工,アフターケアまでをシステム化する.既存開口位置を変えず外周部からインフィルを独立させ,外側を通路とした. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2014年2月号144頁──並木橋の連続居──フジワラテッペイアーキテクツラボ

2014年2月号144頁──並木橋の連続居──フジワラテッペイアーキテクツラボ

東京都渋谷区──東京都品川区に建つ,築37年,戸建て住宅を7人が住まうシェアハウスへリノベーション.全面が幅約2.5mの路地であり再建築不可物件であることから,躯体には手を加えず内装のみ改修.1階が鉄骨造,2階が木造と異なる構造を持つことを生かして,1階にはまちへと開く大きなリビングを,2階には既存の開口部を入居者で共有するため,寝室の周囲に縁側のように機能する廊下が設けられている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2014年2月号136頁──不動前ハウス──常山未央/mnm

2014年2月号136頁──不動前ハウス──常山未央/mnm

東京都品川区──東京都品川区に建つ,築37年,戸建て住宅を7人が住まうシェアハウスへリノベーション.全面が幅約2.5mの路地であり再建築不可物件であることから,躯体には手を加えず内装のみ改修.1階が鉄骨造,2階が木造と異なる構造を持つことを生かして,1階にはまちへと開く大きなリビングを,2階には既存の開口部を入居者で共有するため,寝室の周囲に縁側のように機能する廊下が設けられている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2014年3月号161頁──FRAC マルセイユ──隈研吾建築都市設計事務所

フランス共和国ブーシュ=デュ=ローヌ県マルセイユ──フランス,マルセイユに建つ,美術館・オフィス.1982年に設立されたFRAC(FOND Regional D’Art Contemporain)のプロバンス,アルプス,コートダジュール地域での拠点施設.敷地は,マルセイユのウォーターフロント地区に位置する.外壁は630mm×1,250mmのエナメルガラスを千鳥状に固定している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2014年3月号136頁──来迎寺──山本想太郎設計アトリエ

千葉県松戸市──築300年以上の寺院の建て替え.本堂,客殿,庫裏(住職住居)からなる.本堂は仕口,継ぎ手による伝統木造構法としながら,意匠は様式にとらわれず,3DCGによる柱梁の寸法・配置,細部形状の検討,また応力バランスの検証などを行った.飾り金物や浮き彫りなどの装飾要素は用いず,柱・梁組みによって構成.柱梁の接合は伝統的な仕口,継ぎ手によるもの(一部ボルト使用). 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2014年3月号082頁──ビラ仙石原──坂茂建築設計

2014年3月号082頁──ビラ仙石原──坂茂建築設計

神奈川県箱根町──箱根の自然豊かな敷地に建つ木造平屋建ての週末住宅.中庭を囲んで片流れの木製ジョイスト梁を,-4度から20度まで傾きを変えながら放射線状に配置させている.゙中庭に向かって1.5m張り出させた庇の先端部は16度にカットし,シャープさを出している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2014年7月号184頁──山手通りの住宅──三家大地建築設計事務所+畝森泰行建築設計事務所

2014年7月号184頁──山手通りの住宅──三家大地建築設計事務所+畝森泰行建築設計事務所

東京都──山手通りに面した24㎡の敷地に建つ地上5階建ての店舗付き住宅.将来変化する可能性のある建物の機能を受け止めていくため,できるだけ高くフロアを積み上げ,高さと共に変化する光や音,景色などの都市環境にあわせて空間を緩やかに変化させている.下階では階高を高くし,開口部の面積は小さくし,上階へ上がるほど階高を低くし,開口部を大きくして,水平方向に視線が抜けて街と繋がる. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら