2018年6月号138頁──認定こども園 めごたま──象設計集団

2018年6月号138頁──認定こども園 めごたま──象設計集団

山形県最上郡金山町──町の市街地にあった乳児部,幼児部が統合移転した木造園舎.金山の田園風景が広がり,南西に月山を臨む豊かな環境の中にある.地元の200年生にもなる「金山杉」を切り出し,720mm成の梁,φ=500mmの丸太柱を使用.森林組合や町の大工や町民たちが一緒につくり上げた. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年6月号130頁──認定こども園 なこそ幼稚園──川島真由美建築デザイン

2018年6月号130頁──認定こども園 なこそ幼稚園──川島真由美建築デザイン

福島県いわき市──福島県いわき市に建つ認定こども園.不整形な敷地に対応するため,各室を1単位として間隔を保ちながら配置した.住宅からの距離があるところに高さが必要な教室を配置し,両端にいくほど建物高さを低くしている.結果,採光の確保や共有スペースなどさまざまな場所をつくり出した. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年6月号122頁──認定こども園 りのひら──レムニスカート+傳工房

2018年6月号122頁──認定こども園 りのひら──レムニスカート+傳工房

福島県須賀川市──南から北へ7mの高低差がある段状の不定形地に建つ幼保連携型認定こども園.西側の高さ3.7mの擁壁を背に,敷地の高低差に沿って3つのレベルを持つ園舎が園庭を包み込むように配置される.シュタイナーの教育理論に基づき,子どもの感覚を育てることと自由な意思の力を育む場を意図して年齢ごとに大きさ,高さ,形状の異なる教室を設けており,そのかたちが外観に現れる. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2018年5月号140頁──LIVE+RALLY PARK.──企画・設計:Open A/馬場正尊+大我さやか+石母田諭 Little Design:OF THE BOX

宮城県仙台市青葉区──仙台市役所,地下鉄勾当台公園駅に面する勾当台公園内における社会実験.50㎡の仮設建築物(カフェ)と,20個の組み立て式屋台,10個の屋外ファニチャーからなり,カフェは1年間の利用,屋台とファニチャーは,イベント時に展開される. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年4月号162頁──秋田オーパ──青木茂建築工房

2018年4月号162頁──秋田オーパ──青木茂建築工房

秋田県秋田市──1974年に建設され,老朽化や耐震性の問題と空床率の増加という問題を抱えていた商業施設をリファイニングすることで,新たな商業施設として再生させるプロジェクト.既存の外壁を解体し軽量化を図った上で,外観の特徴となる連層耐震壁を設置し,施設のイメージを一新している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年4月号072頁──北菓楼札幌本館──安藤忠雄建築研究所 竹中工務店

2018年4月号072頁──北菓楼札幌本館──安藤忠雄建築研究所 竹中工務店

札幌市中央区──1926年に北海道廳立図書館として建てられ,その後道立美術館,道立文書館別館として使われていたレンガ造建築の菓子店への改修計画.表通りに面するレンガ壁のみを保存し,それ以外の部分は新築としている.レンガ壁は中央の3スパン分は内部に鉄筋を新たに配筋,両端のレンガ壁は鉄筋コンクリート壁を裏打ちし,全体に鉄筋コンクリート梁を新たに架けることで構造補強している. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年3月号094頁──石巻市立雄勝小学校・雄勝中学校──関・空間設計 アルセッド建築研究所

2018年3月号094頁──石巻市立雄勝小学校・雄勝中学校──関・空間設計 アルセッド建築研究所

宮城県石巻市──東日本大震災で被災した雄勝小学校と雄勝中学校を含む雄勝町内の4つの学校を統合し,移転するための新校舎の計画.北側の斜面に沿って建つ体育館などの地域開放施設が入る鉄筋コンクリート造の特別教室棟は3階のレベルで県道と接続する.ドライバーからのアイストップとなると共に,地域の交流拠点となることが意図された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年3月号086頁──南三陸町役場庁舎/歌津総合支所・歌津公民館──五十嵐学+新谷泰規/久米設計 小澤祐二+藤木俊大/ピークスタジオ

2018年3月号086頁──南三陸町役場庁舎/歌津総合支所・歌津公民館──五十嵐学+新谷泰規/久米設計 小澤祐二+藤木俊大/ピークスタジオ

宮城県本吉郡南三陸町──東日本大震災による津波の被害を受けた南三陸町(人口約13,000人)の志津川と歌津のふたつの地区における行政拠点の高台移転およびその新築計画.町民の普段使いの協働・交流広場として「マチドマ」と呼ばれる空間がふたつの施設に計画された.使用木材全体の9割を地元産材とし,「森林管理協議会(FSC)」の全体プロジェクト認証を取得. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年3月号080頁──七ヶ浜みんなの家きずなハウス──近藤哲雄建築設計事務所

2018年3月号080頁──七ヶ浜みんなの家きずなハウス──近藤哲雄建築設計事務所

宮城県宮城郡七ヶ浜町──もともとこの敷地にあった仮設商店街に設けられていた住民交流スペース「きずなハウス」の閉鎖に伴い再建されたみんなの家」.敷地は,七ヶ浜町(人口18,910人)の中央の高台に位置し,周囲には生涯学習センターや野球場,サッカースタジアム,武道館などがある町で最も賑わうエリア.屈折した平面に沿って木フレームを配置し,高さ2,015mmの開口部越しに内外の繋がりを変化させている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年3月号070頁──釜石市民ホールTETTO──aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所

2018年3月号070頁──釜石市民ホールTETTO──aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所

岩手県釜石市──東日本大震災で津波の被害を受けた岩手県釜石市街に再建された市民ホール.近接する製鉄所の荷揚げヤード跡地に建設された大規模商業施設から,大屋根で覆われた半屋外の広場を伝い人を商店街へ引き込む都市計画と,広場にシームレスに接続する平土間状のホールを設ける建築計画からなる.被災地の建設コスト高騰などを鑑み,ECI方式が導入された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年3月号054頁──釜石市立唐丹小学校・釜石市立唐丹中学校・ 釜石市唐丹児童館──乾久美子建築設計事務所・東京建設コンサルタント 釜石市唐丹地区学校等建設工事設計業務特定設計共同体

2018年3月号054頁──釜石市立唐丹小学校・釜石市立唐丹中学校・ 釜石市唐丹児童館──乾久美子建築設計事務所・東京建設コンサルタント 釜石市唐丹地区学校等建設工事設計業務特定設計共同体

岩手県釜石市唐丹町──東日本大震災で被災した小中学校の建て替え.斜面に沿って2階建て木造校舎が分棟で配置されている.旧中学校のグラウンドに建てられた仮設校舎背後の急斜面を敷地とし,プロポーザルによって設計者が選定された.プロポーザルの段階から都市・土木コンサルタントとJVを組んで計画を進めることにより,細やかな造成計画や,適切な工事ヤードの確保などを見込んだ工事計画を可能とした. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年3月号036頁──釜石市立鵜住居小学校・釜石市立釜石東中学校・ 釜石市鵜住居児童館・釜石市立鵜住居幼稚園──小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt

2018年3月号036頁──釜石市立鵜住居小学校・釜石市立釜石東中学校・ 釜石市鵜住居児童館・釜石市立鵜住居幼稚園──小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt

岩手県釜石市──2011年の東日本大震災で被災した釜石市鵜住居地区(人口約4,000人)の小学校,中学校,児童館および幼稚園の復興計画.敷地となる山の掘削量を最小限に留め,稜線を残しながら敷地を造成することで,コストと工期を抑えると共に,鵜住居地区の景観を保持している.鵜住居駅からの軸線上に通された175段の大階段が高低差約25mを繋ぐ.登下校する子どもたちの姿が街の復興のシンボルとなることが意図された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2018年1月号060頁──荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)──SANAA+新穂建築設計事務所+石川設計事務所

2018年1月号060頁──荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)──SANAA+新穂建築設計事務所+石川設計事務所

山形県鶴岡市──地域の文化芸術活動拠点となる文化会館の建て替え.フライタワーを中心に小さな屋根群が集まる形として,建物の大きさを分節している.分節された屋根は外周に向かって低くなり,道路沿いでは平屋となる.それにより隣接する歴史的建造物や周辺の住宅を中心とした街並みとの調和を目指した. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年12月号174頁──幌東病院──アトリエブンク

北海道札幌市白石区──札幌市内の地下鉄南郷7丁目駅近くに位置する,慢性期病院の建て替えプロジェクト.患者の多くが長期間にわたり在院するため,冬場でも四季の移り変わりを感じられる生活の場として,良好な環境が計画された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年12月号138頁──大木代吉本店──大木代吉本店プロジェクトチーム/長尾亜子(平成蔵,研修棟) 岩堀未来(店舗,平成蔵) 野上恵子(仕込蔵,原料蔵,研修棟,新蔵)

2017年12月号138頁──大木代吉本店──大木代吉本店プロジェクトチーム/長尾亜子(平成蔵,研修棟) 岩堀未来(店舗,平成蔵) 野上恵子(仕込蔵,原料蔵,研修棟,新蔵)

福島県西白河郡矢吹町──江戸時代から続く老舗の酒蔵の改修,建て替え計画.敷地にあった20棟あまりの建物の多くが東日本大震災によって大きな被害を受けたため,4年の歳月をかけて改修,新築(撤去8棟,改修6棟,新築1棟)を行った.「酒蔵と街を繋ぐ」「酒蔵の歴史を繋ぐ」という全体のコンセプトの基,新旧材の取り合いがデザインされている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年12月号038頁──矢吹町第一区自治会館──ヌーブ

2017年12月号038頁──矢吹町第一区自治会館──ヌーブ

福島県西白河郡矢吹町──矢吹町第一区自治会館の災害復興に伴う移転建て替え計画.第一区に住む住民の自治活動の拠点になると同時に,災害時の避難場所,町のお祭りで使用する山車を収納する蔵としての機能が求められた.方形屋根を架けた10個の矩形のプランを集合させ,中央には通り抜けが可能な土間を設けた町に開かれた場所が計画されている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年11月号121頁──富岡の蔵──はりゅうウッドスタジオ

2017年11月号121頁──富岡の蔵──はりゅうウッドスタジオ

福島県双葉郡富岡町──かつては西側に富岡の森の材料を製材し建築材料として扱った施主の自宅があった.津波により蔵だけが残された.山で切り出した材のうち主に芯材部分を社屋の構造材に利用し,多くの製材した辺材幅厚板材の一部を蔵の再生に生かした. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年11月号112頁──ふたば富岡社屋/郡山社屋──はりゅうウッドスタジオ

2017年11月号112頁──ふたば富岡社屋/郡山社屋──はりゅうウッドスタジオ

福島県──【富岡社屋】縦ログパネルが2層分となり,約6.1mの吹き抜け空間を構成している.梁,壁共に富岡産材の材料を使用している.1階においては適度な通風やプライバシーを確保しながら,執務室全体としては,木によるトンネル状の空間が街に開くような大開口を設けている. 【郡山社屋】約11mのスパンのピロティを持ち,縦ログによる会議室が浮かんでおり,中庭を介して執務室が見える.準防火地域ではあるが,縦ログにおける準耐火性能の大臣認定により,内外木材現しとすることができた.また,横ログと縦ログを二重に使ったクロスログを用いている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年11月号106頁──東日本大震災津波物故者納骨堂──東京建設コンサルタント 乾久美子建築設計事務所

2017年11月号106頁──東日本大震災津波物故者納骨堂──東京建設コンサルタント 乾久美子建築設計事務所

岩手県上閉伊郡大槌町──2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波被災者の納骨と慰霊の場.大槌湾を望む丘の上に建つ.スギの無垢柱の連続による緩やかな曲面の壁が,訪れる人を導きつつ,背後の駐車場との視覚的な緩衝帯にもなる. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年11月号094頁──もものうらビレッジ──筑波大学貝島桃代研究室+佐藤布武研究室〈全体計画〉 アトリエ・ワン(メインハウス) ドットアーキテクツ(三角庵) satokura architects(炭庵) 〈設計〉

2017年11月号094頁──もものうらビレッジ──筑波大学貝島桃代研究室+佐藤布武研究室〈全体計画〉 アトリエ・ワン(メインハウス) ドットアーキテクツ(三角庵) satokura architects(炭庵) 〈設計〉

宮城県石巻市──牡鹿漁師学校の参加者や住民と共に,山裾の段々畑を活用した宿泊所をつくるプロジェクト.炭庵,三角庵と名付けられた2棟のタイニーハウスと,メインハウスの3棟からなる.2棟のタイニーハウスは,敷地で伐採したスギ材を使って建設された. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年7月号098頁──あさひ幼稚園 第二期──手塚貴晴+手塚由比/手塚建築研究所 今川憲英/TIS&PARTNERS

2017年7月号098頁──あさひ幼稚園 第二期──手塚貴晴+手塚由比/手塚建築研究所 今川憲英/TIS&PARTNERS

宮城県本吉郡南三陸町──あさひ幼稚園(本誌1210)は,東日本大震災により仮設住まいをされていた地域に2012年に建てられたに仮設園舎.その後,周囲の宅地開発にともない,一旦は移転が決定していたが,関係者の働きかけにより残置され,かつ増築された.園舎が建つ敷地の傾斜は当初の地形をそのまま活かしている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年7月号108頁──宮城学院女子大学附属認定こども園「森のこども園」──伊東豊雄建築設計事務所

2017年7月号108頁──宮城学院女子大学附属認定こども園「森のこども園」──伊東豊雄建築設計事務所

宮城県仙台市青葉区──宮城学院の創立130周年記念事業の一環として計画されたこども園.既存の幼稚園を移転新築し,保育園機能を加えている.緑豊かな環境に囲まれた敷地で,建物は大小のドーム状の屋根が架かる木造平屋. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年5月号142頁──オガールプロジェクト

2017年5月号142頁──オガールプロジェクト

岩手県紫波郡紫波町──オガールプロジェクトは盛岡から南へ約20kmの場所にある紫波町に計画された公民連携による事業.10年以上放置された町有地を活用し,第三セクターであるオガール紫波が中心となってオガールプラザ(本誌1209)、オガールベース(本誌掲載)、オガールセンター・オガール保育園(本誌掲載)、紫波町役場のほか分譲住宅街であるオガールタウン(本誌掲載)やサッカーグラウンドなどを整備した. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年4月号060頁──陸前高田市立高田東中学校──SALHAUS

2017年4月号060頁──陸前高田市立高田東中学校──SALHAUS

岩手県陸前高田市──東日本大震災で被災した3つの中学校の統合により新設された中学校の校舎計画.広田湾を望む眺めのよい高台に,復興のシンボルとなるような地元木材を用いた木の大屋根を持つ校舎群がグラウンドを囲むように配置される.陸前高田市内で先行する復興事業として地域コミュニティの場となることが期待されており,生徒や教員,地域住民へ向けたワークショップを開催し,対話を重ねながら設計が進められた. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年4月号114頁──東川小学校・地域交流センター──小篠隆生+北海道大学工学研究院小篠研究室 ブンク・中原・柴滝・アイエイ特定建築設計共同企業体

北海道上川郡東川町──東川町の中心部に移転新築された小学校と地域交流センター.片流れの屋根が東西へ水平展開した構成で,教室と一体となったワークスペースが雁行して連続している. 敷地南側に校舎,北側に運動場を配置.敷地の先に大雪連峰を望む. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら

2017年4月号124頁──東川町文化芸術交流センター──小篠隆生+ドーコン

北海道上川郡東川町──東川小学校の移転した跡地と残った校舎を転用して,文化芸術施設を整備.町の中心に位置することから,これまで町が行ってきた国際交流やイベントを軸に,日本語学校やギャラリー,コミュニティカフェ,ホールなどが設けられている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2017年4月号106頁──矢祭町立矢祭小学校──益子一彦/三上建築事務所

2017年4月号106頁──矢祭町立矢祭小学校──益子一彦/三上建築事務所

福島県東白川郡矢祭町──福島県東白川郡に位置する矢祭町の既存の5校を統合した町で唯一となる小学校の新築計画.国道からグラウンドに向けて東西に校舎を貫き,街と学校を繋ぐ「朝日のみち」を軸に構成.校舎の北側1階に,多目的ホール,家庭科室,音楽室,会議室,体育館をまとめて配置し地域開放エリアとし,街に開かれた学校としている. 掲載号はアプリで購入できます! 書籍購入はこちら
2001年3月号──せんだいメディアテーク──伊東豊雄建築設計事務所

2001年3月号──せんだいメディアテーク──伊東豊雄建築設計事務所

宮城県仙台市青葉区──宮城県仙台市青葉区の定禅寺通り沿いに建つ複合施設。1階はカフェやショップ、イベントスペース、2階はブラウジングロビー、3・4階はライブラリー、5・6階はギャラリー、7階にはスタジオが入る。「メディアテーク」は公開コンペの審査委員長であった磯崎新氏によって命名された。テークは「棚」、「いれもの」などを意味する。建築は「チューブ」「プレート」「スキン」の3つの要素によって設計され、ほぼ50m四方のフロアをスチールパイプでつくられた13本の「チューブ」が支えるという構成となっている。

2008年5月号054頁──十和田市現代美術館──西沢立衛建築設計事務所

青森県十和田市──2008年4月26日オープンの美術館.国内外で活躍する22人のアーティストによるコミッションワーク(常設)と市民活動スペースからなる,大小のアートのための家が独立して配置されながら全体の印象をつくっている.アートによるまちづくり,Arts Towadaの一環として位置付けられるプロジェクト.
2009年3月号176頁──いわき芸術文化交流館 アリオス──基本計画・発注者側プロジェクト監修 環境デザイン研究所/設計 清水建設・佐藤尚巳建築研究所・永田音響設計・シアターワークショップ設計共同企業体

2009年3月号176頁──いわき芸術文化交流館 アリオス──基本計画・発注者側プロジェクト監修 環境デザイン研究所/設計 清水建設・佐藤尚巳建築研究所・永田音響設計・シアターワークショップ設計共同企業体

福島県いわき市──いわき市にPFIによってつくられた文化施設.敷地は平中央公園に隣接した「平市民会館」の跡地,既存の音楽館を残し建て替えられた.中央が小劇場や大リハーサル室を持つ交流棟,東側が大ホール,西側が中劇場という配置.大ホールの鋸型側壁は,プレキャストコンクリートの型枠に特殊ウレタン樹脂で雄型をつけた型枠を用いてつくられた.1枚の大きさは幅約4,500mm,高さ750〜1,050mm.

2009年3月号078頁──いわき幼稚園──北山孝二郎+K計画事務所

福島県いわき市──福島県いわき市の郊外に建つ平屋の幼稚園.園児が日常的に過ごす空間には空調機器を設けていない.保育室は2方向に開口を持ち,深い軒と大きなトップライトを持つテラスと屋外に面している.また南向き,西向き,東向きと学年ごとに異なる環境をつくり,日々の変化,季節や年ごとの変化を感じることができる.
2009年5月号111頁──東北大学百周年記念会館 川内萩ホール──設計指導 阿部仁史+小野田泰明/設計 三菱地所設計+阿部仁史アトリエ

2009年5月号111頁──東北大学百周年記念会館 川内萩ホール──設計指導 阿部仁史+小野田泰明/設計 三菱地所設計+阿部仁史アトリエ

宮城県仙台市──東北大学の百周年を期に,既存の「東北大学記念講堂・松下会館」がリノベーションされた.「川内萩ホール」内,壁面を見る.仕上げは,ナラ練り付けケイ酸カルシウム不燃板.上下で赤を基調としたグラデーションがつけられている.
2009年5月号081頁──国際教養大学図書館棟・講義棟──仙田満+環境デザイン・コスモス設計共同企業体

2009年5月号081頁──国際教養大学図書館棟・講義棟──仙田満+環境デザイン・コスモス設計共同企業体

秋田県秋田市──秋田市郊外の国際教養大学の既存キャンパスに建てられた図書館棟と講義棟.それぞれ異なる構造を用いて,鉄筋コンクリート造の躯体に秋田スギによる木造の屋根を持つ.図書館グレートホールはスチールフィーレンデールとホール中央の直径300mmのスギ丸太を鉄骨で束ねた放射状斜柱による傘状の構造.半円状の平面を持つグレートホールは段上の床で構成され,段下にはリーディングスペースなどさまざまな場所がつくられている.講義棟レクチャーホールには木造3次元トラスによる屋根が架けられている.
2009年5月号092頁──国際教養大学学生宿舎──設計チーム木

2009年5月号092頁──国際教養大学学生宿舎──設計チーム木

秋田県秋田市──国際教養大学内につくられた学生宿舎.木造2階建てで,12棟・計202戸ある.東西に分けられて配置され,各棟をモールという屋根の付いた共用廊下が繋ぐ.壁の付加断熱や床裏の基礎断熱,ツララ・スガモレ対策の桁上断熱など寒冷地特有の工夫があり,Q値(熱損失係数)1.29W/m2Kを実現している.設計チーム木は、大規模コンペに応募するために設立された秋田県能代市の設計事務所6社による協同組合.西方設計,今井ヒロカズ建築設計事務所,丹波孝次建築設計事務所,アートCLUB一級建築設計事務所,長門建築設計事務所,小野建築構造設計室が参加している.
2009年5月号099頁──IDIC 岩手暖房インフォメーションセンター──彦根アンドレア/彦根建築設計事務所

2009年5月号099頁──IDIC 岩手暖房インフォメーションセンター──彦根アンドレア/彦根建築設計事務所

岩手県八幡平市──竣工して16年が経過したピーエス(放射冷暖房器具の企業)の工場,オフィス兼インフォメーションセンター.構造躯体である鉄筋コンクリート柱の蓄熱体として有効利用など環境配慮でCASBEE Sランク(既存)を取得.竣工当時は苗木だった南側立面の落葉樹ヤマナラシが,夏は葉を繁らせ日射を遮り,冬は葉を落として建物内に日光を届ける.時間が経過することでより環境にフィットするよう計画された建築.
2009年5月号071頁──大船渡市民文化会館・市立図書館/リアスホール ──新居千秋都市建築設計

2009年5月号071頁──大船渡市民文化会館・市立図書館/リアスホール ──新居千秋都市建築設計

岩手県大船渡市──リアス式海岸で有名な岩手県大船渡市に建てられた文化会館.その全体形状やコンクリートの壁面,仕上げなどには,「穴通し磯」をはじめとした大船渡特有の地域性が表現されている.建物構成は,ホールゾーンとファクトリーゾーンからなる.キール梁とフライングバットレスで支えられるホールは1,100席.ファクトリーゾーンにはアトリエや茶室の他,ワークショップでの市民からの要望を反映させた図書館が設けられている.
2009年6月号114頁──会津中央病院 新棟──羽深隆雄・栴工房設計事務所

2009年6月号114頁──会津中央病院 新棟──羽深隆雄・栴工房設計事務所

福島県会津若松市──既存「新館」に免震構造の「新棟」が増築された.「新館」は動線計画など内部の改修,免震レトロフィットなどが施される.全体計画認定制度を適用した更新.内部では,バック動線を設けるなどして,既存の動線計画を改善している.構造や外壁は,施工精度向上や工期短縮が図られ,すべてPC,PCa.
2009年6月号122頁──NSOC 仙台北部整形外科──八重樫直人+ノルムナルオフィス

2009年6月号122頁──NSOC 仙台北部整形外科──八重樫直人+ノルムナルオフィス

宮城県仙台市──デイ・サージャリー(日帰り・短期入院を伴う手術)を行う仙台市北部のスポーツクリニック.鉄筋コンクリート造の方形のボリュームにそれぞれ,外来診察,病室,手術室,そして待合が入る.諸室を繋ぐ廊下はリハビリ室と一体として歩行訓練などに用いられる.生活習慣病のケアなど,地域の人びとの健康状態に面的に関わる.
2009年9月号162頁──糸魚小学校──アトリエブンク

2009年9月号162頁──糸魚小学校──アトリエブンク

北海道士別市──北海道北部の内陸,小学校の合併により,新設された校舎.少人数校ならではの家族的一体感を生かすため,オープンプランとし,廊下を廃止して,すべてを学習空間としている.地場産材の梁加工の上部にトップライトが設けられ,奥行の深い室内全体に光りを落とす.
2009年9月号122頁──岩見沢複合駅舎(岩見沢駅・岩見沢市有明交流プラザ・岩見沢市有明連絡歩道)──西村浩/ワークヴィジョンズ

2009年9月号122頁──岩見沢複合駅舎(岩見沢駅・岩見沢市有明交流プラザ・岩見沢市有明連絡歩道)──西村浩/ワークヴィジョンズ

北海道岩見沢市──岩見沢駅,市役所サービスセンター,市民ギャラリーなどが入る複合駅舎.外壁にはイベント参加者の名前が刻印されたレンガ,カーテンウォールのマリオンには古レールが使われている.設計者は2005年に実施されたコンペにより選ばれた(『新建築』0504,NEWS).
2009年11月号178頁──Signal Barn──五十嵐淳建築設計

2009年11月号178頁──Signal Barn──五十嵐淳建築設計

北海道空知郡──ラベンダーで有名なファーム富田のエントランス・ゲート.敷地周辺の境界が曖昧になり,来場者の混乱を招いていたため,ファーム富田のゲートやシグナルとなるようなものとして設計された.周辺の建物の形態から抽出した7つの家型の塔屋からなる.最高高は約8,000mm.
2010年6月号148頁──鶴岡市立藤沢周平記念館──高谷時彦事務所

2010年6月号148頁──鶴岡市立藤沢周平記念館──高谷時彦事務所

山形県鶴岡市──周囲を神社や文化財に囲まれた鶴岡城の本丸跡地に位置する,作家,藤沢周平の記念館.地域の伝統的工法を利用した鞘堂方式(鉄筋コンクリート造の「蔵」の周りを鉄骨造の「鞘」が取り囲む)を用いる.いくつかある庭は,旧藤沢邸の庭より樹木,大谷石などを移植し風景を復元している.
2010年6月号156頁──鶴岡まちなかキネマ──高谷時彦事務所

2010年6月号156頁──鶴岡まちなかキネマ──高谷時彦事務所

山形県鶴岡市──木造絹織物工場を,既存トラスの小屋組みを生かし,映画館に再生.布基礎から上部の軸組みと小屋組みを残したままで地下を掘り込み,鉄筋コンクリートの床と壁を設置し観客席としている.キネマの壁は吸音用のグラスウールマットを絹織物の経糸や織機をイメージした木製ルーバーで覆っている.
2010年10月号174頁──東北大学川内厚生会館──東北大学施設部・キャンパス計画室 針生承一建築研究所

2010年10月号174頁──東北大学川内厚生会館──東北大学施設部・キャンパス計画室 針生承一建築研究所

宮城県仙台市──カフェテリア,購買,談話室などからなる川内厚生会館の改修および増築計画.全長100m超の円弧状平面を持つ木造平屋建て.南北のファサードは全面ガラス開口としているが,適宜筋かいとして斜め格子を配置.東北大学キャンパスのシンボルであるメタセコイヤの樹を保存しつつ計画が進められた.
2010年10月号110頁──東北大学青葉山東キャンパス センタースクエア ブックカフェ棟(BOOOK)──山本・堀アーキテクツ

2010年10月号110頁──東北大学青葉山東キャンパス センタースクエア ブックカフェ棟(BOOOK)──山本・堀アーキテクツ

宮城県仙台市青葉区──東北大学青葉山東キャンパス中心部の再生事業の一環として新設された,購買とブックカフェからなる施設.店舗空間とカフェとの一体化を目指し,設計から運営方法までをコンペによって決定した.1,800mm角と900mm角の木造格子による相互依存構造の片流れの大屋根の下に藤江和子氏による書架が配置される.選書にはブック・ディレクターの幅允孝氏が参加.
2010年10月号072頁──村山市総合文化複合施設「甑葉プラザ」──高宮眞介/計画・設計工房+日総建

2010年10月号072頁──村山市総合文化複合施設「甑葉プラザ」──高宮眞介/計画・設計工房+日総建

山形県村山市──図書館や多目的ホールを持つ,市の中心となる複合文化施設.公募型プロポーザルにより選ばれた.33m×48mの祝祭広場を囲むように,それぞれの機能を配置している.前面道路を挟んで隣接するふれあい広場の整備も一体的に計画している.ランドスケープデザインはオンサイト計画設計事務所.
2010年12月号144頁──Small Atelier──五十嵐淳建築設計

2010年12月号144頁──Small Atelier──五十嵐淳建築設計

北海道札幌市西区──北海道札幌市内の住宅地に建つ,個人が所有する離れ.趣味の絵画やフラメンコのためのティアドロップ型平面のアトリエに,機能の異なった5つの小さな部屋が付随する.室内がアルミ板仕上げの採光室を設け,扉の開き具合によりアトリエの調光をする.玄関を含む6つの扉には特殊な丁番を使用し,小口を壁に覆い被せても180度開くディテールとなっている.
2010年12月号151頁──ファーム富田/回廊──五十嵐淳建築設計事務所

2010年12月号151頁──ファーム富田/回廊──五十嵐淳建築設計事務所

北海道空知郡──空知郡中富良野町の観光名所のひとつである「ファーム富田」内に建てられた東屋.売店の庇としての機能と,ラベンダー畑を鑑賞したり,軽い飲食をするための滞留空間としての機能を持つ.北側と南側にふたつ配置され,連続した回遊動線を生み出す.設計者によるゲート「Signal Barn」(本誌0911)も同敷地内に建つ.
2011年9月号056頁──白河市立図書館──第一工房

2011年9月号056頁──白河市立図書館──第一工房

福島県白河市──福島県白河市の白河駅前に建つ市立図書館.図書館機能のほか,多目的ホール,会議室,インキュベートルームなどを併せ持つ.東西に伸びる大屋根を用いた,2層吹き抜け,無柱の大空間.鉄骨張弦梁構造の屋根と鉄筋コンクリート造の耐震壁付きラーメン構造の下部で構成される.開放されたつくりの大屋根の南東部では,曲率の異なる天井2面が接合.
2011年10月号100頁──東北大学青葉山東キャンパスセンタースクエア 中央棟──山本・堀アーキテクツ

2011年10月号100頁──東北大学青葉山東キャンパスセンタースクエア 中央棟──山本・堀アーキテクツ

宮城県仙台市──整備・再生が進む東北大学青葉山東キャンパスの中心に新設された,食堂,講義室,教授会室,事務室が一体となった施設.敷地は青葉山の尾根筋にあたり,稜線や既存樹を手がかりにリニアな配置や建築の形状が決定された.緩やかな起伏を描くランドスケープも含め,「尾根の再生」を目指した.
2011年10月号092頁──東北大学片平キャンパスインテグレーション教育研究棟──東北大学施設部・キャンパス計画室 三菱地所設計

2011年10月号092頁──東北大学片平キャンパスインテグレーション教育研究棟──東北大学施設部・キャンパス計画室 三菱地所設計

宮城県仙台市──東北大学片平キャンパスの北門に面して建つ実験研究棟の一部保存および建て替え.大正13(1924)年に建設された校舎の外壁のみを保存し,その内側にオフィス棟とラボ棟を新設,ふたつの棟の間のボイドはガラスハットで覆われている.オフィス棟は鉄筋コンクリート造,ラボ棟はプレキャストプレストレストコンクリート造.地上5階建て.
2011年10月号040頁──山形大学工学部創立100周年記念会館──高宮眞介/計画・設計工房

2011年10月号040頁──山形大学工学部創立100周年記念会館──高宮眞介/計画・設計工房

山形県米沢市──山形県米沢市にある,山形大学工学部の100周年を記念につくられた迎賓室,ホールが入る施設.多雪地域であるため,冬の積雪があっても庇下が利用できるようになっている.重要文化財である米沢高等工学校の旧本館と対面し,その間の正門前には約30m角の100周年記念プラザがある.
2011年12月号166頁──遠野市仮設住宅 希望の郷「絆」──大月敏雄+冨安亮輔+井本佐保里/東京大学高齢社会総合研究機構 リンデンバウム遠野

2011年12月号166頁──遠野市仮設住宅 希望の郷「絆」──大月敏雄+冨安亮輔+井本佐保里/東京大学高齢社会総合研究機構 リンデンバウム遠野

岩手県遠野市(遠野市職員用駐車場内)──沿岸部からの避難民受け入れのため,遠野市が建設した仮設住宅.東京大学高齢社会総合研究機構と岩手県立大学の協力のもと,コミュニティケア型仮設住宅が計画された.従来の画一的な仮設住宅地とは異なり,高齢者のためのケアセンターを備えたゾーンや,コミュニティが発生しやすい対面型配置とウッドデッを備えたゾーンなど,多様な性格の場を導入.住戸が対面型に配置されたケアゾーンは,屋根とデッキが架けられている.地場産材を使用し,本設移行にも備えた構造としている.

2011年12月号172頁──石巻市北上町白浜復興住宅──結設計室

宮城県石巻市──宮城県石巻市白浜地区の住民を対象とした木造恒久住宅.地場工務店と国産材を使い,個人住宅として平屋3棟,2階建て7棟と共同利用が可能な共生の家が1棟の全11棟が建てられた.敷地は一部を削平する造成を行っている.被災者の本格的な生活再建のため,また敷地の三陸地方では平地が限られていて必要な公有地が不足していることや,東北地方の合板工場が被災し合板を中心とする資材が不足したことなどから恒久住宅が選択された.

2011年12月号174頁──南三陸町歌津応急仮設住宅──針生承一建築研究所+宮城県森林組合連合会+登米町森林組合

宮城県本吉郡南三陸町(私有地内)──高台の私有地に建つ応急仮設住宅(災害救助法による).宮城県が4月19日より募集,選定し,建設したうちのひとつ.被災した集落全体が移り住み,地域の繋がりを保つ.地場産の木材を使用し,外壁と野地板に使用しているスギ厚板をパネル化することで工法を簡便化.建設には現地の業者が関わる.

2011年12月号150頁──歌津コミュニティパビリオン──HarvardGSD+慶応義塾大学大学院+宮城大学

宮城県本吉郡南三陸町(歌津中学校敷地内)──歌津中学校敷地内に建てられたHarvardGSD,慶応義塾大学大学院,宮城大学の国内外3大学による集会所.岐阜県でプレカットしたスギ材を軸組に使用し,外周を2,859個のスギブロックで覆う.スギブロックは製材時に出る端材で,登米町森林組合からの無償提供.ブロックの組み立ては簡単にできるため,地元の小中学生も施工に参加した.設置予定期間2〜5年の工作物.

2011年12月号151頁──バーバドール5丁目──MIT Japan 3/11 Initiative Project Team

宮城県本吉郡南三陸町歌津(「平成の森」仮設住宅地内)──宮城県南三陸町最大の仮設住宅地「平成の森」に設置された仮設住宅をより快適にする仕掛け.MIT(マサチューセッツ工科大学)と慶応義塾大学大学院,宮城大学の3大学の協働によるプロジェクト.平成の森に住民が集まって使えるようにと置かれていたテーブルとベンチを,冬場でも使えるように,雨や雪を凌ぐポリカーボネートの屋根を架け,ソーラーパネルや4×4mのデッキを3日間で設置.30cm底上げをしたデッキの下に配管し,ポンプと水瓶による床暖房としている.
2011年12月号153頁──女川町仮設住宅──ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク (VAN) 坂茂建築設計 TSP太陽

2011年12月号153頁──女川町仮設住宅──ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク (VAN) 坂茂建築設計 TSP太陽

宮城県牡鹿郡(女川町町民野球場内)──宮城県女川町の野球場内に,海上輸送用コンテナを使って建設された3層(一部2層)の仮設住宅.必要仮設住宅数を確保する十分な平地が不足していたことを受け,坂茂氏より多層型仮設住宅が提案された.コンテナを市松状に積層することで,開放的なLDKを生み出す.棟間にはマーケットが設けられている.

2011年12月号160頁──仮設集会施設ロハス計画──日本大学工学部浦辺智義研究室+はりゅうウッドスタジオ

福島県本宮市(恵向公園仮設住宅地内)──福島県本宮市恵向公園内にある応急仮設住宅集落内に建つ集会施設.再利用可能なログで材でつくられ,地熱を利用した室内の冷暖房やサンルームと蓄熱床を利用した冬季の暖房,太陽光発電など再生可能エネルギーを利用している.

2011年12月号148頁──エクスコンテナ・プロジェクト──吉村靖孝建築設計事務所

宮城県石巻市──海運コンテナの規格を流用したプレファブユニット建築を被災地に届けるプロジェクト.仮設から本設へ移行できるように,構造フレームを再設計し,法規に適合させながら,不必要な部分を省いている.今回つくられたプロトタイプは福島,宮城を巡回し,最終的には石巻のボランティア支援団体に寄贈された.

2011年12月号144頁──仮設建築モデル どんぐりハウス──設計施工 杉本洋文+東海大学チャレンジセンター 3.11生活復興支援プロジェクト

岩手県大船渡市(泊地区公民館) 宮城県石巻市(相川・小指地区集会場)──岩手県大船渡市と宮城県石巻市にある集会場・公民館.合板を使用しない国産の間伐材のみを使用するウッドブロッグ構法でつくられ基本ユニットを積み重ねるだけの施工方法で学生でも短期間で建設できる.

2011年12月号146頁──小さな積み木の家<集会所>──九州産業大学矢作昌生研究室+九州工業大学徳田光弘研究室+矢作昌生建築設計事務所

岩手県陸前高田市(成田山金剛寺近隣)──震災後,住民の拠点になっていた寺に隣接する私有地に建てられた集会所.プレカットした木のパーツを積み上げ,ボルトで固定して壁を構築.簡便な工法と木の断熱性を備える.パーツのひとつひとつに住民のメッセージが記されており,将来的に地域が復興し,役割を終えて解体される時までのタイムカプセルとしての役割も持つ.恒久建築物として建築確認申請済み.

2011年12月号139頁──宝来館の顔──宮本佳明

岩手県釜石市──津波の被害を受けた老舗旅館「宝来館」の敷地内で展開される復興に向けたプロジェクト.残された基礎を花壇に見立てて花を咲かせる「元気の種をまく」プロジェクト,流された別館の基礎を再利用して砂浜を望む階段状のウッドデッキを設ける「みんなが集まれる大きなテーブル」,指揮者,佐渡裕さん率いるスーパーキッズ・オーケストラの夏の合宿拠点となる野外劇場の3つが進行している.
2011年12月号140頁──鵜住居の合掌──垣内光司/八百光設計部

2011年12月号140頁──鵜住居の合掌──垣内光司/八百光設計部

岩手県釜石市鵜住居町(住宅基礎内)──被災地に残された住宅基礎の上に建つ小屋.床面積を建築確認申請の必要ない10m2以下,合掌の角度を変更して間口を基礎の幅に合わせることで,施工当日まで未定だった建設地に対応.小さくシンプルな構成は技術の伝播を促し,地域に建築行為を誘発する.日本財団ROADプロジェクト「東北地方太平洋沖地震・災害にかかる支援活動助成」の助成による関西建築家ボランティア「50万円プロジェクト(仮設シェルター)」によって建設.

