2018年5月号144頁──evam eva yamanashi──奥野公章建築設計室

2018年5月号144頁──evam eva yamanashi──奥野公章建築設計室

山梨県中央市──山梨県に本社を置くアパレルブランドが掲げる「日々のくらしを心地よく過ごす」というコンセプトを提案する場として建てられたショップ(物販棟),レストラン(飲食棟)およびギャラリー(サロン棟)の計画.敷地は長い間放置されていた古屋敷で,既存樹木の位置,高さ,幹径,葉の広がりを調査し,その結果に合わせて各棟のボリュームや配置が決定された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年4月号178頁──ものづくり創造拠点 SENTAN──豊田市都市整備部公共建築課+丹羽英二建築事務所

2018年4月号178頁──ものづくり創造拠点 SENTAN──豊田市都市整備部公共建築課+丹羽英二建築事務所

愛知県豊田市──豊田市により設置された,地域のものづくり企業・団体の支援や人材の育成などを目的とする施設.新事業の展開,イノベーション創出,ものづくり人材育成を目標に,試作開発や課題解決,異業種・異世代間交流の機会の提供などの支援策を展開.約47年前に消防署として建てられた建物に,各階ごとに異なる機能を持たせ,内部の造作による新たなファサードの創出が志向されている 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年4月号154頁──海野宿滞在型交流施設 うんのわ──児野登/アーキディアック 土本俊和/信州大学

2018年4月号154頁──海野宿滞在型交流施設 うんのわ──児野登/アーキディアック 土本俊和/信州大学

長野県東御市──北国街道の宿駅として1625年に開設された海野宿に建つ古民家の宿泊・飲食施設へのリノベーション計画.長細い敷地に中庭を囲むように建つ築約100年の主屋,土蔵,蚕室,物置の4棟をそれぞれ,宿泊棟,宿泊施設のフロントとして機能する玄関棟,飲食棟,休憩棟へと改修している.長年放置されていた敷地を東御市が買い取り,運営まで行っている.海野宿で同様に放置されている民家改修のプロトタイプとなることが期待される. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年3月号102頁──作手小学校・つくで交流館──東畑建築事務所

2018年3月号102頁──作手小学校・つくで交流館──東畑建築事務所

愛知県新城市──愛知県新城市内作手地区の4つの小学校の統合校と,地域の交流拠点施設からなる複合施設.2施設は屋内外の廊下で途切れなく接続し,一部の室を共有.新城市木材調達協議会との協働の上,構造材には地域の木材を多用.設計初期から地域材情報を元に構造計画に反映するとともに,地域の生産体制や供給能力に応じた部材の仕様設定,工事工程・区分とした. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2018年2月号158頁──TIMBERED TERRACE──SALHAUS

石川県小松市──CLTパネルを床と壁に使用した3階建ての共同賃貸住宅.施工者である梶谷建設の所有地を中心に今回新たに整備された約7,000m2の分譲住宅地の入口に建つ.北側の公園に隣接してエントランス広場を設けるなど,街区の交流の拠点となることが期待されている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年2月号150頁──パッシブタウン第3期街区──キーアーキテクツ

2018年2月号150頁──パッシブタウン第3期街区──キーアーキテクツ

富山県黒部市──YKKグループが富山県黒部市の社宅跡地で取り組む,自然エネルギーを最大限に活用した持続可能な「まちと住まい」づくりである「パッシブタウン」の第3期計画.敷地の南側に位置する築約30年のファミリータイプ団地2棟を,断熱改修を行なうと共に,単身者向け住宅に改修している.1棟では,4階部分を減築し,屋上にテラスを設け,1階にはコミュニティセンターが増築された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号170頁──グローバルゲート──竹中工務店

2018年1月号170頁──グローバルゲート──竹中工務店

愛知県名古屋市中村区──名古屋駅から南約1kmに位置する再開発地区「ささしま24」に建つ地上36階の高層タワーと17階のダイワハウス名古屋ビル,それらの間の低層の商業棟からなる複合施設.かつては運河からの物流拠点であった同地区を新たな国際歓迎・交流拠点として整備するその中核を担う施設として計画され,周囲には,テレビ局,大学,映画館,コンサートホールなどが建つ.高層棟の上部にはホテルが,低層部には国際会議に対応できるコンベンションホールが入る. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号160頁──JRゲートタワー──大成建設一級建築士事務所(統括・実施設計) 日建設計(実施設計) ジェイアール東海コンサルタンツ(実施設計) Kohn Pedersen Fox Associates PC(デザインアーキテクト)

2018年1月号160頁──JRゲートタワー──大成建設一級建築士事務所(統括・実施設計) 日建設計(実施設計) ジェイアール東海コンサルタンツ(実施設計) Kohn Pedersen Fox Associates PC(デザインアーキテクト)

愛知県名古屋市中村区──1日100万人以上の乗降客が行き交う中部・東海地方最大の駅拠点,JR名古屋駅と直結した開発.左隣に建つJRセントラルタワーズ(本誌0004)との一体運用を計画し,2階の歩行者通路や15階スカイストリートなど,建物同士の横の移動をつくり出している.将来的に,地下につくられるリニア中央新幹線駅の利用を見据えて,中層階にホテル,高層階にオフィスを配置し,ビジネス拠点としての利便性を高めた場所づくりが意識された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号138頁──NICCA イノベーションセンター──小堀哲夫建築設計事務所

2018年1月号138頁──NICCA イノベーションセンター──小堀哲夫建築設計事務所

福井県福井市──福井を拠点に置く化学メーカーの敷地内に建つ新研究棟.設計にあたっては社員が参加する7回のワークショップを開催し社員の意識改革と共に建築の計画に取り組んだ.吹き抜けのコモンを中心に大小さまざまなオフィススペースや実験室が配置される. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号098頁──低過庵──藤森照信

2018年1月号098頁──低過庵──藤森照信

長野県茅野市──2004年に建てられた高過庵に隣接して建てられた茶室.高さ約10mの高過庵に対し,地下に埋められた“竪穴式”茶室.屋根には車輪が取り付けられており,人力で開閉される. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号078頁──静岡県富士山世界遺産センター──坂茂建築設計

2018年1月号078頁──静岡県富士山世界遺産センター──坂茂建築設計

静岡県富士宮市──2013年6月にユネスコの世界文化遺産に登録された「富士山─信仰の対象と芸術の源泉」を,歴史,文化,自然などの観点から伝えていくための拠点施設.象徴性を持たせるために,展示空間を,高さ14m,底部が直径10mの円形から長径46m短径29.2mの楕円形に広がる「逆さ富士」型とした. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年12月号182頁──立川綜合病院──基本設計:竹中工務店 実施設計・監理:竹中・長建・ワシヅ設計共同企業体

2017年12月号182頁──立川綜合病院──基本設計:竹中工務店 実施設計・監理:竹中・長建・ワシヅ設計共同企業体

新潟県長岡市──新潟県中越地方の急性期医療を担う総合病院の移転計画.夏は暑く,冬は風雪が厳しい気候風土に対応するため,東西方向に長い2棟(診療棟,病棟)を配置し,その間を貫く軸として来院者のメイン動線となる雁木キャノピーと土縁モールが設けられている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年11月号062頁──COEDA HOUSE──隈研吾建築都市設計事務所

2017年11月号062頁──COEDA HOUSE──隈研吾建築都市設計事務所

静岡県熱海市──熱海市の相模湾沿岸に位置するアカオハーブ&ローズガーデン内に建つカフェ.約140㎡の正方形平面の中央に設けられた,80mm角のヒバ細材を積層させた木のような構造体によって,屋根が支えられている.基礎と開口部上部の垂れ壁を繋ぐ,放射状に配置された12本のカーボンファイバーによって,積層構造体が固定されることで,地震や風による揺れに対応する. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年10月号112頁──ヤマハモーター・イノベーションセンター──日建設計/小谷陽次郎+平野章博+髙橋渓

2017年10月号112頁──ヤマハモーター・イノベーションセンター──日建設計/小谷陽次郎+平野章博+髙橋渓

静岡県磐田市──ヤマハ発動機グループの先行デザインの研究開発拠点.各階とも構造架構と設備機器を組み合わせた9×9mのユニットで構成することでレイアウトのフレキシビリティが確保され,2・3階にアイデアを生む場である「イノベーションラボ」が設けられている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年9月号112頁──富山県美術館──内藤廣建築設計事務所

2017年9月号112頁──富山県美術館──内藤廣建築設計事務所

富山県富山市──2016年12月の富山県立近代美術館の閉館にあたり,2013年末にコンペが行われ,アートとデザインというふたつの軸を持って新たに移転リニューアルされた美術館.富山駅の北側に位置する富岩運河環水公園に建てられ,1階にはカフェやミュージアムショップ,ギャラリー,2階は展示フロア,3階はアートとデザインを繋ぐフロアとして図書やメディアコーナーが設けられている.また,屋上には以前の敷地に置かれていた遊具などを配置し,「オノマトペの屋上」と呼ばれる屋上庭園がつくられている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年8月号084頁──美浜町営住宅河和団地──栗原健太郎+岩月美穂/studio velocity

2017年8月号084頁──美浜町営住宅河和団地──栗原健太郎+岩月美穂/studio velocity

愛知県知多郡美浜町──海沿いに建つ町営団地の建て替えの計画.10棟の集合住宅が建っている場所で,耐用年数を経過している3棟を解体して建て替え,平屋の住戸が10棟建設された.ひとつひとつの住戸には深い軒と縁側があり,開放的な内部空間と連続して外の共用部や隣の住戸との関係性がつくられている.住人の繋がりを意識したあり方で,家族世帯の住みやすさを提案した場となっている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年8月号102頁──パッシブタウン第2期街区──槇総合計画事務所 設計組織プレイスメディア(ランドスケープ)

2017年8月号102頁──パッシブタウン第2期街区──槇総合計画事務所 設計組織プレイスメディア(ランドスケープ)

富山県黒部市──富山県黒部市にYKKグループが社宅跡地を活用して進めている「パッシブタウン」.自然のエネルギーを最大限に活用したハウジング計画で,第1期(本誌1608)に続く第2期街区は全体敷地の中心部に配置された.コモンスペースを6棟の住棟群に囲む構成. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年8月号112頁──K-TOWN──アプルデザインワークショップ

富山県黒部市──YKKグループの単身社員のための100戸の社宅.黒部駅に隣接したふたつの敷地(A・B街区)とYKK黒部牧野工場に隣接した敷地(C街区)の3つからなる住宅団地,地域施設として商業と多目的ホールからなるK-HALLが整備された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年8月号166頁──LT城西2──諸江一紀建築設計事務所 鈴木崇真建築設計事務所

2017年8月号166頁──LT城西2──諸江一紀建築設計事務所 鈴木崇真建築設計事務所

愛知県名古屋市西区──「LT城西」(設計:成瀬・猪熊建築設計事務所,本誌1308)の北側の敷地に建てられた,同じ施主による2棟目のシェアハウス.ふたつの棟は畑のある庭を介して建ち,今回は個室にも庭との関係性がつくられている.内部のパブリックスペースの中には個人が使える居場所が設えられるなど,パブリックとプライベートのあり様を選択できる空間構成が試みられた. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年7月号144頁──クローバーハウス──MAD Architects

愛知県岡崎市──木造2階建ての住宅で始めた保育園の事業拡大に伴い,木造軸組を部分的に残し,新たな木造の外皮をつくり,増築を行った.この保育園では,グローバルな人材を育てるために多言語教育がなされている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年7月号074頁──tonarino──原田真宏+原田麻魚/MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO

2017年7月号074頁──tonarino──原田真宏+原田麻魚/MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO

愛知県名古屋市北区──名古屋城のある名城公園の北東側,大津通に面した公園内の敷地に計画されたPFIによる民設民営の施設.大津通は県庁や市役所,国立病院,大学などが集まるエリアで,沿道に賑わいを生み出す事業の一環として名古屋市が「都市公園の利活用の推進」を進めており,今回の事業が実現した. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年6月号100頁──「まる」──妹島和世+西沢立衛/SANAA

2017年6月号100頁──「まる」──妹島和世+西沢立衛/SANAA

石川県金沢市広坂町──美術館の10周年記念事業で、金沢21世紀美術館(本誌0411)の西側の庭につくられたステンレスの球体で覆われた休憩スペース。球体の直径は1.8m。16個の半球体が集まって全溶接されてできている。 建築専門誌『新建築』さん(@shinkenchikusha)がシェアした投稿 – 2017 7月 2 7:28午後 PDT 建築専門誌『新建築』さん(@shinkenchikusha)がシェアした投稿 – 2017 7月 3 2:21午前 PDT 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年5月号188頁──北方町庁舎──宇野享/CAn・武藤圭太郎建築設計共同体

2017年5月号188頁──北方町庁舎──宇野享/CAn・武藤圭太郎建築設計共同体

岐阜県本巣郡北方町──岐阜県北方町の新庁舎.周辺には岐阜県の公共施設(「岐阜県営住宅ハイタウン北方南ブロック」)や,「北方町生涯学習センターきらり・ 岐阜県建築情報センター」)が建つ.バスターミナルに近接する新たな敷地に歩道や防災公園と一体で計画され,大きな軒下は災害時の屋外活動拠点にもなる. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年5月号178頁──新発田市新庁舎──aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所

2017年5月号178頁──新発田市新庁舎──aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所

新潟県新発田市──旧市庁舎の移転事業.商店街の中心部に位置し,街ににぎわいを生み出す新たな交流拠点.東側には全天候型の半屋内広場「札の辻広場」があり,週末にはイベント会場、平日は公園の広場のように使われている.低層部の無柱空間を実現するため,橋梁(吊り橋)の原理を取り入れている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年5月号134頁──虎渓用水広場──オンサイト計画設計事務所

2017年5月号134頁──虎渓用水広場──オンサイト計画設計事務所

岐阜県多治見市──多治見駅北側につくられた広場.この場所にもともとあった歴史的遺産である農業用水「虎渓用水」を活用しようと市民が働きかけ,暗渠となっていた水路を復活.椅子を自由に使える3つのあずまや、通り抜けができる自然に面した小さな広場がつくられ,さまざまな場所で憩うことができる. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年5月号120頁──松之山温泉景観整備計画──蘆田暢人建築設計事務所

2017年5月号120頁──松之山温泉景観整備計画──蘆田暢人建築設計事務所

新潟県十日町市──日本有数の豪雪地帯に位置する松之山温泉で進行中の景観整備計画.環境省による温泉を利用したバイナリー発電実証実験に伴って計画された道路への消雪パイプの敷設事業が契機となり,消雪施設建屋,コミュニティセンター,ビジターセンター,街路灯などが整備された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年4月号074頁──ISAK Kamiyama Academic Center + Residence 4──小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt

2017年4月号074頁──ISAK Kamiyama Academic Center + Residence 4──小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt

長野県北佐久郡──ISAK(インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢)は,国際バカロレアをカリキュラムの軸とし,日本の高等学校としてはじめて認可されたインターナショナルスクール.南北に緩やかに傾斜する山麓にあり,建物は東西に細長い平屋.既存棟に習い外壁はガルバリウム鋼板で仕上げている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年4月号186頁──名古屋大学東山キャンパス

名古屋市千種区──名古屋大学東山キャンパスの東側を見る.1942年に開設されたキャンパスは新築や改修など,1997年以降マスタープランを6年ごとに更新しながら,建物の計画が進められている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年4月号082頁──愛知産業大学工業高等学校伊勢山校舎──服部滋+丹羽哲矢+塩田有紀/愛知産業大学工業高等学校設計共同企業体

2017年4月号082頁──愛知産業大学工業高等学校伊勢山校舎──服部滋+丹羽哲矢+塩田有紀/愛知産業大学工業高等学校設計共同企業体

愛知県名古屋市中区──名古屋市都心部に建つ全校生徒1,500人の工業高校.地上8階の建物を大階段(階段広場)が貫く.近くに高速道路が通り,事務所やマンションなどが建ち並ぶ敷地環境を考慮し,生徒同士の交流の場を建物の内側に設けた.階段広場には売店や図書ラウンジ,放送室などの機能が取り付く. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

1971年6月号──愛知県立芸術大学──吉村順三・奥村昭雄

愛知県長久手市──緑地が多く恵まれた自然環境を持つ敷地を活かし,分散型の配置計画がされたキャンパス計画.1965年に第1期工事が始まり,1970年に完成した.敷地面積は約40万㎢に及ぶ.講義室棟を中心軸として,左右に美術学部棟,音楽学部棟が並び,各棟の配置は,自然の起伏をそのまま生かしている.

2004年11月号──金沢21世紀美術館──妹島和世+西沢立衛/SANAA

石川県金沢市──金沢市内の中心部に建つ市民交流のための交流ゾーンと展覧会のための美術館ゾーンを併せ持つ美術館.誰でも気軽に立ち寄れる開かれた美術館となることが求められ,裏表のない円形の建物とし,4つのエントランスを設けることでどこからでもアクセスできるような美術館となっている.直径113mの円形の建物にさまざまな大きさとプロポーションの19の展示室が配置され,どの場所からでも外の景色が垣間見えるような明るく開放的な空間がつくり出されている. 書籍購入はこちら

2008年5月号128頁──モード学園スパイラルタワーズ──日建設計

愛知県名古屋市中村区──名古屋駅前に建つ3つのウィングがスパイラル状に上昇する形態のタワー.地下3階,地上36階(最高高約170m).低層階に名古屋医専,中層階にHAL名古屋,高層階に名古屋モード学園が入る.地下は名古屋駅に通じており,店舗が入っている.

2008年6月号126頁──富山市立 芝園小学校 芝園中学校──清水建設・シーラカンスK&H・三四五建築研究所設計共同企業体

富山県富山市──PFI方式により建てられた公立の小中連携校.正門から続くパサージュを小学校,中学校共有の動線として計画.パサージュ沿いにテラスや体育館が配置され,視線が立体的に交錯する.中学校は大階段のアトリウム周囲に普通教室と特別教室が並ぶ.図書室など一部の機能は小学校と中学校が共有.
2008年7月号110頁──名古屋大学 豊田講堂 改修──プロジェクト・マネジメント トヨタ自動車 プラント・エンジニアリング部 建築計画室/設計 槇総合計画事務所

2008年7月号110頁──名古屋大学 豊田講堂 改修──プロジェクト・マネジメント トヨタ自動車 プラント・エンジニアリング部 建築計画室/設計 槇総合計画事務所

愛知県名古屋市千種区──1960年5月に竣工した「豊田講堂」(本誌6008)を、約半世紀を経て、改修・復元を行うプロジェクト。外装の復元や講堂東側に建つ「シンポジオン」(1992年竣工、設計:竹中工務店)との間をアトリウムとして室内化したほか、ホールの性能改善などが行われた。

2008年10月号148頁──VEGA──小泉誠

富山県富山市──小泉誠氏による築70年の納屋の改修.「富山市福原地区コミュニティセンター」(本誌0310,設計:建築研究所アーキヴィジョン,掲載時の作品名「大山町福原地区コミュニティセンター」)に隣接して建つ.Living Art in Ohyamaをプロデュースする会社VEGA(代表:貫場幸英氏)のオフィス兼,カフェ,ギャラリー,アーティスト・イン・レジデンス.

2008年10月号156頁──富山市小見地区コミュニティセンター──広谷純弘+石田有作/アーキヴィジョン広谷スタジオ

富山県富山市──「富山市福原地区コミュニティーセンター」(本誌0310,設計:建築研究所アーキヴィジョン,掲載時の作品名「大山町福原地区コミュニティセンター」)に続いて計画されたコミュニティセンター.ギャラリーと名付けられた廊下を中心に異世代交流室や多目的室などの諸室が配置される.外観・形態は環境に応答するように,雪深い小見の環境に合わせて切妻の家型となっている.2003年から毎年開催されているLiving Art in Ohyamaの拠点施設.

2008年10月号162頁──富山市大庄地区コミュニティセンター──広谷純弘+石田有作/アーキヴィジョン広谷スタジオ

富山県富山市──「富山市福原地区コミュニティーセンター」(本誌0310,設計:建築研究所アーキヴィジョン,掲載時の作品名「大山町福原地区コミュニティセンター」)に続いて計画されたコミュニティセンター.環境に応答するように,水田の中で雁行する長い壁のような形態.談話コーナーや図書コーナーなどを3つの長いギャラリーが結ぶ.2003年から毎年開催されているLiving Art in Ohyamaの拠点施設.

2008年10月号080頁──ココラフロント──総合プロデュース 北山創造研究所/設計 北山孝二郎+K計画事務所 日本設計

愛知県豊橋市──豊橋駅前にオープンした商業,オフィス,ホテルからなる複合施設.敷地には車や人が往来する路地空間が設けられ,デッキになった上階レベルと併せて,街に開いたオープンスペースがつくられている.中間階がオフィスで,その上の10〜16階がホテル.地方都市で実現した,街に対して開かれた開発.

2008年10月号054頁──千本松 沼津倶楽部 ──設計 渡辺明設計事務所/構造 池田昌弘/MASAHIRO IKEDA co.,ltd

静岡県沼津市──沼津に建てられていた数寄屋,旧三輪善兵衛邸を料亭として利用していた「沼津倶楽部」.これを生かしながら新たな宿泊・飲食施設として更新された.版築の壁,スギの角材を並べた屋根などによる新築の集合別邸は,既存の庭園や数寄屋と共に調和を図る.家具デザインは,川上元美氏.照明デザインは海藤春樹氏.

2008年11月号068頁──駿府教会──西沢大良建築設計事務所

静岡県静岡市──静岡市内,線路沿いの角地に建て替えられたキリスト教プロテスタントの教会.レッドシダー割り肌板の外壁に光が反応する.礼拝堂の壁厚760mmの壁が光と音を調節する.礼拝堂の内壁は上部にいくほど幅が細くなり,壁上部と天井では幅18mmの木ルーバーになる.時間によってガーゼのような柔らかい光や内壁の後ろにある木のトラスが蜃気楼のように現れるなど,さまざまな光の効果を得る.

2008年12月号146頁──島田市こども発達支援センター「ふわり」──エー・アンド・エー総合設計/協力:八木敦司建築設計事務所

静岡県島田市──こども発達支援センター「ふわり」と民営化された保育園の合築.用途に合わせた大中小の大きさの部屋が連なり,連続的にデザインされた屋根が空間を繋いでいく.構造用合板でサンドイッチされた充腹梁を重箱状に配置する段々形状の屋根架構システムが考えられている.園庭に向けて開く関係をつくる.
2009年1月号176頁──前沢ガーデン 桜花園──杉浦榮/S2 Design and Planning

2009年1月号176頁──前沢ガーデン 桜花園──杉浦榮/S2 Design and Planning

富山県黒部市── 「前沢ガーデンハウス」(設計:槇総合計画事務所,本誌8301)の建つYKKの前沢ガーデン内に,ヤマザクラやエドヒガンなどのサクラを75本植樹してつくられた庭園.サクラの配置や「花見縁側」などのデザインに,周囲の環境特性を読み込む「広域景観軸」や「河岸段丘軸」が利用された.サクラの季節は一般に公開される予定.
2009年1月号166頁──YKK黒部事業所 ランドスケーププロジェクト 丸屋根展示館 健康管理センター 古御堂守衛所──設計 大野秀敏+吉田明弘/APLdw/ランドスケープデザイン オンサイト計画設計事務所

2009年1月号166頁──YKK黒部事業所 ランドスケーププロジェクト 丸屋根展示館 健康管理センター 古御堂守衛所──設計 大野秀敏+吉田明弘/APLdw/ランドスケープデザイン オンサイト計画設計事務所

富山県黒部市──YKKの工場を一部除却してできた土地に森を育てるランドスケーププロジェクト.敷地内には既存工場の一部を展示施設へと変えた「丸屋根展示館」,外壁にメタルラス型枠のコンクリート打ち放しを使い,経年変化で表情を変える「健康管理センター」などがある.敷地内には洋シバを張った矩形の「ルーム」という広場が設けられ,将来,森の中のボイドとなる.施設の一部は「YKKセンターパーク」として一般に公開されている.
2009年1月号096頁──ナミックステクノコア──山本理顕設計工場

2009年1月号096頁──ナミックステクノコア──山本理顕設計工場

新潟県新潟市北区──日本海近くの工業団地の一画にある企業の研究開発施設.鉄骨造.基壇状の1階の上にキノコ状ストラクチャーの2階が載る構成.1階は実験室.全周が曲面ガラス張りの2階は,オフィス,ミーティングスペース,食堂からなる.緑化されたM2階には1階の給排気塔が設けられ,設備層として機能する.
2009年3月号162頁──日進市立図書館──岡田新一設計事務所

2009年3月号162頁──日進市立図書館──岡田新一設計事務所

愛知県日進市──愛知県日進市に建つ図書館.図書機能だけでなく工作室などのパブリックゾーンを設け,一般書架と中庭を介して相互に行き来できるルートが設定されている.一般開架には多様な閲覧コーナーが用意され,家具の多くはオリジナルにデザインされている.建物の4つのコーナーにはシンボルとなる塔を配置.エントランスとなっている黄色い塔は「太陽」の塔.
2009年3月号152頁──蒲原アルミゲートハウス──統括 日本軽金属グループ(日本軽金属・新日軽・日軽金アクト)/設計 白川在+冨川浩史

2009年3月号152頁──蒲原アルミゲートハウス──統括 日本軽金属グループ(日本軽金属・新日軽・日軽金アクト)/設計 白川在+冨川浩史

静岡県静岡市──アルミ工場の守衛室や待ち合わせ室として使われるアルミ造の建築.アルミは熱伝導率が高いため,外部に面した壁を断熱し,ヒートブリッジの原因となる内壁をつくらず平屋の分棟としている.アルミの表面処理には先端の技術を導入.外壁にはケミカルブラスト表面処理など,屋根にはアルミ箔をラミネートし高い遮熱性を持たせた防水シート,守衛室の筆記カウンターには傷の付きにくい超高硬度の表面処理が用いられている.
2009年3月号058頁──長岡市立東中学校──設計 渡部和生・木村博幸/惟建築計画・長建設計事務所共同企業体/計画指導 長澤悟

2009年3月号058頁──長岡市立東中学校──設計 渡部和生・木村博幸/惟建築計画・長建設計事務所共同企業体/計画指導 長澤悟

新潟県長岡市──長岡市につくられた初の教科センター型中学校.プロポーザル後の新潟県中越地震によって,緊急時の避難所としての機能が加えられた.教科ごとの広場・教師コーナーと,ホームベース・教室のセットがクラスター状に配されている.大梁と柱が現場打ちコンクリートのラーメン構造で,PCジョイスト梁が二次部材として架かる構成.

2009年4月号142頁──レストラン長屋門──基本構想 富士宮市+東京大学大学院千葉研究室/設計 東京大学大学院千葉研究室+千葉学建築計画事務所/長屋門改修設計施工 サンワ工務店

静岡県富士宮市──江戸時代に建てられた長屋門と隣り合うかたちで増築されたレストラン.街に残る古民家や富士山からの湧水など,地域資源を活用したまちづくり提案の延長線上として実現した.屋根の曲率や壁材などを長屋門との関係から導き出している.また,レストラン客席からは開口や庭を介して,長屋門や富士宮の街並みをさまざまな距離感で感じることができる.
2009年4月号108頁──川上村立川上中学校──設計 エーシーエ設計/プロデューサー 原田鎮郎/環境システム研究所

2009年4月号108頁──川上村立川上中学校──設計 エーシーエ設計/プロデューサー 原田鎮郎/環境システム研究所

長野県南佐久郡川上村──長野県中部,標高1,000m超に位置する川上村の中学校.主構造は村産のカラマツ集成材.カラマツの原生林「美林」をイメージした形態の柱を形成している.「愛・地球博」の再利用として,カナダ館の階段の材の転用と,さとうりさ氏による彫刻「プレイヤー・エイリアン」が屋外に置かれている.
2009年4月号065頁──長野県稲荷山養護学校──北川原温建築都市研究所

2009年4月号065頁──長野県稲荷山養護学校──北川原温建築都市研究所

長野県千曲市──既存の養護学校の建て替え.主構造は県内産カラマツによる木造.登り梁,柱,方杖などを2本組にし,「めり込み」の効果を用いることによって,小断面の材を使いながら,大きな空間をつくっている.「めり込み」は「岐阜県立森林文化アカデミー」(本誌0108)などからの展開.また,ジョイントは1点で2部材以上を接合しないことでシンプルにしている.
2009年7月号178頁──てくてく 長岡市子育ての駅千秋──木村博幸+山下秀之/長岡市建築設計協同組合(担当:長建設計事務所)・長岡造形大学山下研究室

2009年7月号178頁──てくてく 長岡市子育ての駅千秋──木村博幸+山下秀之/長岡市建築設計協同組合(担当:長建設計事務所)・長岡造形大学山下研究室

新潟県長岡市──信濃川沿いの千秋が原地区に建てられた子育て支援施設.「子どもの自由な遊び場」,「親同士の交流の場」,「子どもの運動広場」にそれぞれ○△□の平面を与え,居場所の分かりやすい空間としている.○△□がつくり出す曲線は,施設の南に配された公園との入り組んだ関係をつくっている.その公園には「えんえん」と名付けられた小さな造園ユニットを配置し,また,信濃川沿いに続く桜づつみと融合させている.
2009年7月号162頁──武蔵ヶ辻第四地区第一種市街地再開発事業 近江町いちば館──アール・アイ・エー

2009年7月号162頁──武蔵ヶ辻第四地区第一種市街地再開発事業 近江町いちば館──アール・アイ・エー

石川県金沢市──金沢市の中心商業地の一角に位置し市民の台所として親しまれてきた近江町市場.「近江町いちば館」は近江町市場の一部を,歴史・文化の継承と,新たな機能を付加することによりにぎわいを維持再生しようとする再開発事業.既存市場と違和感なく連続した通り,屋内外を感じさせない市場空間によって,都市の公私空間の空間的時間的な重なりを演出している.
2009年7月号112頁──伊那東小学校──みかんぐみ+小野田泰明

2009年7月号112頁──伊那東小学校──みかんぐみ+小野田泰明

長野県伊那市──長野県伊那市にある公立の小学校.蔵書の多い図書室を校舎全体の中心に計画し,新校舎と旧校舎を渡り廊下で繋いで一体に使う.学年ごとに違う形式の教室など,子どものためのさまざまな場所が計画されている.QBS方式による公開コンペで設計者が選定された.プセファブ校舎を建てずに使いながら建て替えが行われた.
2009年7月号048頁──天地のいえ──髙﨑正治都市建築設計事務所

2009年7月号048頁──天地のいえ──髙﨑正治都市建築設計事務所

愛知県名古屋市──名古屋市に建つ木造2階建ての住宅.全体はほぼ一室空間で,螺旋吹き抜け,頂部の鏡,「交流管」と名付けられた4つのトップライト,ステンドグラスなどの開口から,複雑な光が室内に入る.木造の架構は寺社建築の伝統的な技術を応用してつくられている.施工に約3年半がかけられた.
2009年10月号126頁──方の家──武井誠+鍋島千恵/TNA

2009年10月号126頁──方の家──武井誠+鍋島千恵/TNA

長野県北佐久郡軽井沢町──軽井沢の別荘地に建つ夫婦と2匹の犬のための週末住宅.傾斜地にあり,周辺は比較的細い木々で囲まれている.75mm角の鉄骨柱(76本)が屋根と床を支える.内部は列柱の間隔により,人やペットが通過できたり壁になったりする. 書籍購入はこちら
2009年11月号168頁──慈眼山成願寺──石橋徳川建築設計所

2009年11月号168頁──慈眼山成願寺──石橋徳川建築設計所

愛知県名古屋市北区──本堂・護摩堂・客殿からなる寺院.従来の寺院のような反りではなく起り(むくり)のついた屋根とし,3つの建物それぞれの特性に合わせて,瓦の葺き方,軒の構成などを変えている.本堂は免震を採用することで,スチールフラットバーの軽快な構造としている.外壁はガラスとし,回廊と内陣・外陣との間を障子で仕切っている.また,外陣は畳を排して椅子座の空間となっている.
2009年11月号118頁──小布施町立図書館「まちとしょテラソ」──古谷誠章+NASCA

2009年11月号118頁──小布施町立図書館「まちとしょテラソ」──古谷誠章+NASCA

長野県上高井郡小布施町──2007年に行われた「図書館(交流センター)」のプロポーザルで最優秀となったもの(本誌0712NEWS).「広場」のような行灯のような図書館が意図された.周囲の山々に呼応する山なりの屋根が架かり,柔らかな曲面の天井による一室空間.樹木状の独立柱が3本建つ.
2009年12月号172頁──すごろくハウス──大建met なわけんジム

2009年12月号172頁──すごろくハウス──大建met なわけんジム

岐阜県岐阜市──家を替えずに住む場所を変えられる,いつでも動かせる住居.グレーの鉄板のメインユニットと白いFRPハニカムパネルによるサブユニットの組み合わせで構成されている.それらをユニットごとに分解することで,トラックに乗せて移動することができる.
2009年12月号120頁──山古志闘牛場リニューアル──山下秀之/長岡造形大学山下研究室+大原技術

2009年12月号120頁──山古志闘牛場リニューアル──山下秀之/長岡造形大学山下研究室+大原技術

新潟県長岡市──中越地震で被災した山古志の地域に古くから伝わる「牛の角突き」のための闘牛場リニューアル.標高の高いブナ林に囲まれた敷地に建つ.上床構造の観覧席の増設,既設ドーム席の補修,屋外観覧ベンチの再配置が行われた.観客席の上げ裏一面に,リニューアル前に闘牛場斜面席まわりの遊歩道に使われていた震災復興の応援メッセージが書かれたボードウォークが張られている.
2010年1月号162頁──新潟駅南口駅舎接続施設/南口駅前広場──堀越英嗣+堀越共同企業体 東日本旅客鉄道 パシフィックコンサルタンツ

2010年1月号162頁──新潟駅南口駅舎接続施設/南口駅前広場──堀越英嗣+堀越共同企業体 東日本旅客鉄道 パシフィックコンサルタンツ

新潟県新潟市──新潟駅駅舎駅前広場提案競技設計最優秀案の第一期として行われた南口の整備.貨物のヤードが排された後,駐車場として使われていた場所を広場とし,東西を繋ぐペデストリアンデッキを整備.ペデストリアンデッキと広場を繋ぐ縦動線として,エレベータ,階段を内蔵した「コネクターキューブ」を設けた.
2010年1月号088頁──澄心寺庫裏──宮本佳明/宮本佳明建築設計事務所

2010年1月号088頁──澄心寺庫裏──宮本佳明/宮本佳明建築設計事務所

長野県上伊那郡箕輪町──曹洞宗澄心寺は,長野県の山間にあり550年の歴史を持つ.今回計画された庫裏は伽藍配置を踏襲し,屋根形状も寺院との調和に配慮している.鉄筋コンクリート造の大屋根はシェルと折板構造を組み合わせたもので,3本の柱のみで支持されている.大屋根の下に木造の居室空間がつくられた.
2010年3月号170頁──HOTO FUDO──保坂猛建築都市設計事務所

2010年3月号170頁──HOTO FUDO──保坂猛建築都市設計事務所

山梨県南都留郡──富士山の裾野に建つ飲食店「ほうとう不動」.「富士山に浮かぶ雲が着地したような建築」が設計コンセプト.鉄筋コンクリートサンドイッチシェル構造の3次曲面の躯体で,発泡ウレタン(t=60mm)の外断熱.外壁はウレタン塗装.内部は3次曲面の壁面はモルタルの上珪藻土仕上げ.開口部を4方向にあけ自然光を効果的に取り込んでいるため,内部はダウンライトを一切使用していない.
2010年3月号099頁──山梨市庁舎──梓設計

2010年3月号099頁──山梨市庁舎──梓設計

山梨県山梨市──操業停止した精密機械工場を市が買い取り,市庁舎としてコンバージョンを行った.耐震基準を満たすため,既存建物の外周にプレキャスト・プレストレストコンクリート造のアウトフレームを設置.それにより既存建物のスラブや壁を撤去することが可能になり,自由な空間配置が実現している.
2010年4月号177頁──飛島村立小中一貫教育校 飛島学園──石本建築事務所

2010年4月号177頁──飛島村立小中一貫教育校 飛島学園──石本建築事務所

愛知県海部郡飛島村──村内の小学校と中学校の統廃合によってつくられた小中一貫校.初等部ゾーンと中高等部ゾーンを繋ぐ吹き抜けのメディアセンターを全体の中心に配置.メディアセンターは,普通教室や特別教室エリアと連続するオープンな空間で,学年ユニットは独立性を持つゾーニング計画を図っている.
2010年5月号095頁──竜王駅・南北駅前広場──安藤忠雄建築研究所 東日本旅客鉄道 ジェイアール東日本建築設計事務所

2010年5月号095頁──竜王駅・南北駅前広場──安藤忠雄建築研究所 東日本旅客鉄道 ジェイアール東日本建築設計事務所

山梨県甲斐市──山梨県甲斐市の中心にある竜王駅と南北駅前広場と南北の街を繋ぐ自由通路.甲斐市は甲府盆地の北西部に位置し,富士山,八ヶ岳,甲斐駒ケ岳,南アルプス連山等の山々に囲まれている.3町の合併により新たに誕生した甲斐市の玄関口となるような,周囲の山々が一望できる公共空間となっている.
2010年7月号088頁──安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター──隈研吾建築都市設計事務所

2010年7月号088頁──安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター──隈研吾建築都市設計事務所

長野県小諸市──自然体験活動の指導者を育てるための宿泊兼研修施設.同センターは日清食品創業者である安藤百福氏(1910~2007年)の理念に基づき設立された.敷地は豊かな自然に囲まれた傾斜地.三角形の屋根型の建物は東西に約95m.外装は300mmの立ち上がりのガルバリウム鋼板ハゼ葺き.
2010年9月号192頁──清津川プレスセンター「きよっつ」──槻橋修+ティーハウス建築設計事務所

2010年9月号192頁──清津川プレスセンター「きよっつ」──槻橋修+ティーハウス建築設計事務所

新潟県十日町市──清津川の河川敷に建つ流域集落のためのコミュニティ再生支援施設.2004年10月に発生した中越大震災による再生支援として企画された.豪雪地帯のため60°の傾斜をもつ4つの打ち放し切妻屋根が,ずれながら連なる.情報ギャラリーやメディア制作スペースとして使われるほか,イベントの際は地域住民に開放する.
2010年9月号187頁──空飛ぶ泥舟──藤森照信

2010年9月号187頁──空飛ぶ泥舟──藤森照信

長野県茅野市──茶室の底を径9mmのワイヤーを通した吊り上げ構造.船体の重量分だけワイヤーがたわみ,安定した状態を保つ.茅野市民館(設計:古谷誠章,本誌0511)で開催されている展覧会「藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築」に合わせて,同館前の広場につくられた.
2010年9月号174頁──区の家──武井誠+鍋島千恵/TNA

2010年9月号174頁──区の家──武井誠+鍋島千恵/TNA

長野県諏訪郡──大小ふたつの矩形の小屋が,大きな十字の壁によって繋がる森の中の週末住宅.小屋の内部は,柱状の集成材を一体化した厚さ60mmの木の打ち放しによる,小さな十字の壁で仕切られている. 書籍購入はこちら
2010年10月号095頁──石川県政記念 しいのき迎賓館──山下設計

2010年10月号095頁──石川県政記念 しいのき迎賓館──山下設計

石川県金沢市──大正12(1923)年,大蔵官房臨時建築課課長を務めていた矢橋賢吉(1869〜1927年)によって建てられた石川県庁舎の保存・再生.歴史的建造物の保存という側面だけではなく,県庁舎から複合文化施設に用途変更し,金沢市の都心地区の活性化に寄与することが期待されている.南側の一部を保存し,北側にエキスパンションジョイントで,ガラスのファサードが増築されている.
2010年10月号084頁──えんぱーく 塩尻市市民交流センター──柳澤潤/コンテンポラリーズ

2010年10月号084頁──えんぱーく 塩尻市市民交流センター──柳澤潤/コンテンポラリーズ

長野県塩尻市──旧塩尻駅前大門中央通り地区の市街地再開発ビル.図書館や子育て支援センターなどの公共施設と共に,市民が自由に出入りできるオープンスペースも多くとられている.3層連続のプレキャストコンクリートの壁柱約100本による構造.壁柱は構造であると共に間仕切りでもあり,空間をゆるやかに分節している.
2010年10月号062頁──海光の家──岡田哲史建築設計事務所

2010年10月号062頁──海光の家──岡田哲史建築設計事務所

静岡県──海沿いの傾斜地に建つ別荘.海岸段丘の凹凸地形と調和する形をつくるため,鋼板のサンドイッチパネルを折り曲げた折板構造で全体を構成している.一部の壁を捻ることで安定を保つなどの構造上の工夫と,造船技術を活かした高い施工精度で実現した建物である.
2010年11月号081頁──愛・地球博記念公園 地球市民交流センター──山下設計

2010年11月号081頁──愛・地球博記念公園 地球市民交流センター──山下設計

愛知県愛知郡長久手町──愛・地球博(本誌0505)の跡地に建設された施設.愛・地球博の理念と成果を発展させるため,市民参加・交流活動の拠点として設立された.また愛・地球博の理念「自然の叡智」を継承し,万博で用いられた環境配慮技術を積極的に導入しながら,自然を利用した持続性のあるエネルギー利用を目指している.
2010年12月号096頁──シャトー・メルシャン──木下道郎/ワークショップ

2010年12月号096頁──シャトー・メルシャン──木下道郎/ワークショップ

山梨県甲府市──メルシャンの旗艦ワイナリーの再構築計画.敷地は第一醸造所遺構の「宮光園」(1888年)を挟んでふたつに分かれている.南側の敷地には1904年建設の第二醸造所をワイン資料館として改修保存し,それに対峙してワイン・ギャラリーを新設.北側の敷地では1970年代に建てられた事務棟をビジター・センターとして改修し,醸造設備の更新を行った.ワイン・ギャラリーのデザインにはぶどう畑を支える「束杭」がモチーフとして用いられている.
2011年1月号165頁──浜松サーラ──青木茂建築工房

2011年1月号165頁──浜松サーラ──青木茂建築工房

静岡県浜松市──築29年を経過した故・黒川紀章氏設計の既存建物を,内部のオフィスを稼働させながら改修し,再生.鉄骨の耐震ブレースをリボンのように巻き付け,さらに耐久性を維持するためにガラスで覆う.外壁の劣化を防ぐため,既存建物をガルバリウム鋼板でパッケージしている.
2011年1月号158頁──日東光学ショールーム・金子茶房──柳澤孝彦+TAK建築研究所

2011年1月号158頁──日東光学ショールーム・金子茶房──柳澤孝彦+TAK建築研究所

長野県諏訪市──長野県諏訪市の諏訪大社上社本宮に面して建つ,茶房とショールーム.2階妻面は大社から八ヶ岳連峰への眺望を遮らないよう全面開口としている.1階は鉄筋コンクリート造,2階は木造の混構造.2階のカラマツ材門型フレームの柱脚部が,ベースプレートを介して1階の鉄筋コンクリートの躯体と接合する.諏訪大社にて7年ごとに開かれる式年造営御柱大祭(御柱)の際には,2階西側に設けたテラスが立ち見の観覧場所となる.
2011年1月号111頁──豊田市美術館展示「建築のあたらしい大きさ」──石上純也建築設計事務所

2011年1月号111頁──豊田市美術館展示「建築のあたらしい大きさ」──石上純也建築設計事務所

愛知県豊田市──2010年9月18日〜12月26日まで豊田市美術館にて開催された展覧会.「雲を積層する」,「森を計画する」,「地平線をつくる」,「空に住む」,「雨を建てる」の5つの模型を中心に展示した.幅7,600mm,高さ5,538mmの模型,「雲を積層する」は,直径0.7mmのカーボンファイバーによる柱・梁と0.015mmのポリオレフィン膜によるスラブで構成されている.
2011年3月号149頁──北沢建築工場──三澤文子 稲山正弘

2011年3月号149頁──北沢建築工場──三澤文子 稲山正弘

長野県上伊那郡──木造平屋建ての木材加工場.地元の大工が手刻みで加工した県産スギ材を,在来軸組工法の継手・仕口を応用したボルト・ビス止めで接合して樹状トラスを組むことにより,大断面集成材や特殊金物を使わずにスパン18mの大空間を実現している.最大断面寸法を120×360mm,長さ6,000mmにとどめ,普通の流通材の範囲で構成できる.

2011年3月号104頁──金沢21世紀美術館展示 Good House──高嶺格 渡辺菊眞

石川県金沢市──2010年4月29日〜2011年3月21日まで金沢21世紀美術館にて開催中の展覧会「Good House, Nice Body ~いい家・よい体」.第1章の映像インスタレーション「Nice Body」に続く,第2章の「Good House」.土嚢や廃材を用いたワーク・イン・プログレスのプロジェクト.土と5%のセメントを詰めた,重さ30kgの土嚢ブロックを積み上げてドームをつくる.
2011年4月号159頁──総合病院 南生協病院──日建設計

2011年4月号159頁──総合病院 南生協病院──日建設計

愛知県名古屋市緑区──JR新駅の前に新設移転した,南医療生活協同組合が運営を行う病床数313床の総合病院.駅と建物北側に広がる住宅地を繋ぐ動線を建物の真ん中に取り込み,そこがさまざまな機能が顔を出す街に開かれたエントランスホールとなっている.完成までの4年間に,組合員との45回におよぶ会議(延べ5,380人が参加)で出された利用する側の希望が多く設計に取り入れられている.
2011年6月号145頁──Point Perry──入江経一

2011年6月号145頁──Point Perry──入江経一

静岡県下田市──静岡県伊豆下田市にある湾岸厚生施設.1852年にペリーが上陸した下田湾と下田川に囲まれた埠頭に建つ.敷地にはかつて造船所のドックがあった.壁式構造にすることで,台風や津波などから守る重厚な構造としている一方で,海に対しての大開口をとると共に1階部をセットバックさせ.軽快な印象を与えている.
2011年7月号146頁──テクニカフクイ新社屋──設計施工 竹中工務店

2011年7月号146頁──テクニカフクイ新社屋──設計施工 竹中工務店

福井県越前市──創業地である福井県越前市に建つ,音響機器を専門に扱うオーディオテクニカの子会社.空や山が映り込む光庭の水盤とトップライトで環境を取り込む.製品の設計・開発・試作をするための事業所.事務室や会議室のほか,実験や製品試験のための電波暗室(電気的に隔離された実験室)や無響室が入る.
2011年7月号138頁──アイシン・エィ・ダブリュ 技術センター──アイシン開発 山下設計 清水建設 高砂熱学工業

2011年7月号138頁──アイシン・エィ・ダブリュ 技術センター──アイシン開発 山下設計 清水建設 高砂熱学工業

愛知県安城市──自動車部品専門メーカーの技術開発部門のオフィス.90m×32mの大きな平面からなる東西のウイングをスキップフロアとし,スロープと中間フロアで繋ぐことでコミュニケーションの活性化を図っている.両ウイングのレベル差が,日射制御のため開口をしぼった横連窓に変化を与えている.