2011年12月号142頁──箱崎町の番屋 エコバーチ・シェルター──水谷嘉信建築設計事務所

岩手県釜石市箱崎町(箱崎漁港堤防外)──箱崎漁港の堤防の外に建つ,漁港で働く人びとのための休憩所.9.9m2のふたつの箱が外部デッキを介して繋がる構成.箱の外壁,屋根,床,建具の材料に安価な耐水性バーチ合板を規格サイズの4×8版をカットせずに組み立てた.柱,梁,デッキ材は神戸で事前に加工した愛媛久万町のスギ材.地元の大工,ボランティアの大工,学生を始めとするボランティアの手で5日間をかけて竣工.日本財団ROADプロジェクト「東北地方太平洋沖地震・災害にかかる支援活動助成」の助成による関西建築家ボランティア「50万円プロジェクト(仮設シェルター)」によって建設.恒久建築物として建築確認申請済み.
2011年12月号117頁──くまもとアートポリス東北支援「みんなの家」──くまもとアートポリスコミッショナー:伊東豊雄 同アドバイザー:桂英昭 末廣香織 曽我部昌史 くまもとアートポリス東北支援「みんなの家」建設推進委員会

2011年12月号117頁──くまもとアートポリス東北支援「みんなの家」──くまもとアートポリスコミッショナー:伊東豊雄 同アドバイザー:桂英昭 末廣香織 曽我部昌史 くまもとアートポリス東北支援「みんなの家」建設推進委員会

宮城県仙台市(福田町南1丁目公園仮設住宅地内)──仮設住宅地内に建てられた木造の集会所.くまもとアートポリス事業の一環として熊本県および県内建築関係団体などが主体となり木材および建設費を提供し,実現したもの.設計はアートポリスコミッショナーの伊東豊雄氏,同アドバイザーの桂英昭氏,末廣香織氏,曽我部昌史氏を中心として行われた.切妻屋根の和小屋.
2011年12月号124頁──志津川番屋プロジェクト──宮城大学竹内研究室

2011年12月号124頁──志津川番屋プロジェクト──宮城大学竹内研究室

宮城県本吉郡南三陸町(志津川漁港沿岸)──志津川漁港沿岸に建てられた地元漁師の会合や作業のための小屋.企画から竣工まで1カ月という短期間で大学教員,学生,地元漁師らによって建てられた.使用した木材は岐阜県加子母村の工務店より提供.プレカットしたものをトラックで搬送した.設置予定期間2年の仮設建築物.

2011年12月号133頁──CycleⅡ ーー志津川小アクションリサーチプロジェクトーー──設計施工 プレイグラウンド・サポーターズ/千葉工業大学石原研究室

宮城県本吉郡南三陸町(志津川小学校仮設住宅内)──宮城県南三陸町の仮設住宅敷地内に住民の集まる場をつくる一連のプロジェクト.アクションリサーチとは,研究実践者が当事者に寄り添い,一緒に現状を変革していく方法(クルト・レヴィンが提唱).ベンチ,ともだちいっぱいカフェ(野点床),シェルターと必要に応じて徐々に場づくりを展開した.運動会で使われた桟敷席を解体し,仮設住宅に付帯させるテラスやベンチも製作.設置予定期間2年の工作物.
2011年12月号107頁──竹の会所─復興の方舟───設計施工 滋賀県立大学陶器浩一研究室+髙橋工業

2011年12月号107頁──竹の会所─復興の方舟───設計施工 滋賀県立大学陶器浩一研究室+髙橋工業

宮城県気仙沼市本吉町──宮城県気仙沼市の海岸沿いの敷地に、地元に生息する竹を使って建てた集会所.竹の切り出し,敷地の整備,フレーム製作,建て方,膜張りなど,28日間におよぶ2度のワークショップを行い,学生がセルフビルドで建設.竣工披露の場では,地元の方々によって地域の伝統的な踊り“虎舞”が披露された.設置期間は4年間の予定.
2012年1月号080頁──旭川駅──統括監修 篠原修 加藤源/意匠統括 内藤廣/設計 内藤廣建築設計事務所・北海道旅客鉄道・日本交通技術

2012年1月号080頁──旭川駅──統括監修 篠原修 加藤源/意匠統括 内藤廣/設計 内藤廣建築設計事務所・北海道旅客鉄道・日本交通技術

北海道旭川市──旭川駅舎の建て替え.1991年より続く,駅周辺土地の区画整理や鉄道高架事業,駅を挟んだ南北動線の整備といった旭川駅周辺地区のまちづくり計画の一環として進められた.幅180m,奥行60mの大屋根が高架上に掛けられている.全面をガラスカーテンウォールとし,それ越しに,プラットホーム階の四叉柱や,1階の板壁が透けて見える.
2012年1月号044頁──メム メドウズ──隈研吾建築都市設計事務所

2012年1月号044頁──メム メドウズ──隈研吾建築都市設計事務所

北海道広尾郡──北海道広尾郡大樹町にある,トステム建材産業振興財団の研究・教育・研修施設.サステナブルな建築・都市のあり方を追求するため,競走馬の牧場であった場所に実験住宅や,既存の厩舎,走路を改修した宿泊研修棟をつくった.実験住宅は,屋根と壁が同一の素材でつくられるアイヌの伝統建物をモチーフにし,各部それぞれにセンサーが設置され,環境実験が行われる.
2012年1月号060頁──BBP バングラデシュにおける竹構造の農村住宅開発研究のモックアップ──ケ・エム・イフテカル・タンヴィル+江尻憲泰+山下秀之+岩野太一/長岡造形大学

2012年1月号060頁──BBP バングラデシュにおける竹構造の農村住宅開発研究のモックアップ──ケ・エム・イフテカル・タンヴィル+江尻憲泰+山下秀之+岩野太一/長岡造形大学

北海道広尾郡──バングラデシュのボラック竹を主体構造とする複数階建築の開発研究で建てられたモックアップ.トステム建材産業振興財団のによるメム メドウズ内に建てられた,住民自身の手でつくれるように組み方を検討した.今後は,構造的研究と竹の経年劣化の状況を観測する.

2012年4月号125頁──日本ユニセフ協会 幼稚園保育園再建プロジェクト 石巻市立井内保育所──伊藤喜三郎建築研究所+メックデザインインターナショナル共同体

宮城県石巻市──日本ユニセフ協会が支援する幼稚園保育園再建プロジェクトのひとつ.宮城県気仙沼市の南気仙沼小学校の敷地内に建っていた学童保育施設の建て替え.被災したマツを厚さ30mmの板にして,外壁に使用している.

2012年6月号158頁──りくカフェ──陸前高田まちのリビングプロジェクトチーム+成瀬・猪熊建築設計事務所

岩手県陸前高田市──岩手県陸前高田市に建つ,仮設のコミュニティカフェ.震災により失われた街の人が集まれる場所をつくった.カフェのみならず,コンサート,集会,ワークショップなど複数の用途で使用できるようにしている.敷地には,仮設の病院,歯科医院,薬局が建つ.
2012年6月号084頁──石巻の鐘楼──長谷川豪建築設計事務所

2012年6月号084頁──石巻の鐘楼──長谷川豪建築設計事務所

宮城県石巻市──東日本大震災で津波の被害を受けた宮城県石巻市の幼稚園に建つ鐘楼.東京のTOTOギャラリー・間で建設・展示された後,園庭に移築した.保護者や地域の住人が集うことのできる縁側として,園児たちの遊具として使用でき,周辺の住宅から抜き出た高さから鳴らす鐘が地域の繋がりを促す.
2012年7月号135頁──由利本荘市文化交流館 カダーレ──新居千秋建築都市設計

2012年7月号135頁──由利本荘市文化交流館 カダーレ──新居千秋建築都市設計

秋田県秋田市由利本荘市──秋田県由利本荘市に建つホール,図書館,公民館,プラネタリウムなどからなる文化複合施設.設計,ホールの音響シミュレーション,施工に至るまで3次元CADを用いた.ホールは,お祭りを行うために,客席を移動し,市民活動室,ギャラリー,ポケットパークを繋ぐ135mの道をつくることができる.

2012年9月号182頁──東北大学青葉山東キャンパス 被災建物改築計画──監修 東北大学工学研究科キャンパスデザイン復興推進室

宮城県仙台市青葉区──2011年3月11日の震災で甚大は被害を受けた東北大学工学研究科青葉山東キャンパスの復興計画.単なる建物復旧に留まらず,地球環境に配慮した災害弾力性の高いスマートレジリエンスキャンパスをテーマに掲げ,計画が進められている.

2012年9月号177頁──東北大学片平キャンパス 都市・建築学専攻仮設校舎 カタヒラ・テン──設計監修 石田壽一+東北大学工学研究科キャンパスデザイン復興推進室

宮城県仙台市青葉区──東北大学片平キャンパス内,駐車場に建てられた仮設校舎.東日本大震災により青葉山東キャンパスが被災し,新校舎完成までの仮設として計画された.既成のモジュール・プレハブを用いながら,建築学科として必要な大空間や,憩いの空間をつくり出している.
2012年9月号132頁──平田のみんなの家──山本理顕設計工場

2012年9月号132頁──平田のみんなの家──山本理顕設計工場

岩手県釜石市──釜石市平田地区の仮設住宅地に建てられた集会場.有志住民の運営により,昼はカフェ,夜は居酒屋として開放されている.暗くなってからも明かりが見えるよう,屋根には光を透過するテント膜を用いている.短期間で施工できるよう,鉄骨による傘状の構造体にテント膜をかぶせた単純な構成.
2012年9月号119頁──こころシェルター消防団のいえ──髙﨑正治都市建築設計事務所 協働 エーディーワールド

2012年9月号119頁──こころシェルター消防団のいえ──髙﨑正治都市建築設計事務所 協働 エーディーワールド

岩手県下閉伊郡山田町──地震被災地支援活動として,皆の心が集まる場所,一致団結する場所,休む場所を求めていた岩手県山田町の13分団消防団のために,建築家が設計・施工・寄贈した.将来は地域の文化や芸能を伝承していく地域交流館として引き継がれていく.
2012年9月号111頁──オガールプラザ──近代建築研究所+中居敬一都市建築設計

2012年9月号111頁──オガールプラザ──近代建築研究所+中居敬一都市建築設計

岩手県紫波郡紫波町──図書館,産地直売所,子育て支援センター,カフェなどが入る複合施設.公民連携(PPP)による駅前開発事業で,本建物はその第一期施設.140mの長さを持つ木造の建物.特別目的会社オガールプラザが所有,運営をする.同地区内に続いて紫波町役場や民間施設などが今後完成していく予定.
2012年10月号118頁──最上町の特別養護老人ホーム 紅梅荘──みかんぐみ

2012年10月号118頁──最上町の特別養護老人ホーム 紅梅荘──みかんぐみ

山形県最上町──山形県最上町にある特別養護老人ホーム.近隣には町立病院,老人保険施設などからなるウェルネスプラザがあり,エリア一体で健康,福祉の拠点として計画されている.構造,内装,外装には地場産のスギを使用.また,町の木材資源を用いたバイオマスボイラーを使い,空調,給湯をしている.強風・多雪地域のため風で雪を吹き飛ばすように屋根勾配がとられている.
2012年10月号073頁──あさひ幼稚園──手塚貴晴+手塚由比/手塚建築研究所 今川憲英/TIS&PARTNERS

2012年10月号073頁──あさひ幼稚園──手塚貴晴+手塚由比/手塚建築研究所 今川憲英/TIS&PARTNERS

宮城県本吉郡南三陸町──南三陸町に建つ幼稚園の仮設園舎.日本ユニセフ協会が幼稚園の仮設園舎の建設を支援.東日本大震災の津波によって立ち枯れした樹齢約300年のスギを使用.金物を使わず,楔による嵌合結合を採用.建材にはあさひ幼稚園園長が住職を務める大雄寺の参道の大木から削り出された.約60人の園児のための仮設園舎.
2013年1月号161頁──ニセコ町民センター──アトリエブンク

2013年1月号161頁──ニセコ町民センター──アトリエブンク

北海道虻田郡ニセコ町──北海道ニセコ町に建つ旧町民センターを改修した町の集会施設.建物北側の多目的ホールと南側の小ホールなどを含む2層約700㎡を増築.建物躯体を外断熱し性能を向上した.耐震診断の結果,Is値が十分な耐震性能を示す基準値0.675を大幅に上回った構造躯体を,外断熱改修をして外的劣化から保護している. 掲載号はアプリで購入できます!
2013年1月号153頁──かぜのび──飯田善彦建築工房

2013年1月号153頁──かぜのび──飯田善彦建築工房

北海道樺戸郡新十津川町──北海道新十津川町に建つ新十津川町アートの森彫刻体験交流促進施設.彫刻家五十嵐威暢の作品を展示する美術館兼個人アトリエ.103年の歴史に幕を下ろした小学校を改修した.正面には同作家による閉校記念碑は鉄のフレームと103個の地元の石で構成されている.時にこども達の課外授業や,手づくり教室の創作の場所としても利用される.5~10月の間のみ開館する. 掲載号はアプリで購入できます!

2013年1月号072頁──釜石市災害復興公営住宅(東部地区天神町)──平田晃久建築設計事務所

岩手県釜石市天神──岩手県釜石市の市中心部に整備する災害復興公営住宅.同市天神町に整備する40戸の復興住宅と子ども園を併設した施設.5階建ての公営住宅と平屋の子ども園をそれぞれ屋根を重ねることで風を敷地内に取り込む快適な環境をつくる計画. 掲載号はアプリで購入できます